桃太郎
岡山駅前には猿、雉子、犬をお供に鬼ヶ島に向かう桃太郎の像があります。鬼が出てくるのは鬼門。丑と寅の間、北東の方角になります。桃太郎にちなんだ場所は岡山以外に奈良、愛知県犬山、香川県高松などいろいろありますが、本当のところ、鬼ヶ島はどこにあったのでしょう?もしかしたらそれぞれの地方から見て鬼門の方角に鬼ヶ島があったのかもしれませんね。
でも、よく考えてみると、その鬼門は反対の立場の人からすれば好ましい門になりませんか? まあ、世の中にはいろんな立場の人々がいて成り立っているわけで、鬼門だからと忌み嫌ってばかりいてもよくないですね。
大阪城から見て鬼門の方角はその当時敬遠されていたそうですが、松下幸之助氏はそこに会社を立ち上げ、見事にPanasonicとして世界のリーダーに成長したのです。
サルは「智」、キジは「勇」、イヌは「仁」を表すと言われています。桃太郎の「力」だけでは事を正しい方向に導くことはできないということを教えてくれています。いにしえの人々は私たちに多くのことを言い伝えてくれました。医療に携わる人間として大切にしたい心です。
コメント (11)
おはようございます。
rehabilitationの意味は勉強になりました。ありがとうございます。
日本国憲法の三大原則の他の二つである「国民主権」「平和主義」もリハビリテーションに通じますね。
患者様主体で考え、治療法の違いで仲違いすることのないようにするのは基本的なことですね。
先生の患者様に対する深い愛情にいつも感銘をうけております。
ありがとうございます。
asukaさん、こんばんは。
私がasukaさんへの影響過程のひとつとして存在していることは光栄なことです。
それに恥じないようにこれからも精進していかなければ、と思います。
ところで、rehabilitationの意味ですが、
habilitateは「資格や権利を得る」という意味です。
habilimentとは「服装、衣服、礼服」という意味があって、特に裁判官など、式典などで身に着ける礼服をイメージしてください。
再びそのような立場になること、再びその立場の人が身につける礼服を着る、再びその権利を得ること、という意味がre-habilitationの本来の意味です。
故に、リハビリテーションとは「人間としての復権」という意味を持つのです。
日本国憲法の基本原理は「基本的人権の尊重」で、リハビリテーションに通じます。
それを誇りに思いながら、私はリハビリテーション医療に携わっています。
おはようございます。
強い信念は持ちたいと考えていますが、まだまだ考えが甘いところもあるので、
いろんな精神を受け入れて吸収していかなければならないと感じています。
先生の精神が私に大きな影響を与えています。
いつもありがとうございます。
rehabiritation=re-habiritation=再び-回復させること
このように学生時代習いました。
学生の頃は機能回復、能力回復だと把握していましたが、
今はもっと広く一人の精神的な活動を営む人間としてとらえなければと感じています。
歩行一つとっても、たかが歩行、されど歩行。
もし、自分が歩行できなくなったら、それは単に歩行ができないだけで収まるだろうか?
歩行できるか、できないかで生活が大きく変化し、精神的にも大きな影響を与えます。
そのような人の人生に関わることを仕事にできることに誇りを感じます。
人が幸せを感じるのに、仲違いは必要ないですよね。
やはりasukaさんは凄いですね。とても強い信念を持っていらっしゃいます。
私ももっともっと見習わないといけません。
リハビリテーションとは「人間としての復権」だと私は考えていますが、
そう考えるとそれは素晴らしいことだと思います。
それに携わることの奥深さ、幅広さはなかなか味わうことのできない人間的行為です。
仲違いし、争いを起こすのも人間的行為と言えばそれまでかもしれませんが、
それは人間として本来的なことを忘れた悲しい出来事です。
リハビリテーションの世界でそういうことは求めません。
新渡戸稲造とキュリー夫人が一緒だなんて、すごいですね!!
