藤枝
日本がサッカーワールドカップ予選で初めてオーストラリアに勝利して、ロシアに行くことが決まりました。明らかに若手が台頭してきていることを見せつけた素晴らしい試合でした。本田ではなく、浅野、井手口でした。大げさかもしれませんが、歴史が動いた瞬間だったと言えるのではないかと思います。歴史は停滞してはいけないのだと改めて思いました。
珍しく休暇をもらって藤枝市に行ってきました。皆さんは藤枝がどこにあるか、ピンときますか?近くには焼津市や静岡市があります。有名なものは・・・?ピンときませんが、サッカーの日本代表の主将長谷部の出身地です。普通、休暇をとる目的は観光地に出かけたり、外せない用事をこなすということなのでしょう。今回の目的は後者。若い理学療法士として奮闘している藤枝のお二人を支援するためです。海野真氏と青島健人氏。これまで何度も私のセミナーに出かけてきてくれているお二人ですが、得た知識を病院や地域に持ち帰っても限界があります。ならば、私が藤枝に行きますよ、ということで実現したボランティアのナイトセミナー×2です。会場費や私の宿泊費はお二人が負担してくれました。若いお二人には相当な負担だったと思いますが、このセミナーに病院の、あるいは地域の関連病院からたくさんの人たちが参加してくれて、共通認識を持った意味のある連携につながればこの上ない喜びですから、と笑顔を返してくれました。だから素直に甘えることにしました。参加費無料のセミナーに出かけてくださった皆さんは、このお二人の真心に真摯に向き合っていきたいと思われたに違いありません。
この活動は日本におけるセラピストたちの環境を変えていくに相応しいものだと思います。50年余りの歴史の中で大きな変化もなく澱んでいると言っても過言でないこの空気は変えていかなければならないのです。澱んでいては癒着を起こすだけで、何が真実かわからなくなります。これまで中心的に行われてきたアプローチは大きく見直すときが来ているのです。そのためには東京、大阪などの大都市に若手を集めてセミナーを開催するよりも、新幹線の駅さえもないこのような地域で、ベテランも含めて寺子屋を開くことが大切なのではないでしょうか。
徳川家康が世に貢献したことの第一は戦をなくしたこと。結果、300年も徳川の時代は続きましたが、その大半は鎖国という制度下での社会でした。その後、ペリーが現れ、明治維新があり、社会は大きく動きました。今、学校に特別講義に出かけたり、各地にセミナーに出かけて聴講生に聞いてみると、ボバースのことは100%知っていますが、ハーシュバーグのことは100%知りません。なんと、上田敏という存在も知らないのです。日本のセラピストは流行りものには一見強いようですが、実は鎖国を好んで受け入れる存在なのではないかと思っています。
鎖は解かなければいけません。徳川家康の廟所がある久能山東照宮を訪ねて、そのようなことを思っていました。
コメント (17)
chiemiさん、いつもありがとうございます。
内容を少々触りました。お許しください。
人を見ていくということは厳しいものですよね。
その先生の厳しさはありがたいこととして受け止めたいです。
こちらこそ、遠いところありがとうございました。
衝撃的で、盛り沢山で千里の人に合わせる顔がないと感じました。
やばい、、、と言われる方もいましたが、
私たちは日常茶飯事なので何がヤバイのでしょうか。
解剖をしていた先生に、何教えてたんですか?
と問いかけたことがあります。
「神経内科(しんけいないか)」と答えられたときはビクっとしました。
やってしまったと思いました。こわくてビクビクしていました。
会話なのか愚問なのか、距離がありました。
耳に入ってくる言葉は、
中心後回(ちゅうしんこうかい)、縁溝(えんこう)、帯状回(たいじょうかい)など。
コソコソ、ソコソコ、ココココなど徹底トレーニングされました。
そしたら、貴方の6野は大丈夫ですかと問われるのです。
8野、9野はしっかり働かせていますか、MT野ばかり働かせていませんか?
側頭頭頂接合部のバランス、temporal cortexは回っていますか。
いつになく厳しい罵声でした。
chiemiさん、こんばんは。
いつも遠くまでお越しいただき、恐縮です。
chiemi三ほどの知識があったら私の話を聞かなくても大丈夫かと思いますが、、、。
収穫、ありましたか?
吉尾先生 こんにちは。
熊本ではありがとうございました。あ疲れ様でした。
台風の影響で、交通機関は欠航が相次いでいます。
大阪方面へ向かっているようですが、先生はご無事ですか。
近頃のいろいろな現象で思考をまとめるのが大変です。
動いてはみるものの、動くだけでは大脳皮質の活動は活性化しないのかと
首を捻る思いです。
なので、こうして手を動かしていますが座り作業では今ひとつ、、、
講義の感想として、凄かった、、、との声、
やばかった、、、等の声が聞こえました。
明日は東京の様でここで述べるには躊躇してしまいます。
chiemiさん、おはようございます。
呼子のイカもいけませんか。全国的にいろんな現象が起きてますね。
さて、さて、台風はどうなるのでしょうか?
