まるや本店

名古屋で開かれた第51回日本リハビリテーション医学会学術集会に参加してきました。
用事が重なったので6日だけ日帰りの出張になってしまいましたが、結構収穫があって、参加してよかったと思います。特に、他の方々、特に多職種の専門職者がどのような視点で研究活動をされているのか、知ることができました。今回の学術集会ではコメディカル枠を大きく確保していただきましたので、学会員以外のコメディカルがたくさん参加しました。その発表を覗きに来て、丁寧なコメントを寄せていらっしゃる著名な医師の姿もありました。このような機会は若いメンバーたちの意欲を掻き立てるでしょうし、チームとして相互理解していく姿勢を育成してく場になるに違いありません。
また、学術集会の幅の広さにも考えさせられるものがありました。ディスカッションが十分であったとは言えない会場もありましたが、学会は多面的に活動していかなければならないということを教えられました。
個人的には英語に慣れることと、外国の状況や取り組みを知ることを目的に、できるだけ英語の講演を聞いてみました。それぞれお国の事情もあるなあと思いましたが、国によっては、特にアジアでは都市と地方との相当の格差を感じる講演もありました。歴史や思想的な課題もあるようでした。
個々の演題発表については結構忙しく動き回って報告を聞き、気が付いたことは積極的にコメントしたり質問したりしましたから、楽しく過ごさせていただきました。
トヨタのロボットやITを駆使したいろんな評価機器、あるいは未体験の装具の体験もこれからの活動のあり方を考えていく上で参考になりました。積極的に考えていきたいものもいくつかありました。

今回は千里リハビリテーション病院からもOT森さんとPT吉村くんの2名が脳卒中に関わる発表をしました。特に吉村くんは初の体験でしたから、相当緊張したことでしょう。発表原稿を自宅に忘れてきてしまうくらいですから。報告の内容とプレゼンテーションは二人ともまずまずの出来栄えで、良しとしましょう。さらに脳に関する知識を深めながら今回のような機会を得ることによって、患者さんたちに還元できる存在になれると思います。特に森さんは次に控える世界学会での発表がより充実したものになるよう力を尽くすことで、新たな自己発見ができるかもしれません。

今回の慰労会は名鉄百貨店9階にある「まるや本店」で“特上ひつまぶし”と生ビールでした。皆さんは目だけで楽しんでください。言うに及ばず、滅茶苦茶美味でした。お店の前で45分くらい並んだでしょうか。長時間並んだことを忘れさせるには十分な風味と接客サービスでした。

コメント (4)

  • senri より:

    チャーコさん、こんにちは。
    1週間前、ぞろ目のお誕生日でしたか。おめでとうございます。
    こういうときの1年は何かの節目かもしれませんよ。良いことがたくさんあるといいですね。
    名古屋に行って、ひつまぶしをしっかり召し上がって、力もりもりですよ。

  • チャーコ より:

    こんにちは、吉尾先生。いつもブログ読んでいます。私も6月9日で55歳になりました。今は仕事探し中です。

    まるや本店・名古屋。私も仕事したら行こうかなあと思います。

  • senri より:

    asukaさん、こんにちは。
    当院のスタッフと同じ会場・同じ時間枠での報告ということをその場で知ってよかったです。
    順番がちょっとずれていたのでそれぞれの発表を聞くことができました。
    asukaさんのを皮切りに、発表を聞いた演題に対してはできるだけ質問やコメントを発してみました。それだけ自分自身も楽しい学会にすることができたようです。
    特にどのような視点でその研究をするに至ったのか、なぜそのようなことが起きるのかという問答に触れることを私自身は喜んでいたようです。
    asukaさんをはじめ、学会運営に当たられた方々に感謝し、次に活かす努力へと結んでいきたいし、いかなければならないと思いました。

  • asuka より:

    おはようございます。
    私の発表の時にも質問を寄せて頂き、ありがとうございました。
    今回の学会では初めてコメディカルポスターセッションを設けて頂き、
    講演も私たちが興味を引く内容も用意されており、充実した時間を過ごせたと思います。

    会場も広い場所でしたが、講演によっては立ち見も多数でていたと聞きました。
    理学療法学会の時もそうでしたが、そのような所からも、
    どのような分野、内容に興味があるかみえてきます。
    ひつまぶしのように、立ち見を忘れる内容でそれぞれの役に立てていればと思います。

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