本物
今日は冬至です。週末は雨の富山を訪ねました。
冬の富山と言えば寒ブリ。氷見の鰤はやはり違いました。今年は漁獲が少ないようで、まだ寒ブリ宣言はないそうですが、私には十分寒ブリでした。大阪でいただく刺身、照り焼き、しゃぶしゃぶ、いずれも身の色も味も香りも別物でした。こればかりはいくら説明しても仕方ないことですから、どうぞ氷見にお出かけになって、ご自身でお確かめください。
氷見では新婚の嫁側家から大きな鰤を1本贈られるのだそうです。そして婿側からその半身返しがあるとか。最近では半身ではなく、いただいたものよりもちょっと小ぶりの鰤をお返しされることもあるそうです。脈々と受け継がれる氷見の文化です。
本物に触れることの大切さを痛感させられました。良くも悪くも本物に触れてみることは必要なことです。だから私は自分の脚でそれを確認に行くことを選択します。空想しているよりも、目で、耳で、手で確かめること。そのためには自分が行くのが一番早いからです。とは言っても、時間をはじめ、人間にはいろいろな制限要素がありますから、思うような行動はできないかもしれませんが、できるだけそうしたいと思っています。旅が趣味である理由の一番手かもしれません。行って、見て、納得。私は「説得よりも納得」を好む人間です。
氷見に出かけたついでに風景として大好きな越中八尾に立ち寄ってきました。富山空港が起点でしたから氷見とは逆方向ですが、札幌から移動した私には「ついでに」でした。諏訪町や石垣の街の雪景色がとてもよかったです。私の立場からはそう言えましたが、実際に坂道、階段の多い石垣の街で生活する人々には厳しい冬なのかもしれません。先日の爆弾低気圧でかなりの降雪があった地域が全国的に見られました。八尾の雪はまだまだ序の口のようです。本物の冬の到来をすぐそこに控え、石垣の街が静かに身構えているかのようでした。
コメント (20)
箕面のNさん、おはようございます。
大晦日ですね。大掃除もしなければならないのですが、その前に原稿がたまりにたまっていまして・・・。
その大掃除をしなければなりません。でなければ、年を越せそうにないのです。
本物になるためにはその課題をクリアしないと私はダメです。
資料や本は随分捨てたのですが、私ももっと思い切って捨てるようにしないと、と思っています。
来年もお互いに健康に気を付けて、よい年にしましょう。
いよいよ大晦日ですね。今日も一日掃除におわれます。普段してないのに毎年必ずするのは日本人だからでしょうか?今年は思切って資料や本を捨てたのでだいぶすっきりしました。吉尾さんは大掃除されますか?来年もよろしくお願いたします。
箕面のNさん、こんにちは。
うーむ、1本とられましたなあ。
さすが!
思い切り吹きたいときは、知っているカラオケに行きます。その時、他の人から苦情がでなければOKです。ペットは音が大きいですし、テクニックを要します。音を出すのがサックスより数段難しいですよ。サックスもいろいろありまして、もしやるなら値段が手ごろなアルトをお勧めいたします。ヤマハなら150000円ぐらい出せばあります。音が若干硬いですが、セルマーだとその数倍かかります。テナーやソプラノはもっと高いですし、バリトンは重くて持ち運びには向いてません。ペットでなくサックスも検討してみてください。僕のレベルは残念ながら人様に聴かせるレベルには到達していません。プロがピアノとかでセッションしてくれれば何とかできる程度です。うまくなるには何といっても基礎をすること。それと最初はちゃんとした人に習うことです。一人では無理です。特に60の手習いではねえ(笑い)。頑張ってチャレンジしてみてください。
箕面のNさん、おはようございます。
いろいろやってらっしゃいますね。それも本物志向で。サックスはどこかで演奏なさったりするのですか?
私はオカリナしか吹けません。Junさんにトランペットを勧められていて、何度か楽器店に足を運んだことはあるのですが、結局、まだ行動に至らずです。一番の理由は吹く場所です。
滅入ったとき、転換するには良い方法だと思いますし、いつかはやりたいと思います。本物の音にはならないでしょうけど。
こんばんわ。今日は久しぶりにサックスを吹きました。先生が亡くなられてから2回目です。やっぱり刺激がないとサボってしまうのが人間というものなんでしょうかねえ。吹いていると気持ちもよくなり、これからはちょくちょくやれそうです。基礎はやった方がいいのはわかっているのですが、面白くないのでつい曲を吹いてしまいます。上達しないのがわかっているのに、そこそこできてしまうので仕方ないですかね。ケーナは練習してなかったので音がほとんど出ません。一から練習あるのみです。パンフルートは全くできなくなってしまいました。これは0からの出発です。やるまでは億劫なんですが、楽器を触るとリフレッシュできます。嫌なことも忘れますし、前向きに生きていく活力がわいてきます。ただ、周りの人に迷惑をかけないよう時間を守って練習していきます。嫁さんから夜は8時までときつく言われていますので・・・。
チャーコさん、おはようございます。お元気そうですね。
桃山台の作業所でお仕事されるようになったそうで、いろいろな出会いがあって、これから楽しみですね。
富山の寒ブリの味、メールに添付してチャーコさんに届くようになるといいですね。そのような社会が来ると面白いのですが。
箕面のNさん、おはようございます。たくさんのメッセージ、ありがとうございます。
思いはいろいろですね。いつも箕面のNさんらしいなあ、と感心しています。私は箕面のNさんのように次々と課題を処理をしていくのがうまくないので、困った人間です。箕面のNさんの発言が一見後ろ向きに見えるのは、きっとその逆の思いがあるからなのだろうと思います。
確かにPT協会には問題が山積しているようです。一方で会員のために頑張ってくれている人たちも多くいます。大きくなりすぎて、システムがグチャグチャなのかもしれませんね。
私がボバースのノートを見ることはもうありませんから、必要でしたら差し上げますし、どうぞご自由になさってください。
こんにちは、吉尾先生お久しぶりです。いつもスマホでブログ読んでいます。富山の寒ブリいいですよね。富山1度行きたいですよ。
最近、私は豊中の桃山台の作業所に行ってます。股関節外れない程度の仕事しています。また千里リハビリに遊びに行きますね
大掃除をしていまして、マイオセラピーのビデオを処分していいか迷っています。だいぶ前にPNF,クライン、関節トレーニングは処分しました。ボバースは一部残しています。そうそう、吉尾さんから借りたボバースのノートはどうしましょうか。返した方がいいですか、借りといていいですか、それとももう処分してもいいですか。僕もたまに読んではいます。ちょっと役立つところもありますので、吉尾さんがいらなければこのままにしておいても場所は確保できていますから・・・。ノートを見ていると吉尾さんは昔から僕らとはやっぱり違うなあと感心させられます。どうしましょう?
