ツツジとサツキ
とうとう5月1日になってしまいました。
ほとんど何もできないままここに至ってしまったように思います。まだツツジでいたい気分です。
皆さんはツツジとサツキの違いは分かりますか?
千里の街にはいたる所にツツジの花が咲き誇っています。この写真は通勤途中、街路樹として植え込んであるツツジを撮影したものです。見事な咲きっぷりです。ツツジは春の花。今日の大阪は28度の夏日になるという予報でしたが、ツツジの季語は春です。
阿蘇や九重、霧島などの九州の高山には、平地に1月ほど遅れて天然記念物のミヤマキリシマというツツジが山一面に咲き誇ります。素晴らしい景色になります。
函館のある亀田半島の東端に恵山という600m余りの火山があります。えさん、と読みます。ここのエゾヤマツツジの大木は恵山を真紅に彩ります。残念ながら、ちょうどその頃の恵山には行ったことがないので、友人が写真を送ってくれたことがあります。
これらのツツジが終わったら夏が来ます。サツキの季節です。サツキの季語は夏です。サツキと呼ぶくらいですから、皐月、五月に花が咲くわけです。旧暦の五月ですから、6月頃に開花ということになります。既にチラホラ咲いていますが、本番はもう少し後になります。一般的にサツキはツツジよりも小ぶりです。葉も花もツツジよりも小さいのが特徴ですが、でも両者はよく似ています。
北海道にはエゾムラサキツツジというツツジがあります。鮮やかな紫色の花を咲かせます。北海道では省略してエゾムラサキと呼ぶことも多いのですが、それは正しいことではありません。エゾムラサキという草花があります。昨年5月に紹介したワスレナグサと瓜二つの花を咲かせます。念のためもう一つだけ付け加えますと、エドムラサキではありません。それは全く別のものになります。
いかがですか? ちょっとは混乱しましたか?
リハビリテーションの世界は使うことばもいい加減で、周りは混乱することが多いと思います。言いっぱなしではなく、定義づけられた言葉を吟味し、もっと自らを律していく必要があると思います。そこに科学の可能性が見えてきます。
コメント (17)
チャーコさん、こんばんは。お久しぶりですね。
GWも作業所に行ってらしたのですか! すごいですね。
千里界隈のツツジは綺麗ですね。
街路樹を見ていると、季節感があって、私は千里の街が大好きです。
私も尊敬する人が何人かいますが、身近にいらっしゃると刺激的でいいですね。
吉尾先生、お久し振りです。GW真っ最中、作業所に行ってきました。ツツジとサツキ綺麗ですよね。ツツジが咲いてる道、バスからよく見かけますよ。
作業所の作業療法士さん、私は尊敬しています。
asukaさん、おはようございます。
いやあ、恐れ入りました。
1本とられました。
おはようございます。
吉尾先生、aisakuさん。遅くまでお仕事お疲れ様です。
「尊敬」はその人の人格を尊いものとして、行為・業績をすぐれたものとして敬うこと、
と言われています。
「憧れ」ですと理想とする物事に強く心を惹かれることのため、
発展途上だと理想まで届いていないからと謙遜することがあるかもしれません。
だから、発展途上でも全く問題なく、尊敬に値します!!
定義づけられた言葉を吟味して使用しなければ(笑)
先ほどまで新人研修用の資料をいじっておりましたが、居眠りをしてました。
ぐでたま、ぐでたまといった感じでしょうか?
お布団がおいでと言ってますので、お呼ばれしてきます。
先生も遅くまでお仕事でしょうか?あまり無理されませんように。
aisakuさん、こんばんは。
GWなのに、この時間までお勉強ですか?
aisakuさんも、asukaも、本当に前向きな方ですね。
私もそうだとは思っているのですが、お二人の姿勢にはなかなか及びません。
いつも刺激的存在でありがとうございます。
吉尾先生、asukaさん、こんばんわ。
左耳が中耳炎になっていまして、お二人の会話への反応が遅くなっていました(汗)
フェイスブックでも投稿させてもらったのですが、理学療法とリハビリテーションの使い分け方ですら混在されている現状です。
お二人からの提言の通りに正しく言葉を理解して活用することで、相手の懐にすっと入りこめるようなことができると感じました。
aisakuとasuka、ホント表記上はわずかな違いですが、漢字にするとまったく異なる印象になりますね。
ですが、漢字にしてもお互い理学療法、リハビリテーションに必要な文字が入っていますね。
最後に吉尾先生を尊敬する気持ちはasukaさんと同じですよ。
そんな思いを共有できている方々とお話できることにとても感謝しております。
asukaさん、こんばんは。
まだまだ私は発展途上の存在です。
尊敬に値するような足跡は残せていませんが、
皆さんの期待を裏切らないように努力は重ねていきたいと思います。
c.t.nさん、こんばんは。
どのようなお話しを聞けますかな?
