そば

週末、丹後に出かけてきました。まだPTになって間もないころから、しばしば丹後を訪れていました。丹後半島を中心にとても綺麗で、日本人ならば誰もが知っている天橋立は半島の東の付け根にあります。ちなみに、西の付け根には天橋立と同じような小天橋があります。しょうてんきょうと読みます。
その界隈は久美浜、網野、竹野、琴引浜などとてもきれいな海水浴場があります。天橋立から半島先端の経ケ岬を過ぎて15㎞ほどでしょうか、突然旅館が立ち並ぶ街並みが現れます。間人という温泉郷で、漁港でもあり、夏は海水浴客で賑わいます。丹後半島をドライブしているとき、ここを通り抜けるのがひとつの楽しみでもありました。なぜか、ですか? この街を通るたびに言うわけです。「これをたいざって読める???あり得ないよね」と毎回言うのです。ただそれだけですが、それが一番の喜びなのです。その余韻に浸りながら相当走った後、「あっ、一夜干し買うの、忘れた」と・・。

おっと、このままで行くと「間人」で終わりそうです。丹後に行ったついでに、ちょっと寄り道して城下町の出石を訪ねました。若かりし頃は蕎麦を食べるためにだけ、神戸から3時間ほどかけてドライブしていました。その頃は永楽というお店に行っていたのですが、今回はお休みでしたからこちらのお店に。出石そばはご覧のように皿そばで、1人前5皿です。20皿以上食べると、そのお店なりの記念品をもらえるということで、もちろん勝負するわけですが、その後、少々気分が・・。それでもまた挑戦するわけです。記念の通行手形が何枚もあります。今回は自重して10皿にとどめておきました。
一旦、千里に戻って、夜、信州長野に出かけました。さすがに信州そばは風味と腰が抜群で、一言で表現すると「洗練された上品なそば」と言えます。
同じ蕎麦でもこうも違うか、と思ってしまいます。出雲も、出石も、信州もそれぞれの味わいがあって、訪ねたらどうしても食したくなる風味です。同じ蕎麦ですが、いろいろあっていいですよね。

人間だって同じです。いろいろあっていいですね。個別性があっていいですね。私たち医療人がその個別性にどれだけ向き合えるかが問われます。金太郎飴を切っているかの如く「業務」している姿をしばしば見かけます。それではいけないと、丹後のセラピストも長野のセラピストも熱く語っていらっしゃいました。

コメント (10)

  • chiemi より:

    この発言には様々な意見がありました。
    何故そこまで清撃にできるのか。
    家族を犠牲にしているのではないか。
    呆れる人もいたとも思います。
    今思えば、成人になり振り返ることでみかたも未来へ繋がるような
    ナイトセミナーだと思います。
    症例検討会ではPTOTST共に悩みながら、ひとりとして
    関わっていく思考は実践し得られた素敵な知恵だとも感じています。
    機能的なみかたをもう少し吉尾先生から提言いただければ、
    脳といえたのかもしれません。
    セミナーでは「股関節・肩関節のみかたとアプローチ」について、
    解剖学、力学、運動学などを再学習させてもらえました。
    何故だろう?と感じることも多くありました。
    実技を含む研修会にも一人でいくことが多かったので、
    隣の方や後方の方に加勢いただけたことに感謝しています。
    難儀な性分ですので、みかたについて深く考えるよい一日でした。

  • chiemi より:

    何度聞いても飽きない台詞だからでしょうか。
    しみるのです。
    吉尾先生のナイトセミナーでは座禅を組んだ二時間でしたが、
    正座で過ごしたナイトセミナーがありました。
    実際はどの位、正座で過ごしたかわかりません。
    10年ほど前の新築祝いの時、上司の同僚にあたる方と存じている方の
    話を直接聞く機会があって心に響くことばがありました。
    「どうこういうけれど、お前らは何もしてないじゃないか」
    何もしていないといわれると、疑問をもつこともあるとは思います。
    勉強会などの圏内なのか。発表などの圏内、全国なのか。
    所属も関与するとも感じています。
    その言葉を発してくださったのは、鶴田整形の平川先生です。
    黙ってきくしかありませんでした。

  • chiemi より:

