偶然

九州北部で局地的な集中豪雨による被害が続いています。これでもか、これでもかと降り続く雨に、自然の驚異を感じます。被災された方々はこれほどの豪雨・洪水を経験したことがないと仰っていました。心からお見舞い申し上げます。まだ予断を許さないようですが、これ以上被害が広がらないことを祈ります。

先週末、山形・庄内を訪ねた折に山寺立石寺に参拝してきました。当日朝方まで雨が降り続いており心配しましたが、見事に雨は上がり、雨具を使うこともなく奥の院まで行くことができました。これまで2度、麓から見上げながら、いつかこの岩山を上ってお参りしたいと思っていましたから、実現できてありがたいことでした。庄内の若いスタッフたちが企画してくれたものです。「閑さや岩にしみ入る蝉の声 芭蕉」で有名な山寺。12名の御一行様で、中には下山して筋肉が震え続けるほどの筋疲労もあったようですが、皆さん、とても満足そうでした。素晴らしいお寺でした。
門前町のそば処「瀧不動生蕎麦」でいただいた蕎麦もとても美味でした。蕎麦の世界が広がります。実はこの1週間で6店の蕎麦屋さんを訪ねたことになります。

夜、皆で症例検討会をする前に、さくらんぼ狩りに出かけました。本来はそこでさくらんぼを買って各病棟に送るつもりだったのですが、もしかして品不足になっているといけないということで、途中、寒河江のさくらんぼ農園に立ち寄りました。幹事の酒井さんのお勧めの農園でした。とても甘くて美味しいさくらんぼでしたから満足度は200%。
「先週、私がお世話になっている下関の方から山形のさくらんぼが届きました」と酒井さんに話しているところに農園の若奥様が、「もしかして、その方は木下さんですか?」と。正にその木下さんのことで、この偶然にびっくり仰天。たまたま外を通りかかった園主の大沼正さんを呼び止めていただき、話が一気に盛り上がりました。30年前からのお付き合いだとか。ま、細かくお話しすると相当な文字数になりますからこのくらいにしますが、数あるさくらんぼ農園で起きたこの偶然、何かついてますね。そうそう、その大沼正さんが仰っていました。「カニとさくらんぼはよく選ばないといけない。何事も基本、基礎が大事だ」と。

あちこち動いていますと、いろんなことがあります。あり過ぎるくらい偶然の出来事があります。それが旅の楽しみにもなっています。このことは積極的に動いて専門的なことを学ぶ活動と重なるのではないかと思います。そのような中で生まれる人との出会いは自分自身を成長させてくれるきっかけになることは間違いなさそうです。

コメント (16)

  • chiemi より:

    理学療法士になるために学校へいき講義を受けます。
    筆記試験と実技試験を受け、水準をみたさなけれれば各termの単位はとることはできませんでした。
    理学療法発祥当時は筆記試験に実技試験があったと存じています。
    立ち上げの時は我武者羅に築かなければならず、自ずと知識や技術を向上させ
    科学的根拠を見出す努力があったのだと思います。
    そこには社会的に組織的に認められる存在があるのでしょう。
    日本において、膝といえば木藤先生です。ガイドラインの講習会に参加してそう思いました。
    臨床でのClinical reasoning含めてです。
    幕張メッセで行われた学術大会でも公演をされており全て拝聴することはありませんでした。
    臨床家で研究者。臨床家より研究者。
    徒手manual、pyisical、物理、biomechanicsを辿ってきてます。
    一度、機能評価を受けてきた人にわかることがあります。

  • chiemi より:

    吉尾先生 こんばんは。
    テーピングについて少し調べてみました。
    私が触れたことのあるテープは4種類あります。
    それぞれの利点はあります。市販されているテーピングの本を読み、
    その方に適応するテーピングかどうか考えました。
    肩の亜脱臼に応じる他の巻き方はないかとYou tubeで検索し、
    スポーツにおけるテーピング方法を見つけました。
    その方法と、キネシオで考えられている筋肉の役割としてのテープを巻きました。
    専門学生時代、部活の練習をしていて捻挫したことがあります。
    その時、応急処置としてのテーピングを先生に巻いて貰ったことがあります。
    校内だけでなく、指導者としても講師をされていました。
    実技の時も触診など直接、教えてくださいました。
    社会人になり、組織に入ろうか悩みました。
    知識、技術をどう活かすことができるか考えた故です。
    私の周りの人も理学療法士としての繋がりで、足底板など自己で切磋琢磨している人もいます。
    その知識や技術を活かすことができているかは私自身はみえてないのかもしれません。
    技術講習を受け、認定資格を取得できれば自信にもなりますし信頼も生まれてくるのではと思っています。
    認定資格をとるということは、維持していかなればならないこともあります。
    環境や能力が影響してしまうのでしょうか。

