川下り
先日、岩手に行ってきました。岩手には人間味あふれる大好きな仲間達がいます。彼たちに案内してもらって奥州平泉界隈を観光しました。鎌倉を中心とした複雑な人間模様によって思惑に揺れ動いた時代をもつ地方です。やはり歴史は重いと感じます。
北上川支流の砂鉄川にある猊鼻渓(げいびけい)の川下りを楽しみました。「川下り」なのに舟に乗って猊鼻岩まで「川上り」をしてから、出発点まで川下りをします。圧倒的に川上りに要する時間が長いのです。舟底が川底に着いてしまうのではないかと心配するほど浅い川でしたが、船頭の菊池さんは「念のため言っておきますが、今は川を上っています。」「私はベテランです。もう一言付け加えますと、大ベテランです。ただそれだけです。」とボソッと言って皆を楽しませてくれるのです。どこかの接遇セミナーではあり得ないような話の連発で、とても印象の良い川下り?でした。その証拠に「菊池○○○」さんという船頭の名前を覚えているくらいですから。
形だけの関わりでは特に印象に残りませんが、心に迫るようなメッセージを投げかけていただくと、その存在はとても大きな影響過程をなします。
コメント (6)
ありがとうございます、奈津子さん。
以前、遠野に河童を釣りに出かけたときも思いがけない楽しいことがたくさんありました。今回も菊池さんとの出会いやタンゴの懐かしい旋律、そして何よりもいつもの皆さんとの語らい、栄養をたくさんいただきました。
岩手山も桜色の靴下と緑色の靴を履いて、春本番を楽しんでいることでしょう。よろしくお伝えください。
猊鼻渓のあの美しい眺めと、ゆったりと進む船の映像がありありと浮かんできました。
船頭さんの心惹かれる話術と、渓谷の中にこだまする歌声が心に残っています。
楽しかったですね。まるで時間が止まったようでした。
吉尾先生、ぜひまた”岩手の仲間達”とご一緒くださいね。
私たち、首をなが~くして、お待ちしています!
いつも本当にお忙しいのにご都合をつけていただきまして、心から感謝いたします!
てっちゃん、こんばんは。菊池さんから受けたあの感動はそうそう感じれるものではないでしょう。コメントを拝見していますと猊鼻渓の菊池さんの雰囲気、私にはそのまま目の前に広がってきます。
これらのコメントを目にした方々には何のことだかさっぱり・・・という方も多いかと思いますが、そんな方にアドバイス。猊鼻渓に行って菊池船頭の舟に乗ってみることです。
そうですよね、てっちゃん。
諸橋さん、先日は大変お世話になりました。早3週間が過ぎてしまいましたね。皆様からはいつも刺激的な空間と時間をいただき、身も心もリフレッシュされます。ありがとうございます。
「実は私はベテランです。いや、もう一言付け加えますと、大ベテランですから、安心してください。」なんて堂々と言って、真に患者さんたちをリードできればいいのですが、私たちの世界はベテラン=確たる知識=信頼性ある理学療法、という展開を必ずしも約束していません。
菊池K.さんに負けないようなベテランにならないといけませんね。
吉尾先生
今回、先生と大人の修学旅行に同行させていただきありがとうございました。
ブログに掲載されておりました「川上り?」はとても感動的でした。
それも先生はじめ気が置けない仲間の存在と何と言ってもあの船頭“菊池さん”との出会いによるものと思っております。船頭さんの案内で船は進むわけですが、その案内がテンションが低く、お客さんをお客さん扱いしないような素っ気ない語り口調だったのです…。
しかし!? その話し方や雰囲気が全く嫌味なく妙に人を惹きつける魅力を感じるのです。あの場所に居合わせた他のお客さん達もきっと我々と同様にあの船頭さんの何とも言えない人間味を感じていたはずです。(この文面ではうまく伝えきれませんが…)
また舟下りの終盤では船頭さんの生の歌声で「げいび追分(舟唄)」を披露してもらいました。語り口調とのギャップもあったせか猊鼻の渓谷に響き渡りとてもすばらしい唄でした。
年間を通じて四季折々の景色を楽しめるということでまた違う季節での舟下りをご一緒できたらと思っております。
ベテランしかも大ベテランの先生には、また近い将来岩手での研修会開催はもちろんのことですが、情緒溢れる岩手を更に満喫していただきたいと思います。
次回もよろしくお願い致します。
吉尾先生
岩手での研修会ありがとうございました。大盛況の中、千里リハ病院の魅力や素晴らしさを伝えて頂き、岩手県の多くの療法士に感動を与えて頂き、感謝しています。また是非、岩手に素晴らしい実践を伝えに来て頂けるよう、準備致しますので宜しくお願い致します。