日本縦断

慌ただしい旅でした。
日本理学療法士協会の第47回学術研修大会で講演するために鹿児島に行ってきました。出かけるまでに仕上げておきたい宿題があって、徹夜後、4日の夕方鹿児島入りしました。鹿児島の友人たちと食事を済ませて、さらに当院のスタッフとお酒を楽しみ、翌5日の講演の準備をしながら朝を迎えました。
会場の大ホールは満員。午前の講演でも、午後の講演でも、立場上、聴衆には耳の痛い話もしましたが、患者さんたちにとって好ましい存在でなければならないと思うが故に、トーンも高くなりました。私たちの仲間たちがそれぞれの集団を守るために、ではなく、感情論を排除して、どうあるべきか胸襟を開いて学術的に議論し合うことが必要です。そのような時代が来ることを期待しています。
夜は大会本部、講師等を交えた懇親会で焼酎の利き酒をした後、九州リハ大の同期会で遅くまで話が弾みました。やはり同じ釜の飯を食った仲間はいいですね。大切な仲間です。途中から当院のスタッフも合流して鹿児島の豚しゃぶを楽しみました。
6日は朝一番の飛行機で大阪へ。留守中に病院に配達された庄村さんの作品を拝見して、当院スタッフの結婚式へ。笑った新郎の目と新郎を見つめる花嫁の大きな目がとても素敵でした。伝統を守りながらも新しい世界を加えていく今右衛門の世界を紹介しながらスピーチさせていただきました。
お酒で赤い顔をしたまま、関西空港へ。途中、なんばで第十四代今右衛門の展示会に伺い、先週のお礼を述べる機会を作ることができました。今、札幌に向かう機内ですが、予定よりも大幅に遅れています。明日も早朝からさらに北に向かいますが、取り敢えず充実した日本縦断の旅はもう少しで終わります。旅が趣味の私にはこのように慌ただしい旅でもとても心地よいのです。人それぞれです。

コメント (10)

  • senri より:

    aisakuさん、おはようございます。お久しぶりですね。お元気でしたか?
    私は今日から土曜日まで札幌です。リハケア合同研究大会にスタッフが4人エントリーしていますから、同行します。札幌の美味しいものを食べに連れて行こうと思っています。
    たとえ小さな1歩でも10万人が踏み出せば大きなうねりになりますね。
    何をすべきか、しっかり考え、そしてぜひ行動してほしいものです。

  • aisaku より:

    いつもお世話になっています。
    私たちに何ができるかを常に考えて前に進んでいけるといいなって思っています。
    どうしても、自分たちの都合優先になりがちになってしまい、今何が必要なのかが後回しになっていることもあります。
    個人的には先生がされていることをすごいと思うのではなく、今自分たちが何ができるのか?何をしないといけないか?を見極めて、行動することが大事だと思っています。
    あの人がすごいのではなく、すごい人に自分がなれるよう行動に起こす。このことを胸に日々を過ごしていこうと思います。
    欲を言えば、日本の理学療法士が今自分に何ができるのかをしっかりと見極め、小さな一歩でも踏み出すと、約10万弱の大きな一歩になるんでしょうね。
    素敵な一歩になると思うと胸がわくわくします。
    ちなみに今日からは札幌にいるんですか??

  • senri より:

    maimaiさん、ずいぶん遅い時間帯でのコメント、ありがとうございます。
    真夜中ではありませんか。
    今回の旅でもたくさんの方々と触れ合うことができました。
    若者たちともかなり交流ができましたが、彼達の熱い眼差しに応えることができるよう、さらにmai進していかなければ、と思いました。
    これからも楽しく語りましょう。このブログへのお越しをお待ちしています。

  • senri より:

    yousukeさん、こんにちは。あれから1か月半も経ちました。あっという間ですね。
    お元気ですか?
    大阪発鹿児島・大阪・札幌経由で今、千里に戻りました。
    連日バタバタでしたが、充実した毎日でした。
    そんなときは健康なのかもしれませんが、息を抜いたとき、まずいかもしれませんね。
    私は鮪のような存在なのかもしれません。
    でも、健康には気をつけたいと思います。お気遣いいただき、ありがとうございます。

  • maimai より:

    先生こんにちわ。初投稿です。
    忙しいスケジュールの中、はつらつとしている先生を拝見していて、
    日々の生活で疲れている私はとても恥ずかしいくらいです。
    日本縦断お疲れ様でした。
    これを趣味とおっしゃる先生、尊敬します!!

  • yousuke より:

    日本縦断の旅お疲れさまでした。

    いつもいつもお忙しく日本全国を駆け巡っていらっしゃる先生の様子をブログで拝見すると、自分もasukaさんと同じくすごいなぁと思ってしまいます。
    でも、お体にはお気をつけてください。
    9月の東京での2日間の講義でもそうでしたが、先生からはいつも元気と活力を頂いています。

    自分のような理学療法士にこれからも熱いメッセージをお願いします。

  • senri より:

    asukaさん、おはようございます。
    私もそう思います。素晴らしい職業だと思います。
    それに見合う努力も忘れないようにしないといけませんね。

  • asuka より:

    私の方が言葉で言い表せないくらい理学療法士として、人として重要なことを教わっているような気がします。
    先生のブログの言葉の奥には書き表しきれないほどの多くの言葉が含まれているといつも感じ、
    少しでもそれを読み取って自分の行動、言動に生かしたいと思います。

    私も日々目の前の患者様、他の職員、実習に来る学生などから力を頂いています。
    本当に素敵な仕事ですね。

  • senri より:

    asukaさん、こんばんは。
    いつもコメントいただき、そしてフォローしていただき、何倍ものエネルギーにつながります。
    このようなお心遣いが私自身の背中をどれほど押してくれているか、言葉では言い表せないくらいです。ありがとうございます。
    今、旭川からの帰り道ですが、今日もたくさんの出会いがありましたし、力をいただきました。
    疲れはどこかに飛んでいってしまいますよ。

  • asuka より:

    長旅お疲れ様でした。

    このような内容のブログを拝見して、
    大変そうだなぁ、すごいなぁと他人事のように感じるのでは駄目だと改めて感じました。

    同じ理学療法士として先生ばかり身を削る思いで仕事に取り組まれ、
    自分たちはのうのうと過ごしていてはいけないですね。

    仕事との向き合い方は人それぞれかもしれませんが、
    学術的な視点をもって取り組む点では同じ方向を向かなければならないと感じます。

    どんな時でも楽しそうに語られる先生を見習っていきます。
    いつもありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。