ひな祭り

NEC_1212今日は3月3日、ひな祭りの日です。
人間国宝十四代今泉今右衛門さんの作品で、先日、お邪魔した時にお座敷に飾ってあったのを撮影させていただきました。

男の子にはあまり関係のないお祭りかもしれませんが、飾ってあるものを見ると、とてもきれいで嬉しくなります。この日が終わったら速やかに片付けないと、お嫁に行きそこなうというお話も伺います。このような機会を通して子どものしつけ、教育をしていたわけですから、その場面は課題指向的アプローチであったとも言えます。
まだ桃の花は咲いていませんが、ひな祭りを桃の節句とも言います。もともと旧暦で行事は営まれていたわけですから、これは納得ですね。
社会が落ち着く江戸時代までは各地で戦が繰り広げられていました。ちょうどこの頃に城を攻め滅ばされた地域ではお祝い事どころではありませんから、八朔のひな祭りで代表されるように、別の時期にひな祭りを催すようになったそうです。それが現代でも続いている地域があるそうですから、歴史は重いですね。

リハビリテーションの歴史も振り返ってみることはとても大切なことです。過去の諸々があるから今があるわけですから。将来、普通に行われているかもしれないアプローチが、あることをきっかけに行われるようになった、というルーツが分かれば楽しいものです。その「あること」というのが根拠に基づくものであればよいのですが、どうも私たちの世界はそれが希薄です。この業界に関わるひとりひとりが、日常的に疑問を持ちながら考え抜いていく習慣をつけなければいけません。

一昨日、ほぼ1日で10,000文字の原稿を一気に書き上げました。褒められたことではありません。日頃からコツコツとやっていれば、そこまで追い詰められることもなかったはずですから。でも、1日で書き上げたこの10,000文字は自分の頭の中を整理するのにはいい機会でした。その直前に、回復期リハビリテーション協議会研究大会の講演である事象を説明するためのスライドを講演前夜に作るとき、図を手描きしたことで靄がスーッと消えたような感覚を持ちました。私の歴史が変わった瞬間かもしれません。
その内容ですか?
それをここで語るにはちょっとスペースが足りません。

コメント (15)

  • senri より:

    箕面のNさん、おはようございます。
    確かに箕面のNさんの誕生日6月6日はひな祭りとは何も関係ありませんが、ここは敢えて関係づけましょうよ。
    そうですねえ、3月3日×2=6月6日というのではいかがでしょうか?
    今年、還暦になられますか。人生、あっという間に一巡りしちゃいましたね。
    いいことあるといいですね。

  • senri より:

    チャーコさん、おはようございます。お久しぶりですね。お元気にしてらっしゃいましたか?
    やはり女性にとってひな祭りはちょっとした特別な日、ということになるのでしょうね。
    私にとって端午の節句の思いでもあまりありませんし、このような日があり、それを思い出す機会があることを羨ましく思います。素敵ですね。
    そして、周りにたくさんのいい方たちに恵まれて日々を過ごせるということ、この上ないことです。大切にしたい方々ですね。

  • 箕面のN  より:

    ひな祭りと全く関係ないのですが、6月6日60歳になります。6が3つ並びます。オーメンを想像されるかたはいると思います。でも自分では結構気に入っています。前の職場の職員ナンバーも049666でした。今年は何かいいことありそうな気がします。同窓会楽しみにしています。

  • チャーコ より:

    こんにちは。お久しぶりです。
    3月3日、ひな祭りでしたね。私の家にひな人形ありますよ。本当、ひな人形は人形箱にしまうのが大変です。
    ちらし寿司も食べました。ゆずりはでも、みんなで作って食べました。昨日、私は今の作業所が凄く楽しくて、他の作業所zeroの家とかに変わりたくなくて涙が出てくるほどですと、本当の気持ち、心から思っていることを言いました。

  • senri より:

    箕面のNさん、こんばんは。
    キング牧師がいらっしゃる聖地に伺ったことはありますが、わたしなんて比較の対象外です。
    脚の長さと寿命が反比例するという学説があるならば私は長く生きれますが、そのような話、聞いたことありませんね。

  • 箕面のN  より:

    今日、放映されたボブ・マーリー感動しました。凄い人はなぜ短命なのでしょうか?ジョン。レノンもそして僕が最も尊敬しているといってもいいキング牧師・・・彼が生きていたら世界はどう変わったのでしょうか。吉尾さんはPTのキング牧師になってもらいたいと思っています。I HAVE A DREAM。もちろんなが^~く頑張ってくださいね。

