メリハリ
先日、総合臨床実習に来た学生Oさんと久しぶりに会いました。笑顔が絶えず、積極的に迫ってくる個性豊かな学生さんでした。私服になったときの彼女は個性豊かなというレベルを越えて、私の感性ではあり得ないファッションを楽しむ女子学生さんでした。でもやるときはやるという、そのメリハリがなんとも嬉しい存在。
生活の中にそのようなメリハリがあるということはとても大切なことだろうと思っています。私自身もこのメリハリをつけた生活がうまくできない人間のひとりですから、切り替えを楽しめる人を羨ましく思います。今年こそは、今年こそはと思いながら早何年経ったでしょう。新年早々、「やればできる」と書いたものの、もう弱気になっています。学生Oさんが描いてくれた私の似顔絵を改めて見てみましたら、うーん、メリハリのない顔に見えますね。学生Oさんに見透かされているかもしれません。
患者Mさんがおっしゃっていました。「自分がやるしかないでしょう。だって、私の代わりにトイレに行ってきて、と頼んでも誰にも代わりはできないでしょう。しんどくても、痛くても、面倒くさくても、やはり自分がやるしかないのよ。」骨折して、脳卒中になられてとても辛いのに、にこにこ笑顔でおっしゃっていたMさんのお顔がとても素敵でした。
コメント (6)
akaneさん、ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
安堵感、いい言葉ですね。
私の存在がそのような状況を醸し出すものであればうれしいのですが、
まだまだ配慮が足りないなあ、と思うことがしばしばです。
その時その時を大切に、目の前の方々と関り合いたいと思います。
すてきな絵ですね。
穏やかでお優しい表情で癒される絵に感じます。
また、学生Oさんの先生に対する想いも絵に現れているようです。
学生さんに対しても、患者さんに対してもそのような安堵感をもたせる表情で接してらっしゃるのではないかと思います。似顔絵のような表情で自分も患者さんに接していきたいです。
私はもともと信念が強い人間ではないと思いますが、知らないことによって患者さんたちに相当な迷惑をかけていることは許されないことですから、なんとか努力して私たちの共有情報にしていかなければと思っています。そこに変な遠慮は無しにして、しっかりした橋渡しを患者さんに、そして後輩たちにも渡せるように努力を重ねていきたいですね。
先生の場合は,そうしなくても必然的にそうなっていくように感じます.
私の方が先生のその信念の強さにいつものせられています(^^)
こんばんは、asukaさん。
asukaさんはどこまでもpositive。
そこまでおっしゃると、私もそうしないといけないような気持ちになってきます。
うまいですねえ・・。
「継続は力なり」ですね.
私も一度決意した事を,確固たる信念を持ってやり遂げられるように,心がけていきたいと思っています.
似顔絵からメリハリを通りこして,全てを深く包み込むような顔のようにみえます.
また,透き通った瞳から信念の強さを感じます.