  • chiemi より:

    吉尾先生 こんばんは。
    肩は奥が深いと感じています。
    資料や文献、講義そして臨床から感じています。
    以前、被殻出血で担当していた患者さんで肩の痛みが強く触れるのも嫌がる方がいました。
    当院では三角巾かアームスリングは備えていますが、特殊な肩の補装具はありません。
    臥位の不良肢位、亜脱臼などマルアライメントがありました。
    どうにかならないかと考え、テーピングを試みました。
    使ったテープは、伸縮タイプ、非伸縮タイプ、自着タイプの3種類です。
    修正、固定、保護を考慮し我流で巻きました。
    3日後に疼痛軽減に至った経験があります。
    キネシオって知ってますか?と聞かれましたが、
    高校生の頃にキネシオテーピングの覚えがあります。
    簡単そうにみえて、テープのtensionに戸惑いました。
    tapingの講習に参加したことがないので、受講するのもよい機会とも思っています。
    その際、2日間の神経理学療法学会への参加は余儀なくされそうですが。

  • chiemi より:

    吉尾先生 こんばんは。
    的確な意見ありがとうございます。
    私自身はみえないこともあり、故に各方面に動いているのだと思います。
    庄内では憩いの場と丁寧な対応に距離感が難しい時がありました。
    2日間の研修は忘れることはないと思います。
    セミナーを受けて感じていることは、肩は信原先生、立花先生、
    率いる信原病院での研修に参加したいということです。
    究極な選択ですね。

  • senri より:

    chiemiさん、おはようございます。
    学ぶために各方面に精力的に動いていらっしゃるようですが、たまには留まることも必要かもしれません。
    結局は自分自身で考えて答えを出すか、誰かの傘下にいてその人の言うなりになるか、大きく分けるとそのどちらかでしょうけど、chiemiさんは前者かとお見受けしています。故にその栄養をつけるべく動いていらっしゃるのでしょうけど、たまには佇むことがあってもいいかもしれません。

  • chiemi より:

    吉尾先生 こんばんは。
    改めて、山形・庄内ではありがとうございました。
    新たな発見ができました。
    理学療法士を目指している頃の上司といえば学校の先生だと思っています。
    私は義理堅いその上司の基で学び理学療法士となりました。
    スポーツ領域の厳しさは実感していますし、学ぶために色々と動くと破産してしまいそうです。
    庄内での研修会の吉尾先生の熱心さは伝わりました。
    拝見しうることのない貴重な体験でした。

  • senri より:

    asukaさん、こんばんは。
    体調管理は言うまでもなく大切なことですね。
    最近は「骨休め」を心がけています。
    つまり、夜の睡眠時間を多くとるようにしています。
    これまでよりも3割増しくらいになるように過ごしています。もう1ヶ月くらいになります。
    もとが4時間足らずですから、びっくりするほど長くなったというわけではありませんが、私にとっては大きな変化です。
    この取り組みで貧血が多少でもよくなることを期待しています。
    以前から、主治医より、「吉尾さんに出す処方は、睡眠、です」と言われていますから、やっと実践に移したということです。効果を大いに期待しています。

  • asuka より:

    こんにちは.変わらず元気に日々過ごせています.
    良い出会いがその場限りではなく,その後の活動に繋がるように,
    基本を大切にしながら過ごしていきたいと思います.
    また,これからの夏本番で体調を崩さないように,体をやすめたり,
    季節の食物で栄養補給をしていきたいとも思います.
    健やかに仕事で活動するためにも,食事,睡眠という基本も大切にしなければいけないと感じます.
    ご多忙の先生も,そちらの基本も大切にしてくださいね.

