46野

春たけなわ。千里の竹林では筍があちこちからニョキニョキ出てきています。花壇ではチューリップがそろそろ終わりを迎え、代わりにパンジー、ポピーなどが彩りを添えています。
千里ニュータウンの街路樹の代表格のひとつである楠は春の紅葉を終えて落葉も進み、新しい葉っぱに置き換わりつつあります。八重桜も花びらが舞い始め、そろそろ終わりを告げようとしています。代わりにツツジが咲き始めました。
春真っただ中でも、その時々で主役が交代していきます。
そしてこの写真。素晴らしいお花畑でしょう? 実は御衣黄最後のレポートです。木から落下した花が緑に映えて見事なコントラストを成しています。舞台の主役を務めてきた御衣黄もいよいよ終演を迎えました。最後まで感動を与えてくれた御衣黄に拍手喝采です。
の自然の営みは人間が見せる遂行機能によく似ています。環境に合わせながら、それぞれの役割を持った草木たちが自分の順番になったら花を開かせ、そして散るまでの手続きを守って役割を終えます。チューリップは気温の低い夜には花びらを閉じ、お日様が出て暖かくなると開きます。

人間の遂行機能は前頭連合野を中心に展開されます。最も人間らしく集中して考え抜いていく部位がおでこ辺りの最前部にある10野です。考えるためには言葉が必要ですから、10野のすぐ後ろに言葉を作る4445野があります。考えるときはああでもない、こうでもない、と思考を巡らせます。その巡らせる、展開させることこそ、遂行機能に重要な要素になります。それを演じるのが46野と9野です。特に46野は10野と4445野のすぐお隣にありますから注目です。頭が柔らかい、というのはこの46野が長けているということに他なりません。
ここがうまく働かないと、考えが前に展開しませんし、ことばが湯水のように出てきません。価値観の転換もなかなか難しくなって、いわゆる頑固になっていくわけです。もちろん、価値観の転換をするためには幅広い情報や豊富な経験も重要です。
ところが、46野があまり一生懸命になり過ぎると、本来はできないことや役割外のことでも深入りして思考を展開し、自らを苦しめることにもなりかねません。実際には46野がその拘りをスパッと切り替えるわけですから、46野が適当に働いてくれた方がよいのでしょう。幸い、私の46野は「これは自分には適わぬことである」と判断したら、そのことについて思考することを諦めさせてくれるようで、他への切り替えが早いように思います。
固執し、深く思い悩まないようにするために、そして前向きに生きていくために、この46野についてもっともっと考えてみたいと思います。

コメント (6)

  • senri より:

    maimaiさん、こんばんは。
    そうですね。柔らかく柔らかく。
    転換を楽しみたいものですね。 

  • maimai より:

    先生、おはようございます。
    素敵なお花畑ですね。いいですね、春!
    陽気も暖かくなり、やっと朝晩も少しらくになりました。花々も変わって、楽しませてくれます。春はカラフルでいいですね。
    blogを拝見して、私の頭の硬さや役割を色々考えてしまい、なかなかコメントに至りませんでした。
    主役は変わる、固執せず転換する、なかなか感情が入ると簡単にはいきませんが、練習することはできる気がします。転換する内容をいくつか考えて、自分にいいものを選択してみたいと思います。

    勝手に助言として頂戴致します。
    ありがとうございました!

  • senri より:

    箕面のNさん、おはようございます。
    いつものブログを拝見していて、多才だなあと思います。いろんなことに興味を持ってらっしゃいますし、現にそれを実行されています。素晴らしい46野だと思いますよ。
    あとは「切り替え」ですね。いろんなことに興味をお持ちですから、切り替えもその気になれば、きっと・・。

  • 箕面のN より:

    僕の46野は頑張りすぎるきらいがあるようです。思い悩みドツボにはまってしまうことが多いです(苦笑)。

  • senri より:

    チャーコさん、こんにちは。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
    春は素敵なお花がたくさん咲いていて、気持ちも明るくなっていいですね。私の名前に「春」が付きますから、特に春の季節はウキウキしてしまいます。

  • チャーコ より:

    こんにちは。いつもブログ読んでいます。46野写真のお花畑綺麗で素敵ですよね。私も犬ミニピンチャー君との散歩道でパンジーや綺麗な花を見かけます。また遊びに行きますね。

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