おはようございます。おばが亡くなり、と言っても付き合いのない人でしたから、お通夜にも行ってません。年賀状も出しています。年輩の人が先に逝くのは自然にかなっており、それはそれでよいことだと僕は思っております。人間、人生の長さで決まるものではないですが、やはり残された者の気持ち、またもっとやりたいことがあったんではないのかという悔しさなどを考えると複雑ですが。だからこそ一日一日を大事に生きていかなければとならないんですね。わかっているのですが、さぼってしまう僕がいる、ダメなやつです。名簿も一応書き上げたし、あらかた同窓会の案内状も書き上げたし、今日はサックスとAKAの勉強ですかねえ。慣れ親しんだAKAの技術を上げること、それとCVAの勉強をもっとすること。生理学的にも、解剖学的にも、運動学的にも、そして今ちょっと興味あるのは時間遺伝子の問題です。CVAは果たしていつ治療すれば効率がいいのかという問題です。朝がいいのか昼がいいのかそれとも夜がいいのか。いくらかかるかわからない発想でPT協会にかけあうのも気が引けますし。
そうそうPT協会といえば、高い協会費を払っているのにいい加減も甚だしいです。ほんとは魅力のない今の協会ですからやめたいのですが、事故したときのことを考えると・・・。学会にもご無沙汰ですし、21000円の会費は寄付をしていると考えるしかないです。保険だけ別建てでしてくれるならそっちの方に行きたいというのが本音ですが、まあこんな後ろ向きなことばかり言っていたら吉尾先生に怒られてしまいますね。吉尾先生の今されていること、これからもされるであろうことは大変役立っていますので。
箕面のNさん、おはようございます。
鰤もどんどん海を泳ぎまわっていますが、時はもっと早い速度で動いているように思います。
その時の流れにただ流されるのではなく、本物を目指してしっかり泳いで行けるよう、努力する。
いくつになってもそう思う箕面のNさん、凄いですね。
寒ブリいいですね。さぞおいしいでしょう。よだれが出てきます。本物というのは何でも違いますよねえ。時はどんどん動いています。本物のPTになれるようもっと勉強しなくちゃならないと改めて感じました。
asukaさん、こんばんは。
いつもいつもとても嬉しくなるメッセージをありがとうございます。
私の折れそうな気持ちが強くなれます。
これからも突き進みます。
吉尾節をお聞きにいらっしゃったときは、ぜひお声掛けくださいますように。
こんばんは.
私も学会や研修会でいろんな場所に行って,見て,感じることが好きです(^^)
吉尾先生のお話はブログでも十分魅力的ですが,
実際に講演を聞いた方が先生の想いがより強く伝わってきます.
きっと聴衆を説得するのではなく,
納得するように臨床場面を想い描きながらお話してくれるからだと思います.
論文も説得させるようなものよりも,
納得するようなものの方が臨床に生かしやすいと感じます.
また来年も吉尾節を聞きに本物に会いにゆきます!
吉尾先生、ありがとうございます。期待に応えられるように精進致します。
keitaさん、おはようございます。
充実した1年であったようで、とても嬉しいお話です。
充実していたということはそれだけストレスを心身に与えていたということです。
それはおそらく心身の栄養になっていきます。言い方を変えれば許容量や範囲が広がるということ。
さらに言い方を変えれば、人間として一段上の段階に押し上げたということ。
これを成長というのでしょうね。
さらに来年は・・・。期待しています。
大変忙しい1年で、周囲からも心配されましたが、元気に充実した1年を過ごせました。
吉尾先生は、全国飛び回られていて、もっといろんな所に行かれたいというのはすごいです。お忙しくて大変だと思いますが、血圧は安定されたでしょうか?
keitaさん、こんばんは。お元気ですか?
神戸も東北も広島も、現に目で見て感じるものがありました。
ピカソの本物のゲルニカを見たとき、私たちが絶対やってはいけないことを心に強く誓うのです。
同じくつくばに行った私は、JAXAは思い立つに至らずでしたが、なかなかおもしろそうですね。
もっともっといろんな所に出かけていきたいと思います。
私も旅が好きで、以前は1人でバックパッカーになって、国内をいろいろと回っていました。就職してからは、旅に行くことは減ってしまいましたが、東日本大震災のあとは、病院に無理を言って8日間休みをもらって、東北に行きました。テレビでは感じられない、本物・現実を実感しました。現在は、学会でいろいろな場所に行くことを楽しんでいます。先日のつくばでの学会では、学会前に念願のJAXAを見学して、本物ではないですが宇宙を感じてきました。今後も本物に触れていたいと思います。