Infinity
今日は4月1日。
新入職のスタッフたち24名が勢ぞろいしました。それを祝うかのように、病院の横にある桜が咲き誇っていました。
新入職セラピスト18名のほとんどは文字通り、社会人としての新人です。社会人としての、またそれぞれの専門家としての責任をもった行動が求められます。もちろん、そのいずれにおいてもまだまだ未熟な彼らですから、その指導・教育に関わる私たちこそが範を示す必要があります。前回のブログにも書いた通り、まずはやってみること、やってみせること。視覚的に処理された情報は相当な影響力を持ちます。
採用試験では前向きな発言を見せた彼らも、入職後、徐々に意気消沈していく傾向がみられます。それは多くの新人にみられる現象で、いわば正常な反応と言えるのかもしれません。そこから不死鳥のように甦っていくエネルギーを持ち合わせているとよいのですが。
本来、人間の持つ力は無限なのかもしれないと思います。興味を強く持ったことへの取り組みには目を見張るものがあります。少なくとも生業として選んだこの世界、そのような対象の領域になってほしいものです。いや、ならなければならないのです。他者の人生がかかっているわけで、半端なことでは許されない職業だからです。
私が解剖の世界に身を置いたのが42歳。そこから私の世界は170度くらい違った方向に拡がりました。人生の後半に入ってからの挑戦でした。今日ここに集った彼らの世界は始まったばかりです。自分の可能性を信じて、果敢に挑戦してほしいと思います。
人間の持つ可能性は無限infinityです。
コメント (6)
higuchiさん、こんにちは。
札幌での会にご参加いただけるとのこと、大歓迎です。
詳細は後日、aisakuさんから連絡しますので、よろしくお願いいたします。
はじめまして。
aisakuさんからこちらを紹介していただきました。
一見なのに恐縮ですが、学会二日目の会に参加させていただけると嬉しいです。
asukaさん
おしゃるとおりですね。
悔しい思いもたくさんあったから、今のasukaさんがあるのでしょうね。
asukaがいつも出される力強いメッセージにある背景が垣間見えました。
最近思うんですが、患者さんと向き合っているつもりが、実は自己中心的に向き合っているなんてことに気づいていない人もちらほら見かけます。自分のやっていることを証明するために、患者さんを見ているような感じですかね。
最後は担当した方が思い描いた生活が送れるか、そこにどれくらいぶつかっていったかが大事かなって感じます
新年度からステキなコメントをありがとうございます。
リハビリ専門職は分からないことが罪ではなく、分からないことをそのままにしておくことが罪であると思います。その後をどうしていくか、きちんと自分で責任を持って行動していくことが重要ですね。
一生学び続ける仕事ですから、学ぶことや勉強することが義務だなんて感じる人も増えているようです。
困ったものですね。
北海道の夜楽しみですね。そこだけ気温が急上昇ということになるでしょう。明日から募集が始まります。いい会になりますように。
私自身、就職してから思い描いていたように上手くいくことばかりではなく、
何度も挫折を繰り返しながら今に至ります。
困難があったからといって目をそらせて乗り越えたかのように見せかけてはだめですね。
ましては自分の失敗を他人に責任転嫁してはいけません。
真摯に受け止めて次の時に挽回すればよいのです。
目の前の患者さんは意気消沈していても、その現状から逃げ出せない場合が多いです。
だから私たちはその患者さんが乗り越えられるように支えていかなければいけません。
本気で患者さんの幸せに貢献したくてこの仕事を選んだのならば自分自身が落ち込んでいる暇はありません。
吉尾先生ほどの知識技術はまだまだありませんが、
自分の最大限の努力で患者さんと向き合っていきたいと思います。
新年度に先生のこのブログを見てつい熱くなってしまいました(笑)
長々と失礼しました。
aisakuさん、吉尾先生、北海道の夜は熱くなりそうですね!!
aisakuさん、おはようございます。
いつもコメントをいただき、ありがとうございます。
私は今日2日と4日に新人研修の担当をしますが、双方向的なやり取りの中で、彼らの目から発せられるものをしっかり感じ取ってみようと思います。
さて、ご案内いただいた交流の場をご企画いただき、ありがとうございます。
もちろん私にもお顔が分からない方もいらっしゃいますが、コメントをお送りいただいている方々同士はほとんど分からないでしょうし、このような場があることはとても良いことだと思います。
多くの方々に参加していただけると嬉しいです。
吉尾先生
新年度が始まりました。玄関を出たら雨が降っていましたが、近くの桜を見てたまには雨にぬれた桜を見るのもいいなあと感じました。
昨日と今日の記事を読んで、17回目の4月1日を迎えた私の背筋がまっすぐ伸びました。
ステキな話題を提供いただきありがとうございました。
先生も書かれていますが、他者の人生がかかっている職業ですが、いつの間にかそれにふさわしい行動が弱化している人も見かけます。
今一度プロとは何か、プロとはどうあるべきで、どのような期待に応えていかないといけないかということを新人の目を見て考えなおさないといけないのかもしれません。
このブログを通じて交流されている皆様へ
いつも吉尾先生のブログを通じてとても刺激的な交流を頂きありがとうございます。
吉尾先生にも許可を頂き、このブログを通じて交流されている皆様と実際に交流する機会を企画しました。
5月に北海道で日本理学療法士学会がありますので、この学会が行われる北海道を交流の場としたいと思います。詳細は以下をご参照ください。
日時:5月28日(土) 19:00頃(予)
場所:札幌駅付近(予)
参加資格:吉尾先生の考え方に共感しており、このブログにコメントを1回以上残したことのある人です。(もちろん今から残していただいても構いません)
募集人数:10名程度(先着順)
申込日時:4/3 10:00 ~ 4/17 10:00
申込先 :blogparty.yfh@gmail.com
記載事項:名前 所属 職種 連絡先のメールアドレス
それでは、今回の機会を活かして皆さんで刺激を沢山分けあいましょう!