ユネスコの理念の一つに“人類共通の福祉”があり、私たち理学療法士とも繋がりますね。
新渡戸稲造のように、正しい信念を持ち、それを貫く精神の強さを持ちたいものです。
イエス・キリストやムハンマドはその精神を文字で残さなかったため、
その弟子達によって教えが様々に解釈され今でも世界中で宗教戦争を引き起こしています。
そのようにリハビリの間でも考え方の違いでお互いに仲違いしないように、
リハビリとは本来何かを明確にしていきたいですね。
asukaさん、お久しぶりです。
新渡戸稲造の「武士道」は世界各国で翻訳され愛された名著。
氏は世界的に活躍した人ですが、氏が事務局を務めた現ユネスコの委員会にあのキュリー夫人が委員としていたそうです。私はそれだけで凄いと思ってしまいます。
新渡戸稲造は自ら武士道を貫いた人だったのでしょう。
自ら律していくために、それらの精神を文字にして残しておきたいですね。
こんばんは.今日の名古屋は雪模様です.
松下幸之助さんは経営にだけ優れているのではなく,
「雨が降れば」や「道をひらく」など名言を多く残された偉大な方ですよね.
吉尾先生には通じるものを感じます(^^)
また,「勇」「仁」と聞いて新渡戸稲造の武士道を思い出します.
武士道には他に「義」「礼」「誠」「名誉」「忠義」などがありますね.
どれも医療者にとっても大切だと感じます.
「義」の意味である,
“人は才能あっても学問があっても、
節義がなければ世に立つことはできない”
ということは医療者にとっても重要な位置を占めると思います.
医療者は常に新しい発見も必要ですが,昔から伝わる精神も学ぶ必要がありますね.
soyuさん、おはようございます。
札幌のセミナーはなんとOTの札幌支部立ち上げ第1回の研修会として開かれたとのこと。
PTなのに、そのようなときにお招きいただき、光栄に存じます。
ありがとうございました。
お話している私にとって皆さんの熱い目がとても印象的でした。
またお会いできることを楽しみにしています。
病院はまだまだ課題が多いのですが、破天荒なことをしていますので、
精力的に進んでいくのみです。
患者さんたちが主体的存在であるように、これからも努力していきます。
ありがとうございました。
octrさん、おはようございます。
先日は寒い中、お越しいただきありがとうございました。
たくさんの方々が熱心に耳を傾けていただき、とても楽しいひとときでした。
お話させていただいた中から、一つでも二つでも心に迫るものがあったら嬉しいです。
臨床にお帰りになって、いろんな印象、疑問をお持ちになることもあると思います。
またフィードバックしていただければ幸いです。
初めてブログにコメントさせていただきます。
ブログ内容とは、一致せず、大変失礼いたします。
先日、北海道での講義に参加させていただきました!
大変、興味深い内容で、あっという間のお時間でした。
たくさん、臨床場面をイメージし考えることができ、日々先生のような
心の持ちようや姿勢を大切に、したいと思いました。
また、機会がございましたら、参加させていただきたく思います。
ありがとうございました!
追伸
病院の患者さまのお言葉たくさん、すばらしい病院ですね。
先生初めまして。昨日行われた博多での講演会に参加した者です。
一言お礼を申し上げたくて、コメントさせて頂きました。
講演の冒頭で、「Speculation(憶測)ではなく、Reasoning(根拠のある理由)をもつ」といった話がありました。私自身の日頃を振り返っても、Speculationで理学療法を行っているケースが多く、その根底には知識不足があると感じています。
Clinical Reasoningは理学療法を行う上で当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にできない現状があります。昨日の講演を聴いて、その現状を改善しなければならないと再認識することができ、非常に良かったと感じています。
解剖学、生理学、運動学。先生の話を聴くと、基礎医学の大切さを強く感じます。基礎医学は普遍のものであり、理学療法は必ず基礎医学に基づかなければならないと考えます。しかし、その知識もまだまだ足りないのが現在の私です。
いろいろまとまらない文章になりましたが、昨日の講演を聴いて本当に良かったと感じています。「吉尾先生の話はわかりやすいよ」と職場の先輩に聞いていましたが、本当にわかりやすくておもしろい講演でした。
ぜひまた先生の講演会に参加したいと思います。
ありがとうございました。