桜の終わりとともに

20120424御衣黄・黄桜千里の住まいの前に御衣黄という八重桜が咲いています。江戸時代からの栽培種だそうで、お酒の黄桜もこの花を創業者がお好きで命名されたという話もあります。
開花まもなくは白ないし淡い緑色で、徐々に中央から線条に赤みが増してきます。最終的には花びらもピンク色になって散っていくのです。写真でも陽光の当たる梢の上部がより赤くなっているのがわかりますね。千里ではそろそろ桜の季節も終わりを告げようとしています。
新人セラピストたちの免許登録も無事終わり、登録済みの通知が厚生労働省より届きました。いよいよ診療活動を許されることになります。襟を正して、真摯な態度で臨床に当たってほしいと思います。学ぶ姿勢を常に忘れずに取り組むことが大切です。
八重桜には「豊かな教養」という花言葉があります。この時期に誕生した新人たちがこれからを重ねて豊かな教養を身に着けるのか、ただ風に吹かれて散っていくのか、興味深く見守り、リードしていきたいと思います。

コメント (15)

  • senri より:

    佐藤さんの取り組みが実を結ぶことを期待しています。
    これからの領域ですから楽しみですね。
    FBもよろしくお願いいたします。

  • 佐藤 より:

    返信ありがとうございます。久しぶりにも関わらず、いきなりの質問失礼しました。なるほど。非常に参考になりまた、モチベーションの上がる返答ありがとうございます。もう一度文献を探してみて、報告いたします。個人的には、外側前頭前野へのアプローチを実施して臨床でのデータをとりたいと思います。失調症状の回復は普段の臨床で大変悩む面なので、少しでも患者さんのためになるように、頑張ります。また助言をお願いします。
    追伸;フェイスブック、友達申請だしました(笑)よろしければ友達になってください。

  • senri より:

    佐藤さん、お久しぶりです。
    ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
    CCASの文献はまだまだ英文に頼るしかありません。CCASをPubMedなどでひっかけてみてください。結構出てきますから。
    認知ループの中でも眼窩野に絡む情動面や注意などの問題と9野辺りで起こる遂行機能障害とは違いがあるように、運動ループに絡む運動前野や補足運動野などに関係した運動失調とはルートやシステムが微妙に異なりますから、直接的には関係しないかもしれません。しかし、認知機能や注意が改善されることによる運動面の変化、運動学習の違いはあって当然という考え方も有りだと思います。何かお気づきになりましたら、また教えてください。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  • 佐藤 より:

    お久しぶりです。1年前に岐阜でお世話になった、平成医療専門学院の同窓会会長の佐藤です。去年の講演以来、非常にCCAS回路について興味があります。CCAS回路の文献でおすすめなものを教えていただきたいです。お願いします。
    また、失調症状のある患者さんにCCAS回路の認知ループに焦点をあてた課題(例えば作業記憶課題)をリハ訓練に取り入れ、認知的だけではなく、失調症状の改善はみられるのかという臨床研究を実施したいと思うのですが、助言をいただきたくメールしました。お忙しいとこ申し訳ありませんが、お答え頂けるとありがたいです。

  • senri より:

    asukaさん、貴重なお昼休みにコメントいただき、ありがとうございます。
    「いらずら少年」、なかなかおもしろいですね。
    その程度のミスは私の方で編集してあげますのに。
    「心配いらず」さ。
    いかん、おじさんしてますね。
    具現化していくことは大変なようですが、とにかく動くことですね。
    まずは動いてみないと何も始りませんから。
    夢を見るだけで、現実はやってきません。

  • asuka より:

    まちがい発見!
    いらずら少年→いたずら少年
    でした.
    すみません(笑)
    これも愛嬌で.

  • asuka より:

    要は具現化することですね!

    吉尾先生は
    時には父親のように温かい目で見守ってくださり,
    時には少年のようにキラキラ輝いた目で色んな物事に迫ってみたりと
    人間らしさとはどうあるべきかを示してくださっているようです.

    患者様にもそのような目でいてほしいと願います.

    時にはいらずら少年のような目をされることもありますが,
    それも愛嬌ですね(笑)

    私の方がいつも教えられる事ばかりです.
    ありがとうございます.

