2009年も残り3日

 2009年も残り3日。今年は牛のようにゆっくり、じっくりと、というわけにはいかず、どちらかというと猪突猛進の年になってしまいました。たくさんの組織から講演の招聘がありました。千里リハビリテーション病院の特徴や具体的なリハビリテーションのあり方についてお話しをさせていただきました。病院の特徴についてはこのホームページでご紹介しているとおりですが、私自身が取り組んでいる機能解剖学的な視点に立ったアプローチにもかなり耳を傾けていただくようになりました。
機能解剖学的な話というのは決して難しい話ではありません。もちろん、脳の中のシステムのような結構難しいお話しもしますが、仰向けに寝た状態からまっすぐ起き上がるときに主として働く筋肉は何か、という医療人には基本の中の基本、そのようなお話しをさせていただいています。今年は講演やシンポジウムに5000名余の方々に会場に脚を運んでいただきました。心から感謝申し上げます。
私たちのアプローチが砂上の楼閣にならないように、今、土台となる石垣作りが急務のときを迎えています。決して経験則に頼らないで、おひとりおひとりに対して、根拠をもったアプローチができるように、来年も心を新たに取り組んでいきたいと思います。

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