KITTE
またまた久しぶりのメッセージになりました。
とにかく忙し過ぎました。ブログを書いていると、出版社の方々に怒られそうでした。これからしばらくは大丈夫です。取り敢えずは解放されました。
バリアフリー展・日本慢性期医療展が4月18日から20日までインテックス大阪で開催されました。今年は18日と19日に会場に出かけました。会場をゆっくり見て回る時間はなかったのですが、2つのセミナーでお話をする機会がありました。一つは個別性を重視したリハビリテーションについて、もう一つは脳のシステム障害についてお話をしました。
個別性とは言ってもなかなか難しい課題です。個々人の価値観や人間性を大切にする、その人が何を求めているか理解すると言っても、ことばで表現してくださる患者さんばかりではないのです。それにおひとりおひとりの脳のシステムの問題は全く異なり、それを理解するのが私たちの仕事ではありますが、実際には至難の業なのです。でも、私たちは理解できるように努力していかなければなりません。脳のシステム障害の講演には定員の3倍近くの方々にお越しいただき、私はいつも以上に力が入って、レーザーポインターを持つ手が震えていました。
19日の夜から21日にかけて東京に出かけました。セミナーの後、このところ抱えていた宿題を全て仕上げて、21日の昼に東京中央郵便局に投函しに行ってきました。以前の中央郵便局は今はKITTEというご覧のように近代的なビルに生まれ変わりました。魅力的なファッション、フード関係のお店が集合し、上りのエスカレーターが長蛇の列を作るようなとてもおしゃれで賑やかなビルです。
KITTEはもちろん切手から来ていますが、切手は切符手形の省略形です。日本の最初の切手は1871年明治4年の4月20日に発売されたそうです。日本にはきれいな切手が多いですね。私もたくさんの切手を収集しています。
江戸時代に使われていた切符手形は交換所でいろいろな商品と交換するための金券で、現在のビール券みたいなものだったのでしょう。ところで、形も扱う金額もはるかに大きいのに「小切手」というのはおもしろいと思いませんか?
さて、大きな山を越えたというのに、今夜もこんな時間になってしまいました。ある看護師さんに問われました。「吉尾さんにとって仕事とは何ですか?」と。「私にとって仕事とは自己実現の場です」と答えました。患者さんに関連した私たちの課題に対して、私はこれからも正面KITTE取り組んでいきます。
コメント (6)
maimaiさん、こんばんは。
お久しぶりです。と言っても、それは私のさぼりが一番の原因ですね。
これからまたそこそこのペースで書きますから、コメントをいただければ嬉しいです。
改めまして、先日の脳卒中のセミナーにお越しいただき、ありがとうございました。
収穫が結構おありだったようで何よりです。
私の背中は小さなものですが、胸にも背中にもKITTEを貼るくらいの面積はございます。
ときどき面白いものを貼っておきますから、たまに覗いてみてください。
先生、こんにちは。
KITTE、高級デパートのようですね。それに向かって携帯を向けている先生の姿は、可愛らしいですね!
私もセミナーに参加させていただきました。いつもよりまして、笑いを誘う先生の素敵な姿勢が楽しかったです。
特に小便小僧の銅像に目隠しのご配慮!個人情報の取り扱いには気を付けて、というお話は、お腹抱えて笑いましたよ!yousukeさんにはわかっていただけると思います(笑)
ドキッとするような内容が盛りだくさんでした。同じような画像、症状のスライドが多々あり、それに対しての先生の思考やアプローチ。今までしてきた自身のアプローチや諦めに、反省反省反省でした。
また、私もyousukeさんのような思いをすることが多いです。自己満足なのかしら…と思うこともあったり。でも、不思議と先生のお話伺って、大丈夫、まだまだやらなくては!という気になれました。
先生には、いつもきっかけや勇気、やる気をいただけます。
もう少し、自分を信じて、先陣KITTE、胸張って(貼って)、がんばっていきたいと思います。
これからも、先生の背中を見て、成長していきたいと思います!
yousukeさん、おはようございます。
いつもお越しいただき、ありがとうございます。とても嬉しく思っています。
yousukeさんの目はとても人間的に感じています。
その奥に何かがあるような・・・。
そのこだわりを大切に、日々ご活躍ください。
こんばんは。
東京でのセミナーありがとうございました。
後半の個別性重視のお話は、資料をめくるのも忘れ鳥肌が立つほどのお話でした。
最近、自分の考えに周囲から風当たりが強くなることもあり、
なかなか上手くいかないことも多いなと思うこともあります。
そんな時に先生のお話を聴き「やっぱり間違ってない」と心で想うことができます。
先生のように根拠をもって常識を疑うことができる良識を持ったセラピストでありたいです。
いつも有難うございます。
yunさん、こんばんは。
ブログのコメント、久しぶりですね。ありがとうございます。
私はこの仕事を選んで本当によかったと思いますし、
それを充実させるための歩みをしてきたことがよかったと思います。
自身の存在をしっかり感じますし、その存在に自身で喜びを感じます。
もちろん、そこにはたくさんの方々のご支援がありましたし、
自分だけの力で実現できたというものではありません。
多くの方々に感謝しつつ、さらに自分をさらに表現できるよう、
努力を重ねたいと思っています。
これからもよろしくお願い致します。
今晩は☆
ご無沙汰しております。
「自己実現の場」というお答えに、ハッとしました。
私は仕事をそんなふうに考えたことはなかったのですが、
おっしゃる通り。。それがあまりにも腑に落ちたので。
普段から人(ご自身)と正面切って(KITTE)向き合っていらっしゃる
からこそ、その言葉がスッと出てくるのでしょうね。
仕事も然り、人生そのものが、そうありたいなあと思います。
いつも有難うございます。