  • senri より:

    asukaさん、いつもありがとうございます。
    asukaさんのコメントで私の知識が広がっていきます。
    夢を現実にしていかなければ。
    私はまだまだ夢多き少年(かなり無理がありますが)のつもりで生きていきたいと思います。

  • senri より:

    makkyさん、ずいぶんなお久しぶりでしたね。
    ありがとうございます。
    この時期に入ってくる新人たちがダイアモンドの原石か、ただの石ころか、興味のあるところですが、ただの石ころだって磨けばそれなりに輝いて見えるものです。
    いい意味でのその人らしさが輝きを見せたら嬉しいですね。

  • senri より:

    スーさんの先生が教えていただいたその言葉、いいですね。
    ややもすると人間としての存在を忘れてしまうセラピスト、いや医療人たちが多い中、その言葉をもう一度声を大きくして医療界に届けたいですね。
    そして、医療に携わる私たち自身も人間そのものであることを忘れないでほしいと思います。
    それぞれの花が咲いたら最高に楽しいことです。

  • senri より:

    aisakuさん、いつもありがとうございます。
    セラピストの教養は専門的なことに限らず、多方面の事柄を求められていると思います。
    雑学と言えばそれまでですが・・・。
    もちろん専門的知識は言ううに及ばずですが、私たちの世界自体が学問として確立しているとは言えませんので、間違った教養?を身につけようとする動きにつながりやすいようです。
    地道に積み重ねていく努力を惜しまないでほしいですね。
    神戸でお会いできるのを楽しみにしています。

  • asuka より:

    おはようございます。
    お久しぶりです。
    うちの病院でもソメイヨシノが散って御衣黄がいま奇麗に咲いています。
    また新人さんたちも目を輝かせて一生懸命に働いています。

    桜の別名の一つは夢見草がありますね。
    新人さんたちも現状をみてがっかりせずに、
    いつまでも夢を追って頑張って欲しいと願っています。

    また、御衣黄はソメイヨシノが満開のときも、
    隣にいながらも時期が来るまでじっと待っていました。

    新人さんたちも目先の事だけを追いかけずに、
    大きな夢を描き、時には耐えながら、
    いずれは開花すると信じて努力して欲しいとも願っています。

    そのためにも間違った方向に進まないように豊かな教養は必須ですね。

    私も神戸でのPT全国学会でお会いできるのを楽しみにしています。
    残念ながら発表までこぎつけられませんでしたので、
    一つでも多くの有意義な質問ができるように心がけていきます。

  • makky より:

    吉尾先生ご無沙汰しております。
    先生の病院にも多数の新人さんが入職されたのですね。
    私の病院でも新入生はいまして、登録済みの通知が届き診療活動が出来ます。
    教養との言葉で、私も社会人に成り立てな頃は、散々な状態(言葉遣い等)だったことを今振り返れば恥ずかしく思い出します。今まで出会ってきた諸先輩方に教えていただき本当に頭があがりません。
    今では指導する立場で、いろんな本(リーダーとは・・・)を読んで納得はするのですが、実行するにはかなり気力が必要だったりして、指導する立場なのでまた学んでと・・・今ある本を見ると笑が溢れます。
    新人さんには私も期待しており、指導は十分に行なっていこうと思います。
    機会があれば指導方法など教えていただければと思います。

  • スー より:

    吉尾先生、こんばんは。
    お久しぶりです。

    桜、終わってしまうのは残念ですね。
    町中がピンクになる国はなかなかないのではないでしょうか。
    この美しい時期を毎年楽しみにしています。

    ”rehabilitation is to make fit again”
    その人が再び、美しく咲き誇るれるように…

    この時期は、恩師が教えてくれた言葉をよく思い出します。
    初心忘れるべからず…ですね!

  • aisaku より:

    八重桜は素敵な花言葉なんですね。花の立派な咲きぶりに見合った言葉ですね。
    それにしても先生の周りにはたくさんの花がありますね。
    私たちも「豊かな教養」を身につけ、理学療法士という仕事を花咲かせたいですね、
    先生のところの新人さんもうちの職場の新人さんも立派な花が咲くよう期待したいです。

    いよいよ神戸学会まで1カ月になりましたね。今からいろいろ楽しみが多い学会なので楽しみにしています。先生の座長のシンポジウムは必ず足を運びますね!

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