asukaとaisakuはローマ字表記だと似ていますが、漢字になると随分違った雰囲気になりますね。
また、生まれた環境、育った地域、男女など違いも多いです。
同じ理学療法士という仕事に誇りをもち、患者さんのために精一杯努力しているのは同じかもしれません。
あと、吉尾先生を尊敬しているのも同じです(^^)ですよね?aisakuさん!
人間って用語の定義のように簡単には言葉で語りつくせないですね。
だからこそ、臨床場面においては定義づけられた言葉を正しく駆使し、
その人の身体機能、能力に限らず、障害を負う前の生活からその後の社会復帰まで
広い視野で捉えて考えなければならないと感じています。
今度 お会いしたときに直接お話できたら嬉しいです。
( ´ ▽ ` )ノ
maimaiさん、おはようございます。
ホント、久しぶりですね。お元気ですか?
確かにツツジは見下ろすことが多いですね。
でも剪定せずにいると、いつのまにか大木になってしまいます。
ヤマツツジはそうなりやすいですね。
Sway、学生さんがそのように使っていましたか。
流される人生もまたその人なりで、正常と言えば正常ですが・・・。
学生さんのその使い方は清浄したいですね!
c.t.nさん、おはようございます。
ご実家でいろいろお話しになられたのですか?
とてもよいことだと思います。
私がどのような影響因子になっているのか分かりませんが、
あるがままのご自身を表現なさったらよろしいのではないかと思います。
みつをさんもそのようにおっしゃっているかと・・・。
先生、こんにちわ。
お久しぶりです。忘れないでください…
先日、学生さんの発表がありました。そこで、こちらにご質問です。
「骨盤のsway」
私は、何の疑いもなく、骨盤の側方動揺と認識しておりました。
今回の学生さんの発表ででてきたのが、「(正常な)骨盤のスウェーが消失していることが問題」という内容。
あれ?スウエーって、こういう使い方するっけ???
私の捉えていた内容は、異常な方であり、正常な側方移動としてはとらえてなかったです。
医学用語としてはでてきませんが、調べると「動揺・ゆさぶり」と出てきます。
動揺を調べると、強風で船体が…、混乱して平常心を失う…などあります。
私の解釈は、やはり、正常に移動する骨盤側方移動ではなく、正常よりも大きく揺れてしまうことを指す、ということでいいのだと思っています。
調べなおすいいきっかけになったのですが、発想が豊かで、こういうことがなければ、この言葉の意味をしっかり調べることがなかったかもしれません。
言葉はむづかしいですね。(むづかしい:maimai用語です(笑))
当院にも、いろんな色や大小さまざまなつつじがありますが、昨日、患者様と屋外歩行中、すごい大木がありました。この季節に出ていなかったのか、今まで気になりませんでしたが、あまりにも大きすぎて、決して「まあ、きれい!」とは言えませんでした。1階分ありましたから。私は小ぶりが好きです(笑)
おはようございます。
昨日は色々と話をしました。久しぶりに 相談というものができた気がします。
ことばは 私にも大切なのかもしれません。
私もしっかり吟味し ひとつひとつに想いを、たいせつにしたいと感じました。
自身の想いは変わらずあります。先生と出会えた事で 自身が変わった気がします。道標をみつけることがてきて本当によかったんです。
実家にある 相田みつをさんの本をみなおしてみます。
asukaさん、おはようございます。
そうですよね。
きちんと覚えると、asukaもaisakuも混乱せずに使い分けることができますよね。
ことばは大切にしなければ。
こんばんは.
言葉だけをみていると混乱しそうですが,それぞれの特性,意味を考えるとすんなり覚えられます.
リハビリテーションの世界でもその単語を暗記で覚えるのではなく,
その意味,ルーツをたどって言葉を吟味して使用したいですね.
先生のように人前で相手の懐まで入り込めるような話をするためにも,
言葉を勝手に省略しないで,一つ一つの言葉を大切に想いを込めて使用したいと思います.