釜山の旅

先週、アジアの慢性期医療とケアに関するシンポジウムが韓国釜山で開催され、セミナー講師のひとりとして参加してきました。
釜山は韓国第2位の都市ですからそれなりの大きさをイメージしていましたが、人口267万人の大阪市よりも80万人も多く、ビルの大きさも大阪市の比ではなく、ちょっと驚いてしまいました。百聞は一見に如かず、です。
私が講演した内容は嚥下機能を改善するために何をすべきかというものでしたが、特に脳機能や姿勢制御の観点からまとめてみました。私なりの主張です。もうひとりの講師である韓国カトリック大学医学部のIM先生に、「嚥下と言うと咽頭・喉頭を中心に評価され、アプローチされることが多いけど、貴方が説明したような視点と方法はとても大切だと、私も思いました」とおっしゃっていただきました。
会場には顔馴染みの方々がいらっしゃいました。写真の医療法人社団永生会安藤高朗理事長には昨年永生病院にお邪魔した折、懇親会で深夜までお付き合いいただきましたが、この度もセミナー、シンポジウムにしっかり耳を傾けていただき、恐縮至極でした。先生の行動力に脱帽です。
釜山3日目の朝の便で札幌に向かい、午後1時半から北海道理学療法士会のセミナーへ。会場に30分前に到着しました。2010年11月ハワイ1泊3日の弾丸ツアーに次ぐ旅程でした。

コメント (6)

  • senri より:

    aisakuさんとの約束も早めに済ませますね。
    早くしないと廃用性の問題がおきそうですから。

  • aisaku より:

    さっそくのお返事ありがとうございます。
    そして、励ましのお言葉ありがとうございます。
    先生とこの前の学会でお会いしてから、前を向き続こうと心に誓ったんで大丈夫です。
    グイグイ前に進んでいきますね♪
    次は名古屋の学会にチャレンジしなければと思っています。
    でも、その前に廃用症候群の研究を進めていかないといけませんが… がんばりますよ☆

  • senri より:

    aisakuさん、お久しぶりです。こんばんは。
    春にニューロリハビリテーションに関するセミナーを開いたとき、麻痺肢に対する電気刺激の利用を説かれた講師の医師にPTから質問がありました。電気刺激の方法が分からない。どうするのか教えてほしい、と。講師も私たちも絶句。電気刺激はPTの十八番でしょう。
    aisakuさん、前を向いて進みましょうね。

  • aisaku より:

    おひさしぶりです。
    今日は大分県のブロック研修で物理療法-超音波と電気刺激療法-に参加してきました。
    改めて思ったのは、物理療法を十分に活用できていないということです。
    特に電気療法によるNMESなんかは臨床で活用されるべきですが、電気療法の基礎(S-D曲線やハルス幅など)もしっかりとは理解できていないことに気づかされました。
    あまり、大きな声で言えませんが、質疑応答の時間にでる質問もほとんどなく・・・
    この前の学会であった、理学療法士の質というものが重くのしかかってきたのは言うまでもありません。
    まずは、自分の後輩から一歩でも前に歩きだせる支援と担当患者さまの昨日以上の治療効果ができるように頑張っていきます。
    「気づきの医療」ができる感性を磨かなければ・・・

  • senri より:

    akiさん、こんばんは。
    コメントいただき、ありがとうございます。
    また、神戸ではありがとうございました。
    理学療法士が乗り越えていかなければならない壁と言うか山は無限に高そうな気がします。
    麓をしっかり固めずに表層的なことや頂のことだけに眼を向けようとしているからそう思うのですが、教育現場も積極的に変革していかなければいけないでしょうね。
    akiさんの奮闘を期待したいと思います。
    これからもコメントよろしくお願いいたします。

  • aki より:

    吉尾さん
    相変わらずお忙しい日々をお過ごしですね。
    北海道で教員をしているakiです。神戸では久しぶりにご挨拶をさせていただきました。
    嚥下については、わたしも神経難病系の講義で扱っていますが、臨床にいた時の経験と、教員になってから改めて考えたことを踏まえて一コマだけにすぎません・・・学生がどの程度嚥下摂食やNSTについて興味を持ってくれるか毎年試行錯誤です。
    臨床を忘れないために経験させてくれている某脳外科病院においても、先日、四肢の重度麻痺を呈する脳幹梗塞の患者さんを診せてもらいましたが、嚥下や構音・コミュニケーションの視点で、可能性を探る討論に至りました。若手の理学療法士には嚥下・呼吸・コミュニケーションなどの領域はまだまだ認識が十分ではないことを思い知ったとともに、理学療法の可能性を知らしめる義務感をあらためて感じました。
    海外を渡り歩く吉尾さんには、その健康をお祈りすることくらいしかできませんが、わたしにもできることをしていかなければなぁと意を決してコメントした次第です。

    吉尾さんのブログに対する他の皆様のコメントには敬服するばかりですが、私にも少しだけ患者さんや学生のためにできることがあれば、頑張りたいなと思う今日この頃です。

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