磨けば光る!

2010年4月1日、本年度の新入職員が一同にそろいました。総勢40名。3/4がセラピストです。顔と名前が一致するまで相当な時間が必要かもしれません。
今年の国家試験の合格率は医師89.2%、看護師88.3%、理学療法士92.6%、作業療法士82.2%、言語聴覚士64.8%、社会福祉士27.5%でした。近年では理学療法士の受験者数の急増が特徴で、今年の合格者は9112名だったそうです。群馬県の上毛新聞(2009.10.22.)に「急増の結果、理学療法士の質が低下した」という記事が大きく掲載されていました。大量輩出時代において、卒前・卒後教育の充実を図らなければなりません。
新入職2日目に「接遇」に関するセミナーがワークショップ形式で開かれました。講師は介護福祉士のお二人。積極的な意見交換がなされ、とても充実した2時間で、皆が輝いて見えました。このときの気持ちを忘れずに、しっかりと人間に迫って欲しいと思います。
2010接遇WS2

コメント (4)

  • senri より:

    銀座さん、おはようございます。
    銀座さんの行動力は本物のようですから、とても期待しています。
    銀座通り商店街ですか・・・。世の中には同名の街がたくさんありますからねえ。
    私が推察するに、Tの銀座通り商店街あたりかと。
    まったくの勘ですが、最近、自身のひらめきが良いのに驚いているのです。
    これ以上は個人情報になりますね。
    これからもよろしくお願いいたします。

  • 銀座 より:

    御返事、誠にありがとうございます。
    「銀座」というニックネームは私の実家が「銀座通り商店街」というところにあり、私の生まれた原点なので、愛着を持って使わせて頂いております。

    「吟座」のおもてなし(創作的メッセージと味)から、どんな感動があるのか楽しみです。是非とも行ってみたいと思います。

    今日の研修を通しても、人間を根本に考え、「おもてなしの心」を持つことで、病院の身体拘束のあり方などにも気づくことができると感じました。
    この患者様にとってどのような声掛けが必要か?どのようなリハビリテーションを行うのか?試行錯誤は数知れませんが、着実に歩み、感動のおもてなしを表現できるよう努めて参ります。

  • senri より:

    銀座さん??、早速のコメントありがとうございます。
    とても素晴らしいまとめで、私自身がたくさんの力をいただいたように思います。
    原点を忘れず、基本を大切にしながら、着実に歩を進めていきましょう。
    ところで、この「銀座」というのは??
    偶然で驚いていますが、最近「吟座」というおでん屋さんに行ったことがあります。
    阪急グランドビル29階にあるお店で、創作的なお勧めのお店です。
    吟座のおもてなしは、お店からの創作的メッセージと、やはり「味」です。

  • 銀座 より:

    「HotelとHospitalの語句はHostel(仏)からきている」と研修会で教えて頂いたことが、これからの日本の病院のあり方と現状を端的に表現していると感じ、印象に残っています。Hospitalを辞書で調べると「主人が客をもてなす所が原義」とありましたが、「日本の病院=患者様をもてなす所」となっているのか?もてなすべき人間という意識がどこまであるのか?などと疑問に思いました。そして、病院には一流ホテルのような「おもてなしの心」がもっと必要だと感じました。

    2010年で開業120年となり、おもてなしの心を接客などで具現化されている帝国ホテルについて書かれた「帝国ホテル 感動のサービス」宇井 洋[著]ダイヤモンド社[編]には

    「『おもてなしの心』とは、常にお客様の期待に応えようとする心である。どのような場面でもお客様が何を望んでいるのかを考え、その期待に応えるように平素から行動する心構えである。」
    「『おもてなしの心』は、もちろん単なる精神論に止まるわけではない。実際の接客でお客様に喜ばれるような、現場の生きた技術でなければ意味がない。つまり、『おもてなしの心』とは実践的な接遇ノウハウでもある。」
    とありました。

    これを基に、回復期病院における『おもてなしの心』を考えてみると
    ・患者様の治りたいなどの期待に応えようとする心を持つ。
    ・患者様が何を望んでいるのかを考える。
    ・リハビリテーション技術、介助技術、チームアプローチ、コミュニケーションスキルなどを通して、患者様が喜んで頂く生きたノウハウを養う。
    などと言えると思います。

    今後は、帝国ホテルのような『おもてなしの心』を病院スタッフ・セラピストとして具現化できるスキルを身に付けて参ります。また、千里リハビリテーション病院には、ライブラリー本棚、マイ洗面台、バイキング形式のレストラン、本当の魚が泳ぐ水槽等々がなぜあるのか?そのものに触れ、見る度に確認し、病院創設の想い(原点)を常に確認し、スタートである今だからこそ、創設の想いを深く理解して参ります。そして、今後は人間ということを常に念頭において考えていきたいと思います。

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