どうだ!
「どうだ!」と言わんばかりに紅く燃え上がっているでしょう。
1週間前の札幌の自宅のドウダンツツジの紅葉です。ドウダンツツジはスズランによく似た可憐な花が印象的ですが、秋の紅葉はもみじにも負けない見事な紅の世界を演じます。濃淡や少し緑が残るような彩りではなく、木全体が一気に紅く色づきます。もみじやナナカマドのように大きな木になりませんからあまり目立たないかもしれませんが、毎年、期待を裏切らずに秋を楽しませてくれます。
期待を裏切らないということはなかなか難しいことです。子が親の期待を裏切らない。若いスタッフが上司の期待を裏切らない。この両者では私的、公的違いがありますし、血縁があるか否かという面でも期待の内容も大きさも違ってくるのかもしれません。期待されていると言っても、果たして親が、上司がどのような期待を寄せているのでしょうか。
実はその期待の内容が相手に伝わっていないことが多いのではないかと思っています。その期待を言語化していないことが多いのではないでしょうか。私自身を含めて、そのように思っています。もちろん、期待の内容を全て言語化する必要はないと思います。篠原涼子さんが演じているオリックス銀行のCMで、「大丈夫、ちゃんと見たから。君が頑張っている姿をね。だから任せた。」というメッセージが発せられますが、部下はもうひたすら頑張るしかないでしょう。
一方、子が親に、スタッフが上司に、あるいは経営者に対する期待もあります。組織の特性からその期待が妥当であるかどうかという問題もありますが、その期待や願望が相手に届かないことも多いようです。
患者、家族の期待をいかに汲み取り、実現に向けて努力していくか。これは業務として「ねばならない」レベルのものですが、これまた言語化されず、具体的な仕上げにならないことも多いのではないかと思います。期待する方は、いつかはきっと、もしかしたら、などと思い抱きながら待つわけですから、それに応えなければなりません。
その過程の中では冷静で客観的でありながらも、ドウダンツツジのように思いっきり燃えてみることも忘れないようにしたいものです。
コメント (14)
c.t.nさん、こんばんは。
人としても、PTとしてもです。
大丈夫ですよ、今の調子で進めば。
吉尾先生、課題ですか。
人として、ですね。
c.t.nさんの心はこれからもきっと課題にしっかり向き合っていこうとすることでしょう。
今年は極端な風が吹いたようですが、風はいつか収まるものです。
私はそう思います。
吉尾先生 おはようございます。
そうですね、、、
人は生まれて生きていく中で多くの存在に触れ、それを栄養としていると思います。
その存在はそれぞれ特別な存在であり、感謝しなければならないのです。
そしてこの1年、1年はまだ終わっていませんが私にとってとても色濃いのです。一番近い記憶だからという事ではありません。人生の中で一番の温かい風と冷たい風にあたりました。
ドウダンツツジの紅葉のように揺るぎない心でこれからも精進し向かえればと思います。
c.t.nさん、おはようございます。
確かに、今はとても多感な方のようにお見受けしています。
吉尾先生 おはようございます。
部活動は小中高してました。
予備校時代も修得できたことは多くあり、今に至るのだと思ってます。
しかしそれだけではなく、リハビリテーション学校時代は色々感じながら沢山の事を収穫できました。
卒業してからは、学生の頃と打って変わってわからないことだらけでした。その中でスタッフの方々には様々なことを教えて頂けました。
これらを振り返り、そう感じる今が最も多感な時だと思っています。
aisakuさん、おはようございます。
凄い意気込みですね。楽しんできてください。
昨年、金沢で夕方講演し、その後、その合同学会講演のため佐賀に向かったことを思い出しました。
c.t.nさん、おはようございます。
良くも悪くも、いい体験をなさいましたね。
高校生のときの出来事でしょうか?
最も多感なときの経験のようですから、その後の人生において大きな影響過程になったことと思います。
そしてそのときの一生懸命さが今のc.t.nさんと重なり、納得です。
ご無沙汰しています。
燃えるようなドウダンツツジ、ありがとうございます。
吉尾先生みたいにエネルギッシュに燃えているようです。
私は明日九州PTOT合同学会にて、臨床実習の調査委報告を発表してきます。
今回は類似テーマもなく、300分の1の演題発表となりそうです。
ドウダンツツジの由来のように、臨床実習を照らす灯台を支えられるような発表になればと思います。
吉尾先生 こんばんは。
人と人の間にある期待と信頼。そうですね、、、
私はそれを部活動を通して学んだ事が多かった気がします。
同じ仲間ですから、それが好きで上手くなりたい、試合に勝ちたい勝たせたいという気持ちは同じですよね。
そして弱小と言われていたチームが2年時の大会で優勝したのです。そこには先生と選手だけでなく、それを支える家族や先輩後輩がいたからだと思ってます。けれどその時、私は勝ったんだなという思いでそこまで特別な思いはありませんでした。
私は先輩の試合にも出場させてもらっていたので勝ち負けという結果に慣れていたのかもしれませんが、みんな飛び跳ねて喜んでました。
しかし3年時の大会では準優勝。涙でいっぱいでした。
その時の大会に向けての練習は試合メンバー中心の練習でした。1年生はずっと外で練習してました。日焼けした素肌は忘れられません。
当時私はキャプテンでした。キャプテンらしい助言はできませんでした。ひたすらプレーすることしかできませんでした。先生がいて、マネージャー、メンバーが助言やサポートをしてくれました。
副キャプテンの時には私自身が試合出場を断念した経験があります。最後の大会でした。試合に出れないという悔しさと出れない時にこそ出来るサポートができなかった悔いをその時初めて実感しました。
c.t.nさん、いつもありがとうございます。
確かに言語化は難しい手続きですが、とても大切なことですね。
100%表現できなくても、それをイメージできる程度は言語化したいと思います。
ひとつの同じ植物でも季節によってメッセージが違います。
私たちも考えなければ。
吉尾先生 こんばんは。
言語化することは時には難しかったりしますよね。言語化できなくてもその人のその姿に感じるものがあったりします。
それは言語化できない期待であり信頼なのかもしれませんね。
でも人は、その時この人から言われたひとことが大切だったり心に響いたりするのだもと感じてます。
なので言語化することは難しいと思ってしまうのです。
スズランによく似た花、以前あるコーヒー店の周りに咲いているのを見かけました。
ドウダンツツジというのですね。
吉尾先生が言われるように「どうだ!!」と紅葉が発しているかのようですね。
モミジの柔らかい紅葉とはまた違い、キリっとした熱い炎のようだと感じました。
見た時は可憐で華奢な印象がありましたが、この時期はこの様な紅の葉になるのですね。
チャーコさん、こんばんは。
随分遅くまで起きてらっしゃいますね。
という私も今夜はこの時間まで起きているのですが。
お互いに健康に注意しましょうね。
千里界隈の紅葉もあちこちで綺麗になって、毎日ワクワクしますね。
朝の通勤が楽しくなります。
仲間同士が信頼し合って、毎日が楽しいといいですね。
吉尾先生、こんばんは。どうだ、と言わんばかり紅く燃えているドウダンツツジの風景綺麗ですね。
箕面市や千里も紅葉の季節ですね。
期待を裏切らないことって難しいですよね。
私は仲間の期待を裏切らないように頑張っています。