蓄音機
岡山県の北部・津山市に行ってきました。岡山県理学療法士会北支部のお招きで伺ったのですが、会場を変更せざるを得なくなるほどたくさんの方々に聴講いただき、企画運営スタッフの皆様は大変なご苦労でした。そして、原田マスターのコーヒーは格別でした。
津山市は10万人余の城下町で出雲街道などの要所でもあります。だんじり祭りやごんごまつりなどが行われるそうです。ごんごとは河童のこと。河童伝説は岩手県の遠野をはじめ、全国各地にありますが、ごんごという呼び方は初めての体験でした。
夜、皆さんとごんご通り近くのカフェに行って感激。卓上式のColumbia蓄音機がありました。おそらく80年以上前、大正後期か昭和初期の製造だと思います。SPレコードもちゃんと載っかっていて、マニアにはたまらないものなのでしょうね。
熊本の実家にも幼少の頃、蓄音機がありました。とても興味があって、よくレコードを聴いたものです。もちろんSPレコード。LPレコードが出回りだした頃はその蓄音機は壊れていて、SPレコードを遠くに投げて遊んだ記憶が残っています。そのレコードは割れてしまうのですが、もったいないことをしたものです。
古いものを大事にする気持ちはとても大切なことだと思います。そのカフェにはVANの諸々も置いてありました。VANの対抗はJUN。私はJUNの方が好きで、今でも30年ほど前に買ったジャケットを大切に大切に着ています。そのジャケットを着るために体型を変えないでいるようなものです。
温故知新。この心はいつも忘れずにいたいものです。
コメント (11)
ありがとうございます。日々充実し、元気にしております。
その人に合わせた対応を考えつつやりがいがあると感じるか、
個別性だからできない原因は相手にあると考えてしまうか、
それも個別性と思ってはいけないですよね。
先生のように私もしっかり受け止められるよう日々精進します。
asukaさん、お久しぶりですね。お元気でしたか?
他の皆さんも私よりもかなり若い方たちですから、蓄音機やSPレコードに直接触れて楽しんだという方々ではないでしょうね。でもVANやJUNは自分たちの青春時代そのもの、と思っている方(たとえば原田マスターやsyoutaさん)もいらっしゃいますね。
それぞれの時代に影響されて生きていくわけですから、それぞれに特徴がみられます。
その特徴を「今どきの若者は・・・」と否定的に捉えるか。若者からみたその裏返しもあります。
それぞれの時代で生きてきたことは紛れもない事実ですから、それを否定されることはないですよね。それをいかにきちんと理解するか、受け止めるかが大切なのでしょう。しかもおひとりおひとり個別性を持っているわけですし、簡単な課題ではありませんよね。
だからこの仕事はやりがいがあるのでしょう。
お久しぶりです.
私の生まれる前の話ばかりで分からず混乱していました(汗)
他の皆様はよくご理解されているようですね.
患者様とセラピストと同年代である事は少なく,理解しきれない部分もあると思います.
そのことを十分把握した上で,理解する努力は必要ですね.
そうすることで患者様とより良い関係が気づけると感じます.
温故知新の心を忘れずに精神面,身体面へのアプローチを考えたいと思います.
原田マスター、おはようございます。
とても素敵なコーヒーをありがとうございました。
そして2日間のお心遣いと皆様との触れ合いはとても素晴らしいものでした。
またぜひお邪魔させてください。
マスターとは長いお付き合いではありますが、
コーヒーをいただくのは初めてでした。
次の1杯を楽しみにしています。
syoutaさん、お久しぶりです。
皆さま、お元気ですか?
そうですか、私はやはり見るからにJUNですか・・・。
でも自分でも分かるような気がします。
精神的構造がそうなのかもしれませんね。
JUNのジャケットを着ているとき、妙に落ち着くのです。
さあ、秋に向かってエンジンもかけないと。
よろしくお願いいたします。
aisakuさんはとてもまっすぐな人ですね。
いつも背筋をきちんとしなければ、と思わせてくれます。
ありがとうございます。
大変ご無沙汰しております。
一昨晩“金蘭”の仲間と打ち合わせをしながら一緒にブログ拝見しました。
その際、自分はVAN知っていたのですがJUNは知らず“金蘭”曰く『吉尾先生はJUNだよね♪』という内容で小一時間盛り上がりました。
ちなみにその際VANとJUNについて実際に調べ
-VANによるアイビールックが全盛だった時代にJUNはコンチネンタルルックで対抗し、多くの若者がどちらかの服装で過ごしており、けっこうお互いを敵対視する程の関係であったのだ。
当時、VANの店にJUN思考の若者は出入りしなかったし、またVAN思考の人間がJUNの店に入ることはなく、実際に、その服装は細かい所まで大きく違った。-
という内容から、成る程コンチネンタルルックですか。
先生は体型のみでなくその当時からの精神も維持し続けているのですね。
正に温故知新ですね。
私も理学療法士として-何より人として-過去を大切にしつつ今を充実させて行き自らの歴史を作って行きたいものです。
SPレコードはよく飛んでいくんですね。しかと、心に留めて・・・・ってこのことだけ覚えていたらだめですよね。
いま私たちに与えられている役割は、先生が書かれているように今をきちんとしていくことですよね。
今がなければ、「新」も右に左に歪んでいきますもんね。
ジャズはよく出勤中に聴いています。なんだか落ち着くんですよね。実家と両親が働いていた場所が離れていて、両親の経営する喫茶店で聴くジャズは両親がいる安心感とマッチして、今聴いてもその思い出とリンクして落ち着くのでしょうね(扁桃体や帯状回がいい感じにコラボするのでしょう)
この先の未来に振り返ってもらったときに、いい「故」が作れるよう走っていきます。
そして、時々手を貸してください(笑)
遠路はるばる津山までありがとうございました。
先生の講演を拝聴するたびに、頭頂につながれた紐が真上に引っ張られ、背筋をピンと張らなければと感じる次第です。
また、前日の懇親会での先生のお話は、若いメンバーに随分と刺激になったようです。(もちろん私もその中に含まれます)有意義な2日間をいただいたことに心より感謝いたします。
コーヒーの腕もさらに磨いておきますので、ぜひまた御馳走させていただければ幸いと存じます。
aisakuさん、おはようございます。すごい時間ですね。ジャズ聴きながらですか?
教えてあげましょうか? SPレコードって、とてもよく飛ぶのです。オリンピックの種目にしてもいいくらい。なんてふざけたことを言ってはいけませんね。子供は無邪気ですが。
20年後、30年後にもう一度故を振り返ることをしてもらうためにも、今をきちんとしなければならないのです。
こんばんわ。(ものすごい時間ですが…)
レコードを投げて遊んでいる吉尾先生の小さい頃を想像するだけで、顔がにやけてしまします。自分が小さいときの思い出って大きくなってからも、ふとした時にフラッシュバックのように思い出しまうよね。
実は私の実家は喫茶店でジャズが有線で流れていました。街中でジャズを聴くと、小さいころを思い出します。(レコードは投げていませんが・・・)
レコードも同じようにして、一度はカセットに形を変えましたが、CD、DVD、blue-rayとバージョンアップしていますが、相変わらず円形のまま。デジタル全盛期の中、レコードの良さも見直されていると聞きます。(再生できる周波数がCDより広いそうです。)
温故知新という言葉と同様に、古き良いところからレコード業界も進化しているんでしょうね。
私たち、理学療法士の世界も温故知新の気持ちで進んで行ったら、10年後にはまた素敵な未来が待っているんでしょうね。今から、ワクワクします。