雪月花
今年も猛暑の岐阜に出かけてきました。お盆明けから大阪の気温も多少は落ち着いていましたが、全国的にも暑さでは有名な岐阜県ですから侮れないと思っていました。案の定、日曜日の岐阜の予報は35度。実感としての気温もそれを思わせるものでした。以前もギラギラの岐阜の太陽をブログで紹介しましたが、やはり岐阜のお日様には敬意を表すべきなのだと思います。
セミナーの中身も熱いものがありました。毎年声をかけていただくのは岐阜県整形徒手療法研究会で、お話しするのは脳のこと。えっ?と思いますよね。しかも、今年も8時間という長い枠をいただきました。受講者の脳に脳のことをしっかり詰め込む、という狙いでしょうか。全国、どこのセミナーでもここまでの時間を割くところはありません。受講者の様子を拝見していると、別の世界を彷徨うこともなく、真剣に目の前を注視し、そして楽しんでいらっしゃいます。その姿を見て、私自身も大きな刺激を受け、ついつい話の勢いが増してしまいます。おかげさまで喉が・・・。
私たちの世界では脳卒中片麻痺ということばを当たり前のように使っていますが、私は疑問を感じていますし、その言葉の使用が脳卒中の方々の本質的な問題に注目できない私たちの環境を作っていると思います。この表現はなんだか抽象的ですが、実際の話はかなり具体的に進行します。この内容については実際に聞きに来ていただきましょう。この疑問に対する挑戦は、今後の学会でも取り組んでいきたいと思います。
運営スタッフの皆さんと飛騨牛をいただきに出かけました。岐阜市内の雪月花という、できたてのかなりおしゃれなお店です。焼肉屋さんのイメージを払拭するような造りで、清潔感漂うとても素敵な雰囲気のお店でした。雪月花とは四季おりおりにおける美しい風物という意味です。どの季節にもその季節に合った食材があるので、それを皆さんに楽しんでいただきたい、という思いでつけられたそうです。野菜だけではなく、お肉も季節によって味わいが異なるそうです。
ちょっと気になる情報でしたから、調べてみました。敢えて言うとお肉は冬場が旬だそうです。冬場は干し草を主に食べるため、肉の風味がよくなるのだそうです。生育環境や体質などによって牛肉の風味は異なります。有名な産地では、季節による違いをなくし、肉質を均一化するために、年間を通して飼料を調合しているという話も聞きます。これからは興味を持ってしっかり味わってみたいと思います。
ちなみに、私は今が旬かもしれません。
コメント (4)
c.t.nさん、おはようございます。
いつもご覧いただき、またコメントいただき、恐縮です。
片麻痺は随意運動の麻痺、つまり皮質脊髄路の麻痺による運動障害を示す言葉だと思いますが、現実的には必ずしも厳密にそのような使われ方はしていないようですね。しかもその他にいくつかの障害があっても気づかないまま処理されていることもあります。
いろいろ提言だけはしていこうと思います。
吉尾先生 こんばんは。
岐阜で8時間のセミナーですか。受講者の熱意に先生の熱血な講演。
お疲れ様です。
脳卒中片麻痺ということばは共通言語であるかのようによく聞かれる言葉ですね。わかりやすい表現であり、本来の姿を顕わすにはとても抽象的なことばである。そして本質的な問題がみえなくなってしまったり捉えられなくなってしまう、もしくはその可能性を秘めている。実際に具体化する為には、脳システムをしっかりと理解しなければならない、ということですね。
改めて、私はそう感じてます。
チャーコさん、こんばんは。
お久しぶりですね。今年の夏の猛暑、なんとかしのげましたか?
元気に秋を迎えましょう。
作業所でのご活躍、目に見えるようですよ。
吉尾先生、こんにちは。大阪はお盆明けから気温も多少落ち着いてましたね。
岐阜県の雪月花、おしゃれな店に私も行ってみたいですよ。
私も作業所で脳卒中の方のできないことを手伝ってます。
無理な姿勢にならないようにして、イライラしている方の気持ちをおさえながら。