  • senri より:

    chiemiさん、おはようございます。
    「そば」のコーナーに山形でのことのコメントをいただいていました。こちらに移動させようかと思ったのですが、なかなかうまくいかず、そのままにしてあります。
    改めて山形・庄内までお越しいただき、ありがとうございました。山形でお顔を拝見してびっくりしました。それに見合う収穫はございましたか?
    いろいろ思い悩んでいらっしゃる様子は伝わってきますが、chiemiさんはchiemiさんなりでよいのではないでしょうか。ケセラセラ。今を、目の前のことを、しっかりやりきることに尽きます。

  • senri より:

    くまうささん、おはようございます。
    その節はお世話になりました。
    今回もいくつかの偶然の出来事に遭遇し、もう偶然とは言えないようなエネルギーを感じるようになっています。
    何なのでしょう??
    その偶然のきっかけは山形市で行われて研修会の後の懇親会でご挨拶いただいたことになりますか。その行動がなければ、今回のいくつかの出来事にも繋がらなかったわけですから、くまうささんに感謝、ということになります。大切にしなければいけませんね。

  • senri より:

    チャーコさん、おはようございます。
    いつもコメントいただき、ありがとうございます。
    九州北部の状況は相当厳しいですね。
    うきはにお友達がいらっしゃいますか。うきは市は筑後川を挟んで朝倉市と反対側のエリアですから心配ですね。
    朝倉のニュースはたくさん流れてきますが、うきはの状況は入ってきません。山の斜面の向きが反対側になりますから雨の降り方も違ったのでしょうけど、やはり心配です。心中、お察しします。

  • senri より:

    asukaさん、おはようございます。
    お久しぶりですね。お元気でお過ごしでしたか?
    コメントにお書きになっているように、最近の積極的な活動が他方面で注目され、それだけに忙しくなさっているのだろうなあと思っていました。そのような中でのいろんな方々との思わぬ出会いは偶然と言える部分もありますが、それはやはりご自身の活動がなす必然的事象と解釈することもできますね。
    そのような事象はこれからますます多くなっていくものと思います。
    それはそのままご自身の成長につながっていくでしょうし、大切にしたいことですね。

  • chiemi より:

    吉尾先生 こんばんは。
    鶴岡では様々な経験をさせていただけました。
    色々な繋がりがあるのだと複雑な思いで向かいました。
    その人の立場など。
    瀧不動寺生蕎麦は皆様に遅れての完食でした。
    吉尾先生の立場は、、、
    様々ですね。鏡にも及びません。
    セミナーで仰っていましたが、大腰筋が存在する部位に
    針を通すことは案外簡単ですが、これ以上刺すことは躊躇する状況でもあり
    そのsienceを立証できない、故に拘ってしまう場合もあると感じます。
    これではいけない、そう思いながら彷徨ってしまうのでしょうか。
    貴方は理学療法士、千里の副院長、日本神経理学療法学会の班長、いえばきりがないほどの存在です。
    しかしながら、一応のヒトであり人、人間です。
    一方で私は、理学療法療法士、日本赤十字病院の社員、苦悩の認定理学療法療法士です。
    しかしながら、一応のヒトであり人、人間です。
    以上です。

  • くまうさ より:

    集中豪雨で未曽有の被害にある皆様に、こころよりお見舞い申し上げます。

    庄内の今は快晴です。
    月に照らされていますが、織姫と彦星が静かに輝いています。
    大雨が晴れて御一行様、山寺へ・・・
    今では、いくつかの偶然に出会う不思議さを体験することが、
    楽しみとなってきています。
    小さな田舎に、学びを求めて足を運んでいただく旅人との出会いを幸せに思います。
    皆で迷いながら、みんなで体験しながら学び合う時間がつくれることに感謝しています。
    「すごかった」「凄かった」・・・吉尾先生セミナー!
    これは、偶然に寄せられた参加者の方々の言葉です。
    偶然って、もの凄いパワーを秘めているものなのでしょうか。
    ありがたい。感謝、感謝でございます。
    迷ったら「基本」大切にします。

  • チヤーコ より:

    こんばんは、吉尾先生。いつもブログ読んでいます。
    九州の集中豪雨、私もニュースで知りました。九州福岡うきはの友達と大分県の友達に、心配になり即LINEしましたが、まだ返事は来ません。
    山形のさくらんぼ、私も食べたいですよ。

  • asuka より:

    ご無沙汰しております。
    私も時折、導かれるような偶然に見舞われることがあります。
    会いたい人に会えたり、連絡しようと思っていたら相手から連絡が来たり、
    知り合いの紹介で思わぬ人脈が広がったり。
    どれも偶然だと思っていますが、その偶然を呼び寄せるくらいの行動があるからなのかなぁと最近感じます。
    そう考えると偶然より必然の方に近いのかもしれません。
    積極的に動くことはやはり大切ですね。
    専門職との出会いも、患者さんとの出会いも、私を大きく成長させてくれます。
    感謝です。

    最後に、
    九州北部で局地的な集中豪雨で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

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