知らないことを知る喜び

20120303ウミタナゴ「岡山駅前の路地に古ぼけた料理屋があります。 知らない人が入れる雰囲気はなく、 お店を覗いても帰りたくなるようなお店です。」これは食べログにある「竹浜」というお店の紹介です。正にその通りのお店です。以前、お邪魔したことのあるお店ですが、岡山県理学療法士学会にお招きいただいたこのチャンスにまた行きたいと思っていました。
お店のおススメは「鰆丼」、1050円也。半分はそのまま食べて、残りはお茶漬けに。とても美味しかったです。
でも、今日のご紹介はウミタナゴの塩焼きです。姿形が似ているため、タナゴと呼んだりしますが、正しくはタナゴは淡水魚で鯉の仲間。ウミタナゴは20㎝程度の海水魚で北海道北部を除く全国の沿岸にいるそうです。スズキの仲間ですから身は淡泊で、美味しい白身の魚でした。なんとウミタナゴは胎生、つまり産卵せずにお腹で育てて、5~7㎝になった仔魚を出産するのだそうです。それも3、4匹から80匹くらいまで。自然界には感動するようなことが多いですね。ウミタナゴに出会えたことは大きな喜びになりました。
ほぼ全国の海に生息するウミタナゴの特徴を知らない。情けないことでした。
私たちが気づかないだけで、本当は臨床現場にもそのようなことがゴロゴロしているのかもしれません。常識だと思っていることが実は全くの間違いであった、ということがたくさんあっても不思議ではないのです。興味をもって、臨床現場に目を向けなければならないと思いました。

コメント (4)

  • senri より:

    aisakuさんは正にそうですが、前向きに、南向きに(北半球では)ですよ。
    それを見ている人も楽しくなれるかもしれませんし。

  • aisaku より:

    そうなんですよね。
    苦労して探して見つかったからこそ、楽しい答えが待っているんですよね。
    苦労することを避けるのか、仕事が忙しくて気が向かないかは当人じゃないとわからないですが、自らいばらの道を進める人が増えることを切に祈っています。
    ポジティブになれるコメントありがとうございました。また明日からがんばってきます!

  • senri より:

    aisakuさん、いつもコメントをいただきありがとうございます。
    苦もなく得られる情報が確かな根拠に基づくものであればよいのですが・・・。
    自ら探求してある事実、真理に出会えたときの喜びは大きいものです。
    楽しいものですよね。

  • aisaku より:

    「常識と思っていることが実は全くの間違いということに気づく」ことから、逃げている人を見ることがあります。自分の気付いたものを大切にしたいのも分からなくないですが、実際に自分たちで真実を探求する姿勢を持った人が少なくなっている気がします。

    情報があふれている現代社会だからこそ、苦もなく情報を得られるようになった副産物でしょうか?

    すいません、なんだかネガティブなコメントで・・・・

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