  • senri より:

    c.t.nさん、こんばんは。
    はじめてのコメントですね。ありがとうございます。
    そして、講習会にもお越しいただき、ありがとうございました。とても印象深いお名前と表情ですから、イメージにしっかり残りました。
    このようにトライしていただき、とても嬉しいです。まずはやることが大事です。
    この行動力こそが成果へと導いてくれますから。
    いただいたメールはちゃんと、しかも楽しく拝見しましたよ。コメントをお送りしておきました。
    陶芸は私も大好きで、将来は人間国宝を目指そうか、なんていうのは冗談ですが、ゆっくりやりたいと思っています。でも、その前にPTを成就しなければ目の前の患者さんたちに申し訳なくて。
    その後、歩行練習について、理論武装も進めましたので、5月に行う佐賀の研修会にぜひお越しください。

  • c.t.n より:

    こんばんは
    はじめてコメントさせていただきます

    先日は講習会にて貴重なご講演ありがとうございました
    その中のメッセージを十分に読めたとは言い難いのですが、それらを念頭に置いて臨床に臨んでます

    今朝 拝見してもらいたく送ったものがありますが届いていますでしょうか? まだまだ足りてないものが少なからずありますが、御一報いただければ嬉しいです

    やきもの いいですね、私は好きです
    展示会 此方でもしているみたいなので 足を運び観て聴いてみたいと思ってます

    またお会いできる日を楽しみにしてます
    今後もよろしくお願いいたします

  • senri より:

    箕面のNさん、こんばんは。
    御嬢さん、よかったじゃないですか。
    父親として複雑な心境なのでしょうけど、ハッピーなことですから。
    お雛様のおかげかもしれませんね。

  • senri より:

    箕面のNさん、おはようございます。
    私も基本的には信ずる者は救われる、と思っていますが、信じてはいけないこともたくさんありますからね。
    インターネットの情報にもたくさんあるでしょう? 中には、本人になりすまして、ツィッターであらぬことをいろいろ流したり。何を信じるか、その判断能力を問われているのでしょう。
    私は自分自身を信じていこうと思っています。

  • 箕面のN  より:

    奈良先生は「理学療法で大事だのは哲学だ、と学生1年のときに言われました。僕はその時まだ未熟で「信ずる者は救われる。」と答えました。信ずる者は救われる!今の世の中全く違いますね。救われないモノになぜはまってしまうのでしょうか?吉尾さんの哲学教えていただければ幸いです。僕は「本当の意味で信ずる者は救われる」これで当分いきたいと思います。

  • 箕面のN  より:

    家のひな人形は7段あり、出し入れがもう大変。と言っても僕は全然手伝わないのです。これでも男だから手伝いません。
    2月の末に飾り3月3には片付けるのが本当らしく、飾っていると昔の人は嫁にいき遅れると言っていました。案の定うちの・・・。長女は昨年結婚できました。嬉しいんですが、ちょっとさびしいですね。

  • asuka より:

    後輩たちに良いものを伝えていけるように、努力したいと思います。
    3月3日、耳の日。。。
    まだ寒い日々が続きそうですね(笑)

  • senri より:

    asukaさん、こんばんは。
    ひな祭りの準備も片づけも大変だったのでしょうね。
    その手順や関係性を間違えば結果はうまくおさまりませんし、ね。
    そういう場を通じて大切なことを親は教えていくわけですね。
    専門と呼ばれる私たちのこの世界ではあまり見かけない光景かもしれませんね。
    私の話はまたいつか聞いていただけますか。
    その時は耳をしっかりこちらに向けてお聞きくださいませ。
    本当は今日が良かったのですが・・・。
    耳の日ですからね。

  • asuka より:

    こんばんは.
    私の家のお雛様は祖母が私のために購入してくれたものです.
    毎年その時期がやってくると,
    母親と一緒に一体ずつ大切に扱いながら飾り付けをしました.
    人形に持たせる道具はそれぞれ違い,
    間違うとその手に上手く収まりません.
    リハビリテーションの世界では間違うと患者さんは上手く応答してくれません.
    医療者の自己満足ではなく,患者さんの応答にちゃんと気づきたいと思います.
    様々な気づきの詰まった先生の講演,拝聴したかったです!!
    また何かの機会にお願い致します.

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