ことば

20100908ことば先週、水曜日に伊勢に行ってきました。お伊勢参りに出かけたのではありません。2つの施設を訪問したのです。その法人の会長から心にグッと迫るお話をたくさん伺うことができました。ありがとうございました。
写真はその施設の各所にあった標語です。一緒に出かけていた介護福祉士とことばの重さを思いながらカメラを向けたのでした。
8月20日の「ひとそれぞれ」でご紹介したある患者さんのご家族からお手紙をいただきました。「父はリハビリが嫌いなのではなく、病院生活が嫌いなのです。早くお家に帰りたい!お家で生活がしたい!という思いが強かったから私たちは受け止めたのです。」とご説明がありました。
ご家族のお父様への強い思いは、これまでのお父様ご自身のご家族に対する熱い思いやりのお返しでもあります。とてもとても素敵な方々と熱い想いをもってリハビリテーションに取り組める幸せをいただき、心から感謝申し上げます。

コメント (8)

  • senri より:

    gratitudeさん、こんばんは。コメント、ありがとうございます。
    理学療法士が一番得意とするところはスキンシップかもしれません。
    あるいはアイコンタクトかもしれません。
    これらはことばを補うものでもありますが、それをさりげなく使える私たちは
    恵まれているのかもしれません。でも、それに溺れてはいけませんね。
    その警告を届けていただくgratitudeさんに心より感謝します。

  • gratitude より:

    ご無沙汰しておりますgratitudeです。先生のお言葉には、その裏に現実と向き合
    い葛藤されている迫力を感じます。頑張っているという理由で誤魔化してしまい
    がちな心の弱さをさらけ出して、あるべき姿を一生懸命求めておられる姿に心を
    打たれます。ご本人が明らかに間違っておられるにも関わらず、ご自分の主張を
    繰り返されている場面に日常よく出会う時があります。その時に心を傷付けず、
    その人の心を暖める言葉が現実にはなかなか思いつかないことが多くあります。
    ご本人の幸せを考えて、厳しいこともお伝えていく必要もあるとは思います。飴
    だけではなく、人の心を暖める鞭とはいかなるものか、それともそもそも導く必
    要は無いのか、受け入れていくだけで本当に幸せに出来るのか、深い意味のある
    言葉です。

  • senri より:

    tsuboiさん、おはようございます。お久しぶりです。
    講習会がひとつのきっかけになって自己変革につながっていくならば私も嬉しいです。
    講習会は知識を得る場というよりも、自ら行動していくことの契機になる場、になれば、と私は思っています。
    もともとtsuboiさんはそのような要素をお持ちですし、活動もなさっているようにお見受けしました。ますます重ねていってください。素敵な人生につながりますよ。

  • tsuboi より:

    吉尾先生、こんばんは。 初めてコメントさせて頂きます。
     先日(8/27~29)三重県にて行われました現職者講習会にて大変お世話になりました、受講者の坪井と申します(前列にて受講させて頂き、熊本城を流れる『坪井川』にて話題にのせて頂いた坪井です)。

     昨日、当院リハビリ科にて、今回の現職者講習会の伝達講習を終え、吉尾先生が自分たちに伝えたかったものは何だろうと、もう一度考えています。
     今一番思い出されるのは、『患者様に対して、不確かなリハビリしかできていないのは、自分自身が一番よくわかっている』、という先生のお言葉です。

     それとなく、患者様と接してきてしまってきたかも知れない自分の臨床生活を、恥ずかしく思います。と同時に、吉尾先生から教えて頂いた講義内容を今一度、復習・読み返していると、やはり理解できていない点も多く、こんな気持ちで患者様の目の前に立つのかと思うと、申し訳ない思いと共に、不安に思います。

     
     しかし、今日先生のブログを拝見させて頂き、それでも僕たちは『たった一言の言葉』さえも全力で向かい合い、接していく職業なのだと気付かされます。
     そして、先生が懇親会でおっしゃっていたように、迷うことがあっても、立ち止まるよりは「1でもいいから進むこと(変わること)」だけが、今の自分の戸惑いや迷いを払拭させてくれるのではないかと感じています。

      
     先生には多くの『気付き』を僕に与えてくださいました。ありがとうございました。
     
     

  • senri より:

    asukaさん、おはようございます。
    いつの間にか外が明るくなっていました。
    気分転換にブログを覗いてみましたら、コメントがありました。
    いつもありがとうございます。
    おかげさまでしっかり気分転換もでき、ことばの引き出しを多くするために
    出勤までもうひとがんばりできそうです。

  • asuka より:

    もったいないお言葉をありがとうございます。
    どうしても想いが先行してしまい、冷静になりきれないときや上手く表現できない時があります(笑)
    多くの人に想いが正しく伝わるように、もっと知識を深めていく必要があると感じております。
    まだまだコトバの引き出しは狭いです(汗)
    私も先生から感銘を受けたり、多くの知識や考えを学んでおり、感謝、感謝です。

  • senri より:

    asukaさん、こんにちは。
    asukaさんのメッセージを拝見していつも思います。
    温かく、熱い方だなあ、と。
    一方で冷静に物事を見つめようとすることのできる倫理観のある人だと。
    asukaさんのことばひとつひとつに感銘しています。

  • asuka より:

    おはようございます。
    素敵な標語ですね。私自身も何気ない一言に傷ついたり、心を暖めたりはよくあります。
    どんなコトバを発するかはとても重要だと日々痛感しております。
    心を暖められるようなコトバのみを発していけるような人でありたいと感じます。

    患者様にとって、リハビリを行う環境が家庭復帰、社会復帰を目指すものならば“病院”という特殊な空間ではなく、“家”にいるような感覚で入院できるような場所を提供できるよよいですよね。

    先生のブログはいつも心を暖め、考えるきっかけを与えてくださいます。ありがとうございます!

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