Advanced

平成25年4月1日。新年度のはじまりです。
今日の入職式には、全くの新社会人のセラピスト、管理栄養士から経験豊かな医師、看護師までいろいろな顔がありました。新社会人を見ながら希望に満ちた笑顔であると感じましたが、彼たちのその希望をさらに大きくするか否かは私たち管理職の感性と行動力にかかっていると思います。千里リハビリテーション病院が何を目指して活動する組織なのか、私たち自身が明確にして取り組む態度が必要です。
「個別性を重視し、根拠のあるリハビリテーションサービスを行う」とは言っても、その実践はたやすいことではありません。個別性を重視することも、根拠を求めていくことも、です。今、行っていることに疑問を投げかけながら、常に前進していくことを忘れないようにしたいと思います。
先輩諸君によって新入職のスタッフたちを大きく育ててほしいと期待しています。でも、その先輩たち自身がこれから飛躍しなければならない時を迎えているのです。夜も12時近くまで仲間たちと一緒に、ある事象を探求している姿を頻回に見かけるようになりました。この1年間は千里リハビリテーション病院が色濃く前進していく予感があり、私は期待しています。
2月8日にデビューしたばかりの最新鋭の新幹線N700A系に乗りました。旅が趣味の私は乗り物について強い興味を持っています。早く乗ってみたいと思ったことは言うまでもないことですが、目の前にこのマークを見た時、少年のように喜んでしまいました。
N700系のAdvanced(上級の、進化した、前進した)というネーミングです。
この25年度の活動でAdvanced Senri Rehabilitation Hospitalを目指したいと考えています。

コメント (7)

  • asuka より:

    こんばんは.
    違いますね.
    近年のニューロリハビリテーションの発展は素晴らしいものだと感じます.
    脳には可塑性がある.
    我々リハビリ従事者も一緒になって,
    可塑性を持たなければならないのかもしれませんね.

  • senri より:

    asukaさん、いつもありがとうございます。
    昨日、手の支配領域を中心に脳出血を起された患者さんを担当理学療法士と一緒に診せていただきました。
    腕は持ち上げれるのですが、手指はまったく動かず、手で物を操作することはできませんでした。
    それは脳の障害部位からしても納得できる現象でした。
    そこからどのような可能性を見出して、どのようなアプローチをして、結果、どうなると予測するか。
    それを考え、トライしていくのが私たちの仕事です。しかも根拠をもって、です。
    その方にとって、その右手が動く、何かに使えるということは、生きていく上でとても重要なことなのです。
    重要なこと、というのは患者さんお一人お一人によって異なります。
    さて、根拠をもって考える。根拠をもって考える。呪文を唱えるように、根拠をもって考える、と言いながら、
    手にアプローチしていましたら、手指の伸展を含めた随意運動ができるようになりました。
    念じたのがよかったのでしょうか?? 
    違いますよね。

  • asuka より:

    おはようございます.
    人間としての患者さん自身が主役になるためにも,
    速いだけではなく,
    より高い生活水準へ引き上げられるように,努力しないといけませんね.
    今後も患者様の可能性を信じて努力したいと思います.

  • senri より:

    aisakuさん、おはようございます。
    新人さんたちの目がキラキラしていたと。いいですね。
    その輝きをさらに強くしてほしいものです。
    きっとたくさんの夢を抱いていらっしゃるのでしょう。
    夢は見るだけではなく、叶えていくものだと言います。
    叶えるためには行動するしかありません。
    それを管理職者たちが率先して行っていくことが必要ですね。
    やるしかないのです。
    1年なんて、あっという間に過ぎ去っていきます。
    期待したい目の輝きを感じることもありましたし、
    今年の新入職者たちの活躍を期待したいと思います。

  • senri より:

    asukaさん、おはようございます。
    線のように繋がるチーム。繋がるといいですね。
    繋げないといけませんね。
    ふっと見ると、根拠もなく、ただ無鉄砲に動いている姿も見かけたりします。
    その時に分からなくても、お互いの努力で分かり合うように蓄積していくようなチームであれば嬉しいですね。
    決してスピードが速ければよいというのではないでしょう。
    N700Aも人間や環境がテーマになって作られたものだと、椅子に座っていて感じました。
    私たちもただ患者さんを早く退院させればよい、ということではいけないと思います。
    人間としての患者さん自身が主役にならなければいけないのです。

  • aisaku より:

    こんばんわ。
    当院の新人さんも目がキラキラしていました。その18人の新人の前で、呼吸サポートチームの紹介をしてエネルギーをたくさんもらってきました。
    先生の言葉の中にもあるように、宝石を生かすも殺すも、管理職次第だと思います。管理職をしている理学療法士も日々アップデートしながら、前に進まないとと改めて感じることができました。
    4月1日は何年経ってもいつもの通勤路がキラキラ光っているように感じます。先生はどのように感じましたか?今年度もよろしくお願いします。
    asukaさんのコメント、素敵ですね、

  • asuka より:

    こんばんは.
    今日から新年度の始まりですね.

    新幹線N700Aの進化に当たり,こんな事が言われていました.
    「新幹線の進化において、私たちが忘れてはならないこと。
     それは、その進化が「点」ではなく「線」であるということ。」

    「新幹線はもはや単なる車両ではない。
     ダイヤの進化、エコロジー性能の進化、乗り方の進化・・
     それらが組み合わさった、総合的なインフラシステムとでも言うべきものである。」

    リハビリテーション医療も一緒だと感じました.

    自分一人の力のみに頼るのではなく,
    「線」の様に繋がる患者様を中心としたチームの統合的な力が重要ですね.

    今年度の活動報告を楽しみにしています.

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