共生
東北・福島の友人から素敵な写真が届きました。
ムササビやニホンカモシカ、カワセミなどが棲む地元の森を久しぶりに散策したのだそうです。そこで見つけたキンラン(金蘭)です。
もともとキンランは北海道を除く全国のコナラやクヌギの森で見ることができたのですが、20年ほど前から激減しているのだそうです。キンランはラン菌根から炭素源を吸収しますが、その炭素源を特定の生きた樹木に依存しているため、共生相手の木がなければ数年で枯れてしまうのです。採取して家の庭に移植しようなんて考えるのはいけないことなのです。
地球上の生物が共生することを妨害し続けているヒトの行為は、ついに放射能によって生物たちの共生を根こそぎ破壊するところまできました。それでも森の生物たちは共生しながら必死に種をつなごうとしているのです。
キンランは華やかな美人という花言葉の反面、控えめな心という意味もあります。この両面は共生に不可欠なものだと私は思っています。組織が有効に機能するために、キンランの心を忘れないようにしなければなりません。
コメント (4)
aisakuさんが咲かせる花はどんな色なのでしょう?
興味ありますね。
私が咲かせる花は・・・黄色かな?
日本人の感性には奥ゆかしさがあり、日本の文化を象徴している気がします。
はっきりとしたものでも、若干抽象的に表現し、余韻を楽しむというか・・・
しかし、奥ゆかしすぎて、必要なことを十分にディスカッションがなされないこともあることは良くも悪くもといったところでしょうか?
今回の学会で、プロフェッショナルとはリーダーシップとともに専門的知識を状況に使えることが大切とありました。
私たちが進む道が見えた素晴らしい学会だったと思いました。
素敵なきれいな花を咲かせるように、日々邁進したいと思います。
aisakuさん、おはようございます。
予想通りにお越しいただき、ありがとうございます。
黄色に金蘭、白色に銀蘭とする日本人の感性もいいですね。
華やかだけでもいけませんし、控えてばかりいてもいけません。
私たちのリハの世界を変えていくのは私たち自身です。
リハビリテーションに関わる人たちが共に尊重しながら発展させることと
コナラの根元に寄り添うキンランの生態を知り、愛しむことと重なります。
きれいな花を咲かせたいですね。
先日の学術大会お疲れ様でした。
キンランとギンランと本来は対に花が咲くことが多かったようですね。
周りの環境の変化で、対に花を咲いていることは非常に珍しいとのこと。ふと思ったのが、PT、OTの双子法のような印象も・・・
私たちはダーウィンの進化論のように、世の中の変化に対応しながら進んでいかないといけませんね。リハ職全体で切磋琢磨しながら、いつか2つの花が再び並んで咲くときまでにリハビリ職もしっかりと花を咲かせるようにならないといけないと表います。
まずは、身近なところからですよね?
追伸:今回の記事にコメントを付けたのは予想どおりでしたか??