「実」
2017年を迎えました。
昨年は熊本の震災をはじめ悲しい出来事がいろいろありましたが、一方で嬉しいこともたくさんありました。今年は嬉しいこと、楽しいことの多い年になってほしいものです。
個人的にはやり残している仕事がいくつかありますから、早いうちに片づけて、今年の目標に向かって進んでいかなければいけません。いつまでも引きずっている場合ではありませんから。
今年の初夏には新病棟がスタートします。開院して10年間の蓄積を活かせるとよいのですが、現実はそう甘くはないでしょう。何しろ当院は常識と非常識の間で闘っていますから。産みの楽しさを味わえるように、気持ちを整えておきたいと思います。
旧態然としたものではなく、変化あるいは違いを求めてきた病院です。これまで行ってきたことを変えることも必要かもしれません。そのときは変える勇気も必要です。
写真は千里リハビリテーション病院のディレクター佐藤可士和氏の作品です。有田焼です。有田焼と言えば人間国宝が何人も排出されてきた伝統を重んじるような世界です。もちろん代を重ねるごとに新しい芸術性を表現してこられたわけですが、佐藤可士和氏はその世界観は守りながらも、もっと大胆に変化することに挑戦された作品だと私は感じています。その実行力に私は感動しました。
夢を現実にすること、努力が実を結ぶこと、空想ではなく実際的に具現化・実行すること、事実を追い求め意味づけすること、などを年頭にあたって考えています。自身もそうですが、スタッフたちの活動を見ていますと、動き出そうとはしているのですが、なかなか実を結ぶところまでやりきれていないようです。それでは自分自身に対する報酬になりませんから、次なるエネルギーも湧いてきません。実を結び、やり切った喜びを味わってもらいたいと思います。私自身もその喜びを感じたいと思っています。
ということで、今年の行動目標を一文字で「実」にしました。
今年もよろしくお願いいたします。実りのある1年にしましょう。
コメント (16)
c.t.nさん、おはようございます。
学生さんを通して学ぶことも多いと思います。この積み重ねはどこかに反映されることでしょう。
学生さんもさることながら、担当理学療法士の成長の場でもありますね。
吉尾先生 こんばんは。
お久しぶりです。中々進まずにいました。
丁度、学生もきてまして2週間が終わりあと2週間あります。
同時に、言語聴覚士の学生もきていて2週間の実習で症例発表もありました。
よくまとまっていました。
それに感化されたのか、理学の学生もはじめて相談してきました。
足関節骨折に対してテーマを足関節背屈制限が与える影響について一緒に考えました。新たな発見もありました。膝関節、股関節、骨盤、体幹への影響を主に歩行観察で行いました。その他の評価も行なって行なってみせました。踵骨・距骨の可動性、ウィンドラス(足底筋膜)の機能、第5中足骨の不安定検査など。動画による観察も行い、レポートはある程度できました。初期評価、中間評価ができたことはよい経験となります。しかし、膝関節へどのような負担が生じるのかがわからない、ということでした。資料は私が選んで、考えるように伝えました。実ることができたら嬉しいのですが。
とにもかくにも、福岡での講演、楽しみにしています。
tetsuさん、明けましておめでとうございます。
と年頭にあたってご挨拶はするものの、全国各地で様々な自然災害が起き、亡くなられたり、家を捨てざるを得なくなったり、辛い思いをなさっていらっしゃる方々のことを思うと、おめでとうとは言い辛いですよね。せめて今年は良い年になりますように。
千里リハビリテーション病院でもスタッフの教育はなかなか大変です。全てのスタッフが積極的に学ぼうとするわけではないですから。おもしろい傾向があります。新人教育や勉強会はどのようにしているのか、と見学の際に尋ねた者はほとんど勉強会に参加しません。もちろん、自ら学ぼうとする姿勢もありません。それでもこの職業は成り立つところに制度上の問題があります。
皆様方とご一緒しながら、より充実した専門家集団を作るにはどうしたらよいか、具体的に考えることができればと思います。そのようなひとときがございますように。
年始の挨拶が遅くなってしまいました。本年もよろしくお願いいたします。
昨年は先生の実家の熊本では地震で甚大な被害がありました。私の住まいのある県も台風による川の増水による洪水の被害が起きてしまいました。
自然災害による被害が絶えない状況です。今後は被害がないことを祈るばかりです。
今年は先生と同様、「実」を自分なりに目標に邁進したいと思います。
当院リハビリ科、リハビリスタッフの更なるクオリティの充実を図っていきたいと考えております。
吉尾先生から講習会で今まで教えていただいたことや頂いた資料を参考に、自分なりに嚙み砕いて後輩たちに伝えていければと考えております。解らないことに関しては自分なりに調べますが、解決できない場合はご指南いただければ幸いです。
本年も当県に先生をお招きして研修会を開催できればと思っております。その際は是非当方の仲間たちと一緒に楽しく過ごせればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
松戸のKさん、明けましておめでとうございます。
昨年は後半に光が見えてきたようで頼もしい限りでした。
この年明けにその光はさらに輝くのだろうと思っています。
その心境が、佐藤可士和氏の作品の黄金部分を朝陽の輝きとを重ねる結果になったのでしょう。
今年も微力ながら後方支援させていただきます。
良い1年になりますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
asukaさん、おはようございます。
立場や期待される内容によっては確実性は大切ですよね。
特に社会的なことであれば一層確実性は求められるものと思います。
現在の取り組みが望むような結果を導き出せるよう、私も陰ながら応援させていただきます。
新年の挨拶が遅れてしまいました。改めましてあけましておめでとうございます。
皆さんにもそれぞれ一年の目標とする一字があり、課題がはっきりされているのですね。
私自身、「挑」ということを目標に掲げていますが、asukaさんもおっしゃられているとおり、リスクを負いながら成功を目指すのではなく、確実着実な一歩を対象とする方々や環境に届けられるよう努力し、ディスカッションを通して院内の空気や考え方に少しでも変革をもたらせられるよう挑んでいきたいと思っています。また先生にお願いしている3月のことが私自身が「挑」む最初の大きなチャレンジだと思っています。
有田焼の捉え方は千差万別ですね。私はパッと見た瞬間、太陽のように思いました。日の出といったイメージでしょうか。光の当たり方や自分自身の心具合によってそのように見えたのかもしれません。今年一年がいろいろな意味で日の出のようにいろんなことがスタートしていく一年にしたいと思うのと、私自身が新しいことに「挑」んでいける一年になるよう、努力していきたいと思います。
はい、確実性をとりました。
今年の課題においては確実に成功させなければなりませんので。
リスクを負いながら挑戦して大成功を収めるよりも、
相手の望むものを確実に届けることで納得いただき、成功に導きたいと考えています。
いずれにせよ形に残さなければならない年ではあります。
期待に応えられるように、努力したいと思います。
asukaさん、こんばんは。
おやおや、希は素敵だなあと思ったのですが、、、。
確実性をとったわけですね?
