Mスタ

「Mスタ」って聞いたことありますか?
Masaharu standingの略語で、Masaharuは私の雅春です。
ネーミングは湯布院のスタッフの皆さんが考えたのだそうです。写真は大分の湯布院厚生年金病院の渡邊さんと太田さん、別府リハビリテーションセンターの吉村さんで、先日、病院を訪ねてきてくださいました。とても楽しくて、明るくて、ひょうきんで、そして熱くて、臨床場面もとても楽しそうな方々でした。201109Mスタ

脳卒中の患者さんは最初の頃うまく座れないことが多いのですが、座れないとき、どのような練習をしますか? 座れないから座る練習をする、という選択は適切なようですが、私はそうは考えていません。詳しくここで述べることはできませんので、詳細はセミナーで。
要するに股関節は70度くらいしか曲がりませんから、通常の座位では骨盤は後方に20度以上倒れていることになります。それを随意的に維持することはとても難しいことなのです。長下肢装具を着けて体重を両足にかけて立つと、お尻の周りの筋肉が働きやすくなります。そして骨盤も床に垂直になりやすいので、体幹もまっすぐになるのです。
この立位をより安定させるために、机の台や高くしたベッドにお尻をちょこんと載せて立つことを「Mスタ」と呼ぶのです。Mスタ、なかなかのネーミングで、気に入りました。
学習は簡単なことから始めましょうよ。

コメント (10)

  • senri より:

    suzukiさん、こんにちは。
    セミナーに、ブログに、ありがとうございます。
    確かに簡単に答えは出てきませんでしたが、続けていくとつながるものです。
    継続は力なり、でしょうか。
    臨床家はそんなことを考えるためのヒントをたくさん得られる環境にいます。
    そういう疑問をお持ちになったらどんどん発してください。
    これからもよろしくお願いいたします。

  • suzuki より:

    ブログいつも楽しみに拝見しております。
    先日の山梨での学術研修大会で、吉尾先生のテクニカルセミナーを聴講させていただき、
    大変勉強になりました。

    病院に戻ってすぐ、
    教えていただいたこと(Mスタ、肩へのアプローチ等)を臨床に役立てています。
    自分のアプローチではなかなか改善しなかった方に改善がみられ、
    嬉しく思うと同時に、この技術に行きつくまでに相当苦労されたのではと感じました。
    そして自分でもいつかこのような技術を発見し、
    発信できるように努力していかなくてはと改めて思いました。

    今後も吉尾先生からたくさん勉強させていただきたいと思っています。
    よろしくお願いいたします。

  • senri より:

    大城さん、こんばんは。
    「あ」だけですか?
    これにはどんな意味があるのでしょうか???
    原点回帰?
    それ以前に、果たして大城さんって、どなた?
    先日の、ですか?

  • 大城 より:

  • senri より:

    麗美さん、おはようございます。
    セミナーに、ブログに、ようこそいらっしゃいました。
    装具についてはこれまで努力してこられた方々もいらっしゃいますが、
    全体としてみたとき、理学療法士は自身の好き嫌いで
    患者さんたちの人生に影響を与えてきた可能性があります。
    あるべき姿ではなく、猛省しなければならないと思っています。
    これからです。これから。
    またぜひお越しください。
    どうぞ、よろしくお願いいたします。

  • 麗美 より:

    こんばんは、17日のセミナーありがとうございました。
    気になっていたMスタ記事発見し、聴講した内容が心に入り込んできました。

    とても驚きあふれる内容で、発見が多かったです。
    私自身の無知を自覚するきっかけにもなりましたし、
    これからの装具に関しての課題が明確になってきました。

    装具療法について考えることも、Mスタを取り入れること
    私が行う理学療法の可能性を広げ、検討を重ねていきます。

    本当にありがとうございました。

  • senri より:

    スーさん、こんばんは。
    学術集会にエントリーしていただいて、とてもうれしいです。
    ありがとうございます。
    私は会場にしっかり張り付いていますし、
    皆さんの演題を積極的に楽しみたいと思っています。
    よろしくお願いいたします。

  • スー より:

    吉尾先生 こんにちは。
    以前、お誘いを頂いた神経部会の学術集会で発表させて頂けることになりました。

    自分では考えつきませんでしたが、先生のひょんなお誘いからの発展の結果です。
    きっかけやアドバイスをくださいましてありがとうございます。

    当日、先生もいらっしゃるようですのでまお目にかかれればと思います。

    それでは引き続きお体にお気をつけて(決まり文句みたいになってきましたが、お忙しいと思われるので本当にそう思っています 笑)。

  • senri より:

    ケンタロウさん、こんばんは。
    セミナーに、そしてブログにお越しいただき、ありがとうございます。
    Mスタ、なかなかいい響きですね。うまく考えられたものです。
    ぜひ広めてくださいね。よろしくお願いいたします。
    また11月にお会いしましょう。ぜひ、お声かけください。

  • ケンタロウ より:

    ブログいつも拝見せていただいています。
    過去に二度、吉尾先生のセミナーに参加させていただいた者です。
    いずれも長下肢装具のセミナーで大変勉強になりました。

    Mスタ!
    電車の中で笑ってしまいました。
    私も明日からそう呼びたいと思います。
    神奈川の小さな病院ですが、少しずつ周りにも普及させていきます。

    来月には画像のセミナーに参加させていただく予定です。
    少しでも患者様のお力になれるよう、頑張って勉強します。

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