熊本も福岡も大分もこれ以上の大雨はご遠慮願うばかりですが、風も相当なようですから、皆様の無事を祈ります。
熊本の今日の天気では飛行機の選択はありません。リスクが大きすぎます。
吉尾先生 こんばんは。
九州の自然は地震による被害が結構大変です。
現在、気になることは九州の西、東シナ海の台風18号です。
北北東を進路方向とし向かっています。
今は雨も風もなく比較的穏やかです。
17日に上陸するようですが935hpと強力ですので、
被害ないことを願っています。
実はこちらでもイカは不漁で特にケンサキイカは需要と供給が追いつかないこともあり、
その際は宗像から仕入れることで難を凌いでいます。
最近は真空パック等の技術の向上により、活きた状態での配送が可能となっています。
明日は阿蘇くまもと空港へ上陸予定でしょうか。
お足元の悪い中とは思いますが、
御気を付け願います。
aisakuさん、おはようございます。
コメントいただき、ありがとうございます。
地方で頑張っている人たちが底上げしてくだされば世の中は変わるかもしれません。
明治維新だってそうでした。
くまうささんも必死で取り組んでいらっしゃいます。
北見にも、旭川にも、帯広にも、札幌にも、小樽にも、洞爺にも、函館にも、青森にも、盛岡にも、山形にも、宮城にも、福島にも、新潟にも、栃木にも、、、。東日本だけでも各地で努力されている方々が相当目に浮かびます。いつかは実を結ぶときが来ると信じて、私はこれからも活動してまいります。
chiemiさん、おはようございます。
呼子が近く、さすがにイカには詳しいですね。
私も北海道がベースですから、イカには事欠きません。
とは言っても、最近は不漁だそうで、函館でもイカが上がらず、大変な時があるようです。
また、この時期、秋サケが本番ですが、ブリが圧倒的に多く、サケが定置網にかからないそうです。
ブリの1/10くらいだと聞きます。
九州の自然はいかがでしょうか?
ご無沙汰しています。
お変わりありませんか?
今回のブログを見て、数年前に始めて宇佐にお越しいただいた時のことを鮮明に思い出しました。あの時も藤枝のお二人のような気持ちで、先生にご相談させていただきました。
あれから5年がたち、少しずつ当院の脳卒中理学療法も前に進んだと思います。
時が流れるのは早いものですが、成果がみえるのはゆっくりとしているなあと改めて感じている次第です。
藤枝のお二人のように純粋な気持ちもとても大切ですし、それにこたえてくれる方の存在もとても大切です。あらためて、先生の通ってきている道に感銘を受けるとともに、自分自身のマイルストーンにしていき発展させていきたいと思います。
煮汁は浮い脂をある程度すくいあげます。
様々な汁物に応用されているようです。
一方で巨大なソデイカを好んだりします。
シャリにのっているソデイカは手に取ることはないのですが、
久々に高砂の唐揚げもよいですね。
藤枝、八代は日帰りですので交通には注意したいと思います。
吉尾先生 こんばんは。
ここんとこ、ふわふわしています。
竜巻や台風が発生する土地ではないのですが、
天候はさがりぎみです。
静岡は駿河湾。海の幸、山の幸にも恵まれた場所に位置しています。
タカアシガニ、サクラエビ、シラスが有名でしょうか。
一度、生シラスや生サクラエビを食べてみたいと思っています。
アオリイカはこちらでも釣れるようです。
イカにも種類がありスルメイカやコウイカも漁獲量に貢献していますが、
ケンサキイカは特別でやはり活き造りが一番です。
時間が経つと固くなってしまうようで、仕留めて寝かすことで
アオリイカ同等ともいえる甘みを味わうことができます。
同じ日本海でも東シナ海の潮が交わるとこうも違うのかと
吟味してしまいます。
スルメイカは干すことで栄養と味が凝縮されます。
刺身で食すことはほとんどありません。
イカのミミは美味です。コリコリとした歯ざわりはケンサキイカでしか
味わうことはないでしょう。
アオリイカは高級とされています。
甘みと柔らかさからでしょうか。
ミズイカ、シロイカとも呼ばれています。
郷土料理でイカのすみ汁があります。合わせるのは大根や冬瓜です。
豚のBロースの煮汁でシロイカを柔らかく仕上げることで
更に美味しく仕上がります。
くまうささん、おはようございます。
千里浜で夏休み。お元気そうですね。
千里浜は大好きな浜のひとつです。浜を何度かドライブしたことがあります。
地引網で魚を獲っている集団にあったこともあります。
ご自宅からはかなりの距離ですが、悠々の旅で楽しかったですね。
くまうささんの所もそうですが、私は地方に出向くことに意義を感じています。
そこにこそみなぎるエネルギーがあると思いますし、それを活かしきってほしいと思います。
くまうささんもその価値を教えてくれました。
藤枝のお二人も立派ですよね。頭が下がります。
吉尾先生お久しぶりでございます。
夏のお疲れを感じさせない「教育行脚」に元気な先生が見えます。