いずれにせよ、形になっていくことを期待しています。
新年早々、嬉しいご返答、補足ありがとうございます。
希望通りの未来を招くために、「希」の文字としましたが、
しっくりいかなくてもう一度考え直して、「望」に変更します。
私の取り組んでいる課題がアクセル全開で走り抜けられるように、
願う、遠くを見渡す、期待される、という意味を含む「望」の方が
合っているように感じてきました。
「希」だと薄いという意味もあり、ブレーキがかかったら困りますから(笑)
毎年の1文字でこれと発表してから替えたことはなかったのですが、
先生のコメントをみて決断できました。
今年も様々な人の声に耳を傾けながら過ごしていきたいと思います。
ありがとうございます。
c.t.nさん、明けましておめでとうございます。
常に驕らず謙虚に、真摯に取り組もうとされるc.t.nさんだからこそお考えになった一文字「尊」ですね。
そういう意味がありましたか。なるほど納得です。
ただ、希・展・実を本尊だなんて、きっと他のお二人も恐縮されますよ。
本尊は私たちが目の前にする患者さんかもしれません。
焼物に対するおひとりおひとりの受け止め方って、面白いですね。
asukaさん、明けましておめでとうございます。
今年もたくさんのコメントを期待しています。
asukaさんが今取り組んでいらっしゃる課題は協会をあげてアクセルを踏み込まなければならないときかと思っていますが、やきもきしますね。ぜひ成功に導いてください。
「希」という文字は大好きですし、実はへたな私が結構バランスよく書ける文字のひとつです。それだけ好きな文字だということでしょう。
のぞみ、まれ、どれも意味深いものだと思います。asukaさんはasukaさん以外のなにものでもなく、世にもまれな、希望に満ちた存在であること。世にもまれな結果を得るのぞみがあること。それらを実現していく存在になることを今年の目標にされたわけですね。楽しみにしています。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
吉尾先生や皆さんが1年を一文字で考えているので私も考えてみました。
今年は酉年です。
私は「尊」が浮かんできました。調べてみると堅そうな印象です。
字源は、八と酉と寸を合わせた会意文字。香り(八)の出ている酒樽(酉)を寸(手)で持つ様子を示す。「樽」の原型。祭礼に使う酒樽を持つことから、神を「うやまう」「とうとぶ」という意味になったそうです。
尊い、尊ぶ、みこと。尊敬、尊崇、尊重・・・
その作品に込める想い、そのものだと思っています。
「希」「展」「実」を本尊とし、この1年取り組んでいきたいと思います。
写真、一つ目小僧が嬉しそうに微笑んでいる様です。
あけましておめでとうございます。
焼き物は有田焼らしい白と青で重厚感を持ちながら、
上を向く金色で軽やかさも持ち合わせているように感じます。
素敵ですね。
私は今年は「希」の一年にしました。
私が今重点的に取り組んでいることの転換期となる一年になるはずです。
だからこそ希望に満ちた未来がやってくるように、行動したいと思います。
また、「まれ」という意味も持つため、他の人の後追い、真似ではなく、
自らの考えをしっかりと発していきたいと思います。
本年も何卒よろしくお願いします。
今年一年も先生のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
aisakuさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
作品に込められた思いはいろいろあって奥深いものだろうと思います。
aisakuさんがおっしゃるような見え方もあって楽しいですね。
藍の使い方にも陰と陽があって、人間の裏表を表しているようにも見えます。
しかもその営みには終わりがなく・・・
これは重箱をイメージしてお造りになっているようですが、そこにはどのようなもの(実)が入るのでしょう?
aisakuさんのご発展を興味津々、拝見させていただきます。
明けましておめでとうございます。
佐藤可士和氏の作品がとても見事ですね。
また、見方を変えれば「初日の出」にも「地球と太陽」にも見えます。
もちろん、私には気づくことのできない見方もたくさんあると思います。
この形って、生活の中の人間そのものですよね。その中でどのように私たちが切り取って解釈しているのか、それが画一的ではいけませんので、多角的に考える習慣を持ち続けたいと思います。
目の前のことに振り回されず、本質を見続けれるよう精進していきたいと思います。
今年の一字は「展」とさせていただこうと思います。
当院の部内教育を発展させていくこと、昨年の仙台学術集会の継続研究を展開していくこと、患者さんの生活を展望し考えていく、実行していくなど課題は広がっていますが、着実に進め「実」にしていこうと思います。
本年も宜しくお願い致します。