ミンミンゼミ

2017/08/20 09:05

朝方、東京都江東区の図書館から汐浜運河の橋を渡って街路樹の下を歩いているとミンミンゼミが賑やかに鳴いていました。熊本出身の私にはもう少し涼しくなってからの蝉というイメージですが、確認した姿も確かにミンミンゼミでした。アブラゼミも少しだけ見かけましたが、主役はミンミンゼミです。ミンミンゼミは涼しい地域あるいは季節を好みますし、ケヤキや桜の街路樹が多い場所で、傾斜して乾燥した土に卵を産み付ける傾向があると言われています。百日紅の木にしがみついていたこの抜け殻がミンミンゼミなのか、アブラゼミなのかは分かりません。両者はほとんど同じ大きさですし。

東京は8月に入ってから今日まで毎日降雨を記録しているそうです。昨日に至っては雷、雹、暴風雨と凄い天気で、新幹線も運転を見合わせるほどの状況だったようです。私が上京した時には既に運転は再開されていましたが、けが人が出たり、車が水没したり、多摩川の花火も中止になったりしたとテレビのニュースで伝えていました。オホーツク海高気圧が強く南に張り出して冷たい空気を関東辺りまで運んでいるからではありますが、そもそもフィリピン辺りで雲の発達に伴う上昇気流が起こらないことで太平洋高気圧の影響が弱くなっていることがオホーツク海高気圧を張り出させているのだそうです。

2017/08/20 09:11

ミンミンゼミもこのような気象現象を土の中で感じ取っているのでしょう。
良くも悪くも自然界の営みは凄いと思います。そして気象予報士によるその現象の説明には妙に納得するというか、感心させられます。これまでの多くのデータと気象衛星による見える化の努力によって今があるのでしょう。その情報によってさまざまなことに影響を与えるわけですから、いい加減なものであってはいけないわけです。

患者さんの今後の人生に影響を与えるであろう脳卒中リハビリテーションの世界にあっては、その努力は相当不足していると思います。自然界のように、現象を集めれば見えてくるというものでもないのかもしれません。脳卒中の患者さんたちの場合、人の手によっていろいろ操作され過ぎて何が何かわからなくなってしまっている状況でデータを集めることになります。そうして集めたデータを解釈するのは容易なことではありません。だからと言って、触らないままのデータを集めることは倫理上許されません。
何か良い解決策をミンミンゼミに聞いてみたくなります。

コメント (2)

  • senri より:

    チャーコさん、おはようございます。いつもありがとうございます。
    ミ―ンミーンミーンミーンミーン・・・
    ミンミンゼミが鳴いている朝、これでやっと涼しくなるな、と思ったりします。
    大阪ではまだアブラゼミですね。
    暑さに負けないようにお過ごしください。

  • チヤーコ より:

    こんにちは、吉尾先生。
    いつもブログ読んでいます。
    ミンミンゼミ、私もよく犬の散歩中に公園とかでよく見かけます。アブラゼミも見かけます。
    脳卒中で倒れた方とも犬の散歩中に会話したりもしています。
    東京江東区、私、前に行ったことあります。
    また千里リハビリへ遊びに行きますね。

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