それにしても、富士山をバックになんともさわやかな笑顔のお二人ですね。
邪悪な支配につるむことなく、澱むことなくこの瞬間の自分たちを信じて進んでほしいです。
リハビリテーションは日進月歩の医療であるにもかかわらず、
ガイドラインの真実を教えることもなく、「ゆっくりかわればいい」と呑気なことを言っている
学校の先生がいるようですが、「あなたはどこに向かって学生教育されていますか」と問いたくなります。
私は母校で、上田敏先生、三好正堂先生など・ハーシュバーグ、ボイタ、ボバース、ルード、ブルンストローム
などなど幅広く外部講師から教えを受けました。30年以上経ちますが吉尾雅春先生にも脳卒中の手について講義を受けた記憶があります。そして、今でも社会の中でのリハビリテーションを含めて吉尾先生にお世話になっています。学ぶ精神は写真のお二人と変わらないと思います。熊本の八代のみなさん、藤枝のみなさんに「いつの日かお会い出来たらいいなぁ~」と感じています。
今日で夏休みが終わります。千里浜に釣り旅をしてきました。「千里浜(ちりはま)」っていいます。
何かのご縁でしょうか、千里(せんり)の御利益でスズキやキスが大量でした。
ただアオリイカは0です。同じエギを使っているのに隣の「仙人・・達人」だけが大量。
周り人は成果0。同じ色のエギを使って攻略本を熟読してしゃくりも同じなのに何が違いますかと尋ねると、
「足を運んで習えば見える」とその仙人(達人)が教えてくれました。
足元を見ると巨大なアオリイカが海から私を覗き見上げているのに気づきました。
悠々と海へと去っていくのを見て、「教科書だけではダメで執筆者の先生に直接習うことだ」と直感しました。
片道7時間半の車旅でしたが、青々とした空と海、果てしなく続く砂丘、不思議な仙人と出会ったもう一つの
千里浜は偶然にも神輿と獅子が舞って花火がまたおもてなしの有意義な秋祭りの夏休みでした。
お写真右の海が気になります。藤枝の海は何が釣れるんでしょうか。
次回の藤枝セミナーを余裕をもって教えていただければ竿をもって参ります。
吉尾先生、また、2月にお待ちしております。
藤枝、八代の先生方に吉尾先生のブログでお会いできて光栄です。
明日からまた仕事に励みます。
学校の授業では、学生は平等な授業を受けることができます。
教科書、教員がまとめた資料等で学ぶことができます。
期末試験では平等に最上位をとることなく、最下位をとることはないのです。
スポーツでははっきりと現れるようです。
基礎練習は同じことをしていますが、基礎フォームやパフォーマンスに
個人の特徴があります。実力の差がうまれます。
そしてそれが、チームに貢献しているか、成り立っているかです。
私自身、実感はしていないので単純に動くか動かないかの判断しか出来ないです。
動いてみたときの光景は独自の感性で捉えることができます。
千里に訪れたことがありますが、特別さはそこまでは感じませんでした。
特別なのは評価器具あがあること。
gait jadgeのみかたについて話しを聞けたことです。
吉尾先生 こんばんは。
専門性とは何かと問われると困ります。
私たちの脳は辞書でもなく棚でもないと思います。
私自身はよい教育者に出会い、教育を受けてきました。
実習指導者として、よい教育者かと言われると頷くことはできません。
実習指導者として学生の評価をつけなければなりません。
受け入れは卒業校に限らさせていただいているのですが、
「お前にしては甘いなぁ」と言われたことがあります。
評価はABCDで表されます。
chiemiさん、おはようございます。
お久しぶりです。
私の方はこのような活動をしているくらいですから元気ですよ。
相応の疲労感はありますが、旅が趣味ですから大丈夫です。
私たちの専門性って何だろう、と疑問を持つことがありましたが、
最近は専門性に必要な知識の蓄積あるいは教育ってどうしたらよいのだろう、
と考えたりしています。
吉尾先生 こんばんは。
お久しぶりです。
ご様子はこのブログでしか拝見できませんが、
お変わりありませんか。
今年の県士会の研修会は大畑先生がきてくださいました。
サテライトカンファレンスに参加していますが、
それ以上の症例検討、講義の内容でした。
感じたことはいくつかあります。
1つは動作観察の視点、分析の見解です。
2つは評価の表記や表現です。
ブルンストロームは知っています。上田敏先生も知っています。
ハーシュバーグは聞いたことがあります。
ボバースはボバースとして教えられたことはありません。
学生の頃、動作分析の課題で参考となる教科書に困りました。
学校の授業で、「姿勢」とは何かと問われました。
関節と関節の位置関係と答えました。
アライメントと姿勢は異なります。
反射と反応の違いは何か、錐体路と錐体外路、
皮質脊髄路と皮質網様鯛路の違いは何か。どう捉えるか。
相違、比較、関係なのか、状態や状況なのか。
広辞苑をひきたくなりますが、相応に膝に関する医学書もありますし、
心臓に関する医学書だってあります。