いよいよ春

20150325さくら通り今年もさくら通りの例の一番木が最初に花を開きました。3月23日でした。
実は一番木はもう1本あるのです。ほぼ同じときに開花します。今年もそうでした。今年はその「もう1本」を紹介します。昨年のブログを見てみると、一足お先に満開ということを3月27日に書いていました。ちょうど1年になります。
この写真は昨日25日に、郵便局に行く途中、ガラ系の携帯電話で撮ったものです。花がちゃんと見えるように接近して撮影していますから全体がよく分かりませんが、まるで球形のヤドリギのようなのです。直径70㎝くらいでしょうか。他の部分は全くの蕾で、桜の木の真ん中辺りにポツンと薄桃色の球があるのです。昨年紹介した一番木も、毎年その枝だけが先行して開花しています。他の枝は今日もまだ咲く気配はありません。
昨年は一番木が開花した後に寒波がやってきました。今年も全く同じパターンで、今週は冬物を来て出勤したくらいですから、千里の桜はまだ開花宣言とまではいかないようです。しかし、明日からはいよいよ春になりそうです。一気に開花することでしょう。

千里のさくら通りの桜の木はとても気の毒な状況にあります。根のほとんどはアスファルトで覆われていて、しかも多くの車がその上に停車して休憩しているのです。だから古木なのに大きくなれていないのです。根が悲鳴をあげています。昨年は傷んだ木を何十本か伐採して、植え替えました。それと並行して、桜の木の横に駐車できないように、道路にブロックを設置してくれました。折角だから、アスファルトも工夫すればよいのに、と思いますが、予算が足りないのでしょうか。管轄の問題でしょうか?

この桜の木1本1本を人間に見立てたとき、どのようなチームワークでリハビリテーションを進めていくのか、私は興味深く見ています。人間中心に利己的に作られたこの景色が、桜が主人公になれるようにプログラムを進めていく。病院あるいは職員に都合の良いように作られた病院構造と組織が、患者さんを犠牲にして成り立っている構図によく似ています。

コメント (14)

  • senri より:

    チャーコさん、こんばんは。
    桜が作業所の周囲にあっていいですね。やはり、桜を見れるのは嬉しいですよね。
    桜の下にまた桜ですか。面白い。桜も頑張っているのでしょうね。
    病院の近くは三分咲きくらいです。

  • チャーコ より:

    こんにちは。豊中の作業所の前に大きなサクラがあって、4日間休んで今日行くと、サクラが満開になっていました。
    サクラの木の下にもサクラが咲いてました。先週の木曜日は気づかなかったけど、本当にサクラはキレイですね。私、スマホに写真写してしまいました!

  • senri より:

    箕面のNさん、おはようございます。
    人間はいろんな体験を通じて育っていくのでしょう。
    病院の隣にある国際学園に通っているお子さんたちの視野は広いなあと思いますし、自身の歩む道をとても精力的に考えようとしています。だからと言って自己中心的、利己的ではないようです。
    協会のこともいろいろありますが、私たちは目の前の患者さんたちにしっかり貢献するためにも、後進の教育に対する責任を持っています。それを個々で行うには限界もあるでしょう。大きな組織として取り組まなければならない課題が山積しています。
    箕面のNさんが若い頃、相当な協力を積極的になさっていたことを私も見て知っていますが、今のスタッフの活動費は多少改善されています。でも、持ち出しも相当なものです。私も今の立場で活動するようになってこれまで、ちょっとした乗用車が買えるくらいの持ち出しがありました。でもそれでもかまわないのです。私たちが対象とする人々の人間としての復権へのお手伝いをしたいがためです。

  • 箕面のN  より:

    こんばんは。今年も桜楽しみにしています。
    今日は30年ぶりに会ったOTの話をします。学生時代使い走りのようにされていたやつなんですけど、人間変わるものですね。大学の教授をやり、エチオピアに留学させてもらったことでスケールがでかくなっていました。以前PT協会の会費の高さやメリットのなさで同期のPTもどんどん協会をやめていく話をしました。僕は、その時保険があるから続けているというような話をしたと思います。でも、彼はそれも協会に対する貢献、若いセラピストを育てていく貢献になる、と彼ははっきり言いました。僕は自分の小ささを改めて知り恥ずかしかったです。そういえば、僕も若いころ手弁当、ガソリン代も自分持ちで協会の仕事をしてたことを思い出しました。最近は協会にはそういう意味で貢献してないわけですから、会費を払うことぐらいは最低の貢献ですね。本当にOTとの再会よかったです。

  • senri より:

