平和

20110218平和祈念像全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会第17回研究大会in長崎に出かけてきました。このような大会では多くの視点や方法にたくさん触れることができますから、井の中の蛙になっている自らを知る場としてとても良い機会だと思います。今回もそれぞれの病院の取り組みを伺い、改めて私たちの課題に気づいたことがいくつかありましたので、早速取り組んでいきたいと思います。
昨日は58回目の誕生日ということでお祝いをしていただいた後、皆で平和公園に行ってきました。満月でしたから、辛うじて平和祈念像の全貌を撮影することができました。過去に5回くらい訪ねてきていますが、真正面に稲佐山の山頂があるのに初めて気がつきました。
平和祈念像の前に立つたびに人間の愚かさを思います。職業や立場、そして人種を越えて「基本的人権」は尊重されなければならないと日本国憲法は謳っています。これが地球全体の憲法であることを願いたいと思います。
この精神は「人間としての復権」という意味を持つリハビリテーションの精神と重なります。私たちが患者さんやご家族、あるいはスタッフたちと関わるときにどうあるべきか、深く考えなければなりません。

コメント (10)

  • senri より:

    soyuさん、こんにちは。
    メッセージ、ありがとうございます。
    年齢にふさわしい活動をしなければ、と思いつつ、いつまでも28歳くらいのイメージです。ちょっと言いすぎでしょうか・・・?
    年齢を重ねるごとにやらなければならない仕事の範囲が増えてきていますが、なかなか処理できずに悩んでいるところです。私も優先順位の決め方がよくないのかもしれませんね。
    今年はこれから北海道での講演が3回予定されています。よろしければいらしてください。
    また、機会がございましたら、ぜひ当院へも見学にお越しください。

  • soyu より:

    お誕生日おめでとうございます!
    そして、長崎大会お疲れ様でした。
    私の勤務は、病院ですが、業務としてやらなければならないことが、
    職域以外にも、多い気がしています。
    セラピストとして、何を最優先し、疾患から症候から、何を治療することが
    最優先なのか、とても悩んでしまいます。
    また、お会いできる機会があれば、たくさんお話伺いたいと思っています。
    千里リハビリテーションのように、快適な空間はないので、できることから
    はじめたいと考えてしまいました。
    また、ブログのぞかせていただき、ありがとうございました!

  • senri より:

    katsuさん、ありがとうございます。
    katsuさんのメッセージを拝見しますと、なんだかジーンとしてきます。
    もっともっとしっかり取り組まないと。
    そんなに言っていただくと恥ずかしくなりますが、勇気倍増します。
    これからもよろしくお願いいたします。

  • senri より:

    asukaさん、こんばんは。メッセージ、ありがとうございます。
    asukaさんにエールをおくられると長生きせざるを得ませんね。
    リハビリテーションの理念に則ったリハビリテーション医療をやり遂げるために。

  • senri より:

    octrさん、こんばんは。コメントとお祝いのメッセージ、ありがとうございます。
    回復期リハビリテーション病棟の業務はチームワークだとか、患者さん主体にとか、
    個別性のある云々とか言われますが、なかなかうまくいっていない病院が多いようですね。
    もちろん千里リハビリテーション病院も他人事ではないのですが。
    でも、千里のスタッフたちの日常的な活動はやはり凄いな、と改めて思いました。
    皆さんがいろいろ悩んでいらっしゃることを普通に当たり前のようにやっています。
    一般病院から転勤してくる看護師の価値観の転換には相当なストレスがあると思います。
    今までとは全く違う病院、病棟ですし、看護師中心の病棟だったところに看護師の倍以上のセラピストたちが常勤しているわけですから。看護師たちの努力に頭が下がります。
    医師の動きも協力もなかなかのものです。
    よろしければ遊びにお越しください。

  • asuka より:

    戦争によって多くの人の命が奪われ、残された人たちに大きな傷跡を残しました。
    そのような悲しい歴史が繰り返さないように平和祈念像が建てられたのだと思います。
    私たちも過去の経験から悲しい出来事を繰り返さないためにも、
    基本的な人権を守るリハビリを展開するためにも、
    新たな事に積極的に取り組み、
    今まで救えなかった患者様を救う術を身につけるのは大切だと感じます。

    お誕生日おめでとうございます。
    長生きしてくださいね。

  • senri より:

    Hornさん、こんばんは。
    HP、そしてブログを覗いていただいてありがとうございます。
    昨日は声を掛けていただいたとき、自分の目を疑ってしまいました。
    お会いできてとても嬉しかったです。
    誕生日のいいプレゼントでした。ありがとうございました。
    千里リハビリテーション病院の課題は山積みされていますが、
    社会に訴えているものもたくさんあると思います。
    大阪にいらっしゃるようなことがありましたら、ぜひお立ち寄りください。
    4月に小樽で予定されている全道研修会での講演、お楽しみいただければ幸いです。

  • katsu より:

    吉尾先生、お誕生日おめでとうございます。

    リハビリテーションとは、全人間的復権と澤村先生に教えて頂きました。

    吉尾先生のおっしゃるとおり、戦争を繰り返す人間とは、本当に愚かであると思いますが、
    反面、先生のような利他の行動を拝見すると、人間って素晴らしいと思います。

    弊社の社長や社員は、「お客様のQOLを最後まであきらめない」という思いで
    仕事に取り組んでいます。

    最後の砦=要塞(フォートレス)と、本気で思っています。

    そんな私たちがいつも勇気を頂いているのが、先生のお姿です。

    いつも本当にありがとうございます。

  • Horn より:

    こんにちは。
    回復期研究大会、お疲れ様でした。

    昨日は先生に数年ぶりにお会いすることができ、少しでしたがお話できて嬉しかったです。

    早速貴院のホームページを拝見させていただきました。

    「リゾート」なのですね!!驚きました。
    札医の頃、先生がお話されていた色々なことを思い出しながら読ませていただきました。
    率直に、同じ日本にこんな病院があるのだなと思ってしまいました。
    本物を見学したらもっと感動するのだろうなと思いました。

    また北海道でお会いできることを楽しみにしています。

    そして先生、昨日お誕生日だったのですね!
    おめでとうございます!

  • octr より:

    先生こんにちは。昨日誕生日だったんですね、おめでとうございます。
    私も昨日と今日、研究大会に参加しました。
    長崎は私の地元であるため、自宅から参加できるという恵まれた機会であったと思います。

    今回の大会では理学療法士だけでなく、看介護職からの講演・発表も多数あり、非常に興味深く聴くことができました。日頃の臨床を振り返ると、リハビリサイドとナースサイドの間で隔たりのようなものを感じることがあります。このことは現在勤務している病院だけでなく、学生時代に実習でお世話になった病院でも感じたため、珍しいことではないのかなと思っています。そのような中でも、今回の大会を通して看介護職から病棟での生活をよりよいものにしようと、各病院ごとに工夫した取り組みをされており、参考にしたいと感じると同時に非常に嬉しくなりました。

    「患者様中心の医療」という言葉を耳にしますが、患者様中心ではなく自分中心になっているのではないかと感じることがあります。人材不足という問題もあるかもしれませんが、患者様の立場に立つという意識を、私を含めスタッフ全員が持つ必要があると思います。

    千里リハビリテーション病院さんの発表もお聴きしましたが、非常に魅力のある取り組みをされていると感じました。参考にしたいと思います。

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