行脚
正に行脚と言ってよいような4日間でした。
木曜日に熊本市に行って慢性期医療学会に参加、金曜日午後は兵庫県相生市で日本理学療法士協会の講習会、土曜日午後は金沢市で行われた日本赤十字リハビリテーション協会学術集会で講演、最終の新幹線で佐賀県鳥栖市に移動、日曜日のお昼前に佐賀市で行われた九州理学療法士・作業療法士合同学会2014で講演、大阪に戻ってスタッフの結婚式。その移動のほとんどがJRでしたから、講演などで立っていることがとても嬉しく思えたものです。
この間、考えさせられることがたくさんありましたが、中でも講演のテーマにも関わる「人間とは」、「リハビリテーションとは」、「求められる専門職とは」、「脳とは」などについてです。これらの中身については普段のブログでもときどき述べていますから、ここで詳しく触れることはしませんが、改めて私たちの存在について厳しい目で見直さなければならないと思った次第です。
多くの方々から共感のことばをいただきました。直接であったり、メールであったり、Face Bookであったり・・・。ある男性の方から涙があふれてきたというメールもいただきました。ご自身が担当された患者さんと重なることがおありだったのかもしれません。
人間はあることをきっかけに自己変革することができます。人生の中でそのような出来事が二度、三度、いやそれよりももっとたくさんあると思います。自分を大きく変える出来事や出会い、そしてことばがあり、そしてそれは人それぞれです。私はこれまでその機会に恵まれましたし、大きく変わっていく自分を感じることができたのです。
自分に興味を持っていれば自分を感じることはできると思います。特に他者を通して知ることができます。その出来事がどれだけの角度で自分を折り返してくれるのか、それも結局は自分自身の行動次第であると思います。人生を行脚する中で、その機会を大切にしたいと思います。日曜日に結婚式を挙げたH & Kにも贈りたいメッセージです。
リハビリテーションの世界に身を置く人間として、自己変革していく喜びを知る存在でいたい、そう思っています。
コメント (10)
kanazawaのPTさん、真夜中の訪問、ありがとうございます。
夜でも昼でも、どうぞご遠慮なくお越しください。
私たちがこれまで積み重ねてきたものは何だったのだろうと思うことがあります。
現象だけを見て判断する。一見、間違った手続きではなさそうですが、
画像を見ながら評価をし、可能性を考え、関わり方を思考することで新たな世界が見えてきました。
この知る手続きはやはり「楽しい」ものであるとしか言えませんよね。
もっともっと楽しまなければ、ですね。
先日は誠にありがとうございました。
夜になると吉尾先生に会いたくなり、お邪魔しました。
写真が金沢駅、えっ サンダーバード大丈夫?
あれ佐賀県だけではなかった。また何回も驚かされました。そして力を頂きました。
脳の画像見るのが、語弊がありますが楽しくなってきました。
一歩一歩積み上げていきたいと思います。
箕面のNさん、おはようございます。
2時間も、ですか。
高校生のときは最短1時間40分で登校し、帰りは2時間半くらいかかって下校していましたが、この合計4時間はしんどいし、もったいないですね。その間にいろいろありますから、全てがもったいないとは思いませんが、時間には限りがありますから。
その時間の半分でも自分の体のために使えたら随分違いますね。
他人のことを言えた義理ではありませんが、健康には気をつけてまいりましょう。
御心配をかけてすみません。私も59歳になり、次の就職先を探しているところです。今のところは片道2時間かかるので肉体的に通勤がしんどいので再就職はあきらめました。年齢的に難しいと思いますがハローワークやじんざいバンクに登録して1時間以内で通勤できるところをさがしています。以上近況報告です。
箕面のNさん、お久しぶりです。
先日は残念ではありましたが、それよりもそんなに酷い状態とは・・・。
私の体重よりもはるかに軽いではないですか。
たくさん食べて、とは言うに言えないようですから、お大事にしてください。
落ち着いたらまたゆっくり語りましょう。
お久しぶりです。原因不明の下痢で10kg以上もやせてなんと54kgになり、この間は失礼しました。大腸カメラ、胃カメラ、その他血液検査とも異常なく体重も徐々に戻りつつあります。又機会があればお会いしたいと思います。その時は宜しくお願いいたします。
aisakuさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
こちらこそaisakuさんからたくさんのエネルギーをいただいています。
学会などでも積極的に発言され、すごい向上心を感じています。
私もやらなければ、です。
おはようございます。
いつもエネルギーを分けていただいておりありがとうございます。
先生の記載にあるようにいつどこで自分が変われるチャンスがあるか、アンテナを高く立て続けておく必要がありますね。
先生の講演はもちろんですが、患者さん、ご家族、スタッフ、学生からも何か自己変革するチャンスはあると思っています。
私の研修会も先生と同じ想いを乗せて、研修会の名前をPerceive(気づき)としています。
それにしても、佐賀と金沢以外にもまだ移動されていたストーリーがあったのですね。
先生がスーパーマンにしか見えません。。。
moroさん、こんばんは。コメント、ありがとうございます。
いろいろなさねばならないことも山積していて、ウロウロしている場合ではないでしょう、とお叱りを受けそうな気もしますが、やはり必要なことですから。
moroさんも素晴らしい影響過程を演じていらっしゃいますし、その不思議さに魅力を感じています。
これからもますます良き存在でいてください。
吉尾先生、もの凄い行脚ですね。このような活動の中から先生の変革が生じるのだろうと思います。人に影響を与えたり、与えられたり、そして自分を理解し、他者を理解できる。歩みを止めることのない先生の活動、我々も享受しつつ、大きな流れを作っていきたいものです。