    チャーコさん、こんばんは。お久しぶりですね。お元気でしたか?
    桜にウグイス、春そのものですね。ゆずりはに行くのも一層楽しくなるでしょう?
    春は英語で「スプリング」と言います。そうです、バネと同じです。
    春は気持ちもワクワクして、動物も植物も跳ねるように動き出しますから。
    楽しい春になりますように。

  • チャーコ より:

    こんにちは。私も作業所ゆずりはに行く時に桜のあるところを通ります、本当、桜をみるともう春だなあっと思います。ウグイスの声もよく聞きます。
    4月は出会いの季節ですね、桜の花に誘われてお花見しに行こうって思います。

  • senri より:

    asukaさん、こんばんは。
    早速、二十間道路桜並木を調べていただきましたか。
    エゾヤマザクラですから花の色は紫がかった濃いピンクです。高木ですから迫力があります。
    何を大切にすべきか、ということを私はリハビリテーションに関わる中で教えてもらいました。
    桜も人間も、原点を大切にしなければ、ですね。

  • asuka より:

    こんばんは.
    「二十間道路桜並木」の写真見ました.素敵な場所ですね.
    実際に自分の目で確かめたくなりました.
    桜はその姿形で私たちに本質を教えてくれますが,
    リハビリテーションにおいては人間相手のことなので,
    コトバも大切になりますね.

    私も旅は好きなので様々な場面に出会い,
    旅先で出会った人たちと語り合うことで本質を追究していきたいと思います.

    また先生とお会い出来た時には,色々とお話出来れば嬉しいです (^-^)

    原点回帰,重要なキーワードですね.

  • senri より:

    asukaさん、おはようございます。お久しぶりです。
    お久しぶりとは言っても、前回からさほど経っているわけではありませんけどね。
    北海道の静内に「二十間道路桜並木」という名所があります。行啓通りでもあるのですが、広い二十間道路にエゾヤマザクラの大木が並木を成しているのです。桜の大木に見合った広い範囲がちょっとした草が生えた土で覆われています。アスファルトや車で根を傷めないためにです。静内の人々にとって正に桜が誇りでしょうし、それが静内そのものなのです。
    旅をしているとリハビリテーションの本質に重なるような場面に出会うことがしばしばあります。その度に、リハビリテーション医療に関わるものとして、その原点に戻らせてくれます。

  • senri より:

    くまうささん、おはようございます。コメント、ありがとうございます。
    先日の男3人組の会は楽しかったですね。次の日、喉がおかしいと思うくらい話が弾みました。
    桜の花たちもいろいろな状況の中で生きていたり、生かされていたり・・・。
    この季節だけではなく、ずっと主人公でいられるような環境を提供していくのが私たちの責務ですよね。
    くまうささんも熱さでは人に負けない面をお持ちですから、山形の「桜」は環境の中でしっかり映えていけるのではないかと期待しています。

  • senri より:

    c.t.nさん、おはようございます。
    春はいいですね。多くのことが前向きに変化していくように感じますし、期待しますよね。
    自分の気持ちも前向きになっていくのを感じます。
    c.t.nさんもご自身を楽しんでますね。

  • asuka より:

    おはようございます。綺麗な桜ですね(^^)
    同じ根っこの枝でも日当たりなどの影響で花の咲く時期は異なるというのは
    面白いです。
    根が悲鳴をあげていてもちゃんと花は咲く生命力はすごいです。
    医療においても患者さんの前向きなサインを見逃さないように
    気づきを大切にして患者さん中心の医療再建を図ることが大切ですね。

    春は桜が咲く以外にも多くの動植物が活動し始める季節です。
    私も自分の病院内だけで完結するのではなく、
    病院外にも正しいリハビリテーション医療とは何か伝えられるように、
    活動していきたいと思います。

  • くまうさ より:

    こんばんは。
    このさくら花にずっと見とれています。
    大阪でも大変お世話になりました男3人組に登場したくまうさです。
    空港に送っていただいた時通ったあの千里のさくら通りが目に浮かんできました。
    道路のブロックも確りと見えてしまいます。
    花となっている、蕾のまま、少し膨らんだ蕾、様々なかたちのさくら花全てが個性ある貴賓な主人公に見えます。
    見えすぎてしまう犠牲の構図を直視しながらも、私は桜が主人公になれるよう心に命じて仕事をしたいと思います。
    こちらは梅の花が少し咲きました。

  • c.t.n より:

    こんばんは
    明日は さくらの日 ですね
    通勤途中の桜の木は 毎日みてて少しづつですが
    蕾から 少しづつ開いてきてます
    春は 少しづつでもよい変化を期待してしまいます
    自身に、、 なのかもしれませんね

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