Stand by

20110621クチナシ

Stand by. 傍にいます、支持する、準備する、待機する、という意味の英語です。

梅雨空の花の主役は紫陽花。でも、私が梅雨空の花の主役にあげるのはクチナシです。

梅雨空にどこからともなく漂ってくるあの甘い香りが私の記憶に残っています。熊本の田舎にはクチナシの木があちこちにあって、小さいときに体験した甘い香りが今でもよみがえるのです。

今にも咲きそうに大きくなったクチナシの蕾が鮮やかな緑で私に声をかけてくれました。小さいときの心地よい体験は私を和ませてくれます。最近睡眠不足が続いて、少々不健康な生活をしていますが、大阪の住まいの庭にあるクチナシの花が正にstand by me.です。

あと数日で甘い香りを漂わせてくれそうです。

患者さんたちは思いがけない病気によって大変な毎日を送っていらっしゃいますが、ご家族がお見せになる「いつでも傍にいますよ」という眼差しを受け止められたとき、これほど嬉しいことはないのではないかと思います。私たちも応援していますよ。

コメント (7)

  • 中井 より:

    焼酎のお湯割りが恋しい頃にじゃこ天スタンバイアゲイン。

  • senri より:

    中井さん、おはようございます。
    先日はほんのちょっと前に出張に出てしまったようで、大変失礼致しました。
    あの後、札幌、東京、名古屋と行脚していましたので、帰りが日曜日遅くになり、
    実は賞味期限に間に合わなかったのです。
    そのため、写真を撮ってもらった上で、スタッフたちに食べてもらいました。
    梅雨の季節で、かなり気温も上がっていましたので・・・。
    とても甘くて、中身は全てジャコのすり身という具合の風味で、もっと食べたい
    という感想を寄せてくれました。写真でもとても美味しそうな色合いでした。
    私も熊本出身ですから、長崎のジャコ天、鹿児島の薩摩揚げ、宮崎の云々、と九州それぞれの練り物をもともと楽しんでいました。すり身を贅沢に使うのはなんと言っても長崎。
    だれやめにスタンバイのジャコ天。私はまだだれやめのアテにしていないのです。
    懐かしいものを思い出させていただき、ありがとうございました。
    そして中井さんのstand byにいつも感謝しています。

  • 中井 より:

    だれやめにスタンドバイのジャコ天.如何でしたか?

  • senri より:

    まんちゃさん、おはようございます。
    いつもミーシャに優しくお声かけいただき、ありがとうございます。
    おかげさまでミーシャはとても幸せそうに過ごしています。
    ややもすると混乱している患者さんに性急な行動変容を期待する場面があるようですが、
    私たちもとても眠たいときにいろいろ強要されるといやですよね。
    そういうときにいかに援助していくか、私たちはもっと考えていかなければなりません。
    自分たちの価値観の押しつけにならないように心がけていきたいと思います。
    また札幌でもお会いできれば嬉しいですが、
    できましたらぜひミーシャのいる私たちの病院でお会いしたいですね。
    いつも応援いただき、ありがとうございます。

  • まんちゃ より:

    吉尾先生,こんにちは.
    いつも楽しく拝見しております.
    ミーシャちゃんのほうばかりに,いつもコメントしてまして,スイマセン(^_^;)

    Stand by ~
    分かるような気がします. 混乱の時期にある患者さんにとっては,傍で支えてくれている人のことも分からなくなっている人もいますよね.
    そのような方たちに対して,周囲の状況に少しでも気づいてもらえるような関わりを持てることが,自分のライフワークと思い,日々仕事をしてます.
    そのような,混乱している利用者さんに,少しでも“気づき”を援助できたら,自分にとってはこの上ないうれしい瞬間でもあります.
    それは,生存機能を脅かされかねないバランスという部分から,社会性に至るまで,一貫してやっていきたいと思っておりまして,自分のところのスタッフにも,そのように教育しているつもりです.

    これからも,先生のブログから熱いスピリッツをいただきながら,がんばります!!

  • senri より:

    スーさん、こんにちは。ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
    セミナーにもよくお越しいただいているそうで、重ねてお礼申し上げます。
    私もこのことばがとても好きですし、医療に携わっている者にとって基本的な姿勢だと思います。
    私たちの知識や技術は患者さんたちに役立ってこそ意味があるわけですし、押しつけ、自己満足であってはいけませんよね。主役はあくまでもこれからの人生を生き直していく患者さんご自身。主役が輝くことが何よりも大切なことだと思います。

  • スー より:

    はじめまして、長野県で理学療法士をしていますスーと申します(研修会では行くたびに質問し,いつも丁寧にお答えいただくため、はじめましてではないかも知れませんが…)。

    stand by- 素敵な言葉ですね。

    私は最近常々、理学療法士をははじめとする医療スタッフは主役ではなく、患者さんを支える脇役でありたいと思っています。いくら医療スタッフが知識や技術があっても、それを受け取るのは、これから生きていく患者さん自身ですから。

    このように思っているからかも知れませんがこの言葉はとても心に響きました。

    これからも主役をより輝かせることもできる脇役を目指して行きたいと思います。

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