    山形といえばさくらんぼ。
    沢山の木にたわわに実ったさくらんぼを真近でみると目のやりどころに困りました。
    とても甘くて美味でした。
    通常の1.5倍ほどあるそば、さくらんぼで満杯になったのは言うまでもありません。
    山形は日本海側の庄内と内陸があると聞きました。
    西に新潟、東に秋田と接する山形のイメージはさくらんぼの他に、お米、日本酒があります。
    秋田美人ともお話ができ、またナイトセミナーではご当地ならではのお食事とお酒、
    吉尾先生の気使いは禅を組んでしまいました。飲み過ぎました。
    翌日は二日酔いに見舞われました。
    何で人気がでるのだろうと不思議でもありました。

  • chiemi より:

    吉尾先生 こんばんは。
    この度は山形にて大変お世話になりました。
    このような機会でないと出向かないだろうと思い参加させていただきました。
    2日間の研修はとても有意義な時間となりました。
    恐縮ではありますが、こちらで御礼申し上げます。
    そばは私も好きで九州のそばを巡ったことがあります。
    水が綺麗でなければ美味しいそばは作れないと存じています。
    私がいただいたことがない程の腰のあるおそばを山形では経験することができました。
    ありがとうございました。

  • senri より:

    yuta.oさん、おはようございます。
    先日は大変お世話になりました。
    yutaさんの笑顔は格別で、とても印象的でした。
    その笑顔に救われる人たちも多いことでしょう。
    もちろん誰しもがそう思うとは限らない、ということを十人十色という言葉は意味しているわけですが、ひとつの長所としてますます磨きをかけてください。
    蕎麦は全国いろんなところでいただくことができますが、更科は長野の特徴ですし、最高に贅沢な蕎麦だと思います。それらが生まれた風土、背景にも目を向けながらいただくと、また味わいも違ってきます。
    コメント、ありがとうございます。またお会いしましょう。

  • yuta.o より:

    吉尾先生、こんばんは。
    この度は講習会のため、長野まで足を運んで頂きありがとうございました。
    信州そばも堪能して頂けてよかったです。
    出石そば、一皿ずつにお蕎麦が盛り付けられている様は長野ではないので、とても新鮮です。
    出石、出雲のお蕎麦も味わってみたいなと先生のブログを読んでいて感じました。
    個別性にどれだけ向き合えるか、先生のおっしゃる通りだと感じます。
    十人十色、医療人として業務ではなく仕事をしていきたいと思います。
    長野は梅雨に似合わず陽気のいい日が続いております。
    まだまだ暑さに体が慣れてきていない時期ですので、体調には十分お気をつけ下さい。
    またお会いできる日を楽しみにしております。

  • senri より:

    Mr.On-Elbowさん、こんばんは。
    先日はお世話になりました。
    収穫は大でしたか?
    質問の時間が足りず、失礼いたしました。
    病院のアドレスに取り敢えずメールをください。
    私宛のメールであることを明記していただければ大丈夫です。

  • Mr.On-Elbow より:

    吉尾先生

    6月25日に長野で行っていただいた研修会に参加させていただいた者です。
    その節は大変貴重なご講義をありがとうございました。
    お昼休みの質問の列の最後尾に並んでおりましたが、午後の開始時間を割ってしまいそうでしたので、直前で止むを得ず席に戻りました。
    それでもどうしても吉尾先生にご相談したいことがあり、このブログのコメント欄を活用させていただきました。
    どうかお許し下さい。
    大変お忙しい中とは存じますが、相談内容が個人情報を含む内容であるため、一度ご連絡いただけたら幸いです。
    もし可能であれば、よろしくお願い致します。

  • senri より:

    チャーコさん、こんばんは。お元気ですか?
    あっという間に半年が過ぎようとしています。
    今年もここまで走ってきましたが、何か残せているかと言いますと、???です。
    もっとしっかり取り組まなければ、と反省の日々です。
    チャーコさんの嵐つながりは素敵ですね。
    私たちもチャーコさんに嵐のことで大切なことを教えていただきました。
    信州そばはやはり信州で食べないと、ですよ。
    さあ、出かけてみますか。

  • チヤーコ より:

    こんにちは、吉尾先生。
    丹後半島は綺麗でしたか。
    信州長野の信州そば、美味しいですよね。私も昔信州長野行きましたよ。
    もう6月終わりですね。
    この前誕生日に嵐を通じて友達になった沖縄県の友達に素敵な誕生日プレゼント貰いました。
    信州長野、もう一度行ってみたいです。

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