和良川の鮎

前回の記述から約2週間が経ってしまいました。慌ただしく時が過ぎていった感じです。この間に近畿地方は梅雨入りし、アジサイが似合う季節になりました。クチナシも追いかけて咲いてきます。
NEC_3657先週末は岐阜に出かけてきました。岐阜入りした日に東海地方から西が梅雨入りしたのですが、幸いに夕方は小康状態でしたから、ホテルから長良川まで3㎞ちょっと、岐阜の仲間たちと歩くことにしました。少しピッチを上げて歩きましたから、お腹の具合もちょうどよくなり、名物の鮎をより一層美味しくいただくことができました。今回は郡上市を流れる和良川の鮎でした。臭みが全くなく、蓼などは不要。骨を取り出さず、頭から丸ごといただくのです。最高の味わいでした。環境の影響は凄いです。
ところで、この鮎の盛り付け方についてどう思われますか? 
私のテーブルに持ってくるとき、隅っこにずれてしまったというわけではありません。このように盛り付けられたようです。右下のレモンを岩に見立てます。笹は植物。そのように見ると、鮎がいかにも元気よく跳ねているように見えませんか? 日本の料理は実に細やかだと思います。そしてさりげなく気持ちを表します。要は箸をつける人がその気持ちを汲み取るかどうかということになりますが、そのようなことを考えながら料理をいただくと、ちょっと楽しくなります。
リハビリテーション医療の世界ではそのさりげない配慮が通じる場合もありますが、難しいことが多いようです。相手が分かるような手段できちんと伝える必要があります。さらに本当に伝わったかどうか、確認することも大切です。現に、コミュニケーションがとれていないことで生じる問題がしばしば発生しています。注意しましょう。心は見えませんから。

コメント (12)

  • senri より:

    c.t.nさん、こんばんは。
    先日はお話しする機会もありませんでしたね。失礼いたしました。
    結構楽しい研修会になったと思います。
    積極的に参加するということがよかったのでしょうね。
    和良川の鮎も生き生きとして積極的に見えるでしょう?

  • c.t.n より:

    吉尾先生 こんばんは。
    先日はこちらに足をお運びいただきありがとうございました。
    お二方のシンポジウムもありとても活発な内容で濃い時間でした。
    去年も参加させていただいたのですが、その時よりも高い観点からの知見とメッセージを感じましたし、新鮮でもありました。
    京都での会議に参加し休む間もないと存じます。
    お身体、お大事になさってください。
    鮎、いいですね。

  • senri より:

    keitaさん、お帰りなさい。
    この時期の蒸し暑さは必要なことなのでしょうね。
    日本は鮎の季節です。

  • keita より:

    吉尾先生、おはようございます。
    今日の深夜に無事に帰国いたしました。香港でもさらに4回ほど遅れて、5泊8日の旅になりました…。旅行としてもエキサイティングな良い経験ができたと前向きにとらえるようにしています。
    今日は梅雨の晴れ間なんですね。日本は蒸し暑いですね。

  • senri より:

    keitaさん、おはようございます。
    予定外の香港にいらっしゃるとは羨ましい。それはそれでエキサイティングなことでしょう。
    それにしてもロンドンからの帰りなのに、ルートが凄いですね。
    さすがに、もう帰国されましたよね? お疲れ様でした。
    今日は梅雨の晴れ間になるそうです。
    気持ちは前向きに過ごせそうです。

  • keita より:

    吉尾先生、こんばんは。
    学会は、学術としても文化としても貴重な経験でした。今後も海外で発表していければと思っています。
    飛行機移動には参りました。予定より15時間遅れで、日本に到着しそうです。今は、当初寄るはずではなかった香港にいます…。

    先生、移動が続いていますね。お体は大丈夫でしょうか?
    私は、徳山の夜景を見ることは1年に数回だけになっていますので、うらやましいです。

  • senri より:

    keitaさん、こんばんは。
    ロンドンですか。いい旅になったようで、良かったですね。
    外に出て日本の良さに気づくことも多いですし、外国の人々の価値観にも新鮮さを感じたりします。
    今後はもっともっとお出かけになりますね。
    私は先週に続き一昨日、昨日、徳山の夜景を見て、そして、明日も日帰りで徳山の景色を見ることになりました。

  • keita より:

    吉尾先生こんにちは。
    学会発表のため、ロンドンに行ってきました。英語は難しいですね。非言語コミュニケーションで、何とかしてきました。以前、吉尾先生も書かれていましたが、国際学会に来ると英語を学ぶ必要性を痛感します。
    また、日本で当たり前のさりげない配慮にも気づくことが多かったです。日本のことを改めて好きになった旅でした。

  • senri より:

    チャーコさん、おはようございます。
    いつもブログを読んでいただき、また、コメントをお届けいただき、ありがとうございます。
    今、アジサイがとてもきれいですね。
    この時季に六甲山に上がるとアジサイがたくさん咲いていてとてもきれいですよ。
    最近はちょっと変わったアジサイも多くなりましたね。
    チャーコさんはどのようなアジサイに惹かれますか?

  • チャーコ より:

    こんにちは、吉尾先生。いつもブログ読んでいます。
    近畿地方は本当梅雨入りしましたね。アジサイの似合う季節ですよね、家の近くにもいっぱいアジサイ咲いてます。
    写真の鮎、ホントおいしそうですね。また千里リハビリ遊びに行きますね。

  • senri より:

    aisakuさん、洞察力のある素晴らしいコメントをありがとうございます。

  • aisaku より:

    ご無沙汰しておりました。
    フランス料理なども色鮮やかに盛り付けしますが、日本料理はシンプルな盛り付けながら奥深いものがありますね。不確かで申し訳ないのですが、洋食は「できた料理をお皿に盛り付ける」、和食は「できた料理を盛り込む」と言った表現を使うことがあったと思います。
    その言葉からも分かるように、日本人の文化は「お互いを察する」や「思い図る:慮る」、「奥ゆかしい」というところに集約されますね。
    患者さん、家族、他職種、チーム、外部の方々の心を察しながら、社会活動を営もうと思います。人間ですからね。

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