野菜や花を植える、水をやる、作物を収穫するといった、庭や畑などの屋外空間を利用した園芸活動を通して、自然とかかわり、心身ともに快方へ向かうことを目指します。また、園芸棟では草木染めやリース作り、フラワーアレンジメント、木工や陶芸を行える設備を完備。患者様が得意な、または興味のあるプログラムを展開することで否定的感情の低下、自己評価の向上、そして入院中の気分転換にもつながっています。


理学療法では、脳外科、神経内科の医師とも連携し、解剖学的な視点から患者様の脳画像をしっかり読み解き、問題がどこで起きているのかを判断し、患者様の状態に合わせてプログラムを考え、運動機能の回復を目指します。
リハビリテーションの中でも、日常生活の動作──ご飯を食べる、お風呂に入る、着替える、靴を履く、そして退院後にご自宅や社会活動、お仕事への参加ができるようになるよう、患者様の要望に合わせ必要な動作の訓練も行っています。
話す、聞く、読むといった、主に言葉やコミュニケーションの訓練と、噛む、飲み込む(嚥下)という食べる際の動作の訓練を行っています。
リハビリテーションは栄養がなければできません。当院では、1日に2〜3時間のリハビリ以外にも動く時間が非常に多いのが特徴です。
30歳くらいまでの若い患者様向けに、在宅復帰だけでなく今後の生活に合わせた練習をおこなえるよう、専門のリハチームが可能性を広げるアプローチをとっています。
当院では、患者様の退院後の生活支援、社会参加支援、仕事場復帰